
評価

連合赤軍関連2冊目。
あさま山荘事件を現場から報道した元日本テレビアナウンサーによる著作。著者による取材、新聞記事の紹介、関連書物からの引用が随所に散りばめられ、そこに生々しい現場からのテレビ中継が再現されて読み応え十分。特に、坂口弘の書いた「あさま山荘1972」からの引用で、犯人側から見た事件当時の様子がわかるのでぐいぐい引き込まれた。ず~っと気になっていた人質だった牟田泰子さんの当時の状況と事件後の様子がわかってよかったが、つくづくマスコミ、それを取り巻くバカ野次馬の無責任さにやるせない気持ちになった。
佐々淳行氏(警察側)の本と事実が食い違う箇所があったがそれはそれで面白かった。警察側、マスコミ側と来たので、さて次は・・・
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