評価
再読(前回2019年1月10日)。
池田屋事件、禁門ノ変(蛤御門ノ変)を経て長州藩恭順まで。この間、竜馬は西郷隆盛と会い、神戸海軍塾の閉鎖にともなって塾生を薩摩藩邸に移すことに決め、長崎にて私設艦隊(会社)を興すことを西郷に提案し賛同を得る。いよいよ竜馬と西郷がフル活動を始める。
軍艦奉行・勝海舟の幕府を否定し、雄藩同盟で日本の外交権・軍事権をおさえるという「幕府無用論」、竜馬の金や軍艦は株として諸藩から出させ、平時は通商をして利潤を分配し、いざ外国が攻めてきたときは艦隊として活躍するという「私設艦隊案」が面白い。ま~どちらも、当時の日本では変人というべき人物ですね(笑)。
長州藩と薩摩藩の内情に多くの頁がさかれて竜馬の登場が少ないこの巻では、お田鶴さまとおりょうの竜馬をめぐる女の対決が出色!思わぬお田鶴さまの口撃に拍手!おりょうは好きになれないなぁ~(笑)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます