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一高ソフト部の熱き戦い

2013年06月02日 | 高校総体
◆女子ソフトボール3回戦
  盛岡一高 010 020 3 6
  北上翔南 000 071 ×  8


(一高バッテリー)澤瀬燈-小田島留歩

【一高先発メンバー】 ※名前の次の数字は背番号
1.⑨照井日々季4
2.⑥林史香6
3.①澤瀬燈1
4.②小田島留歩2
5.⑤岡田早希11
6.④吉田瞳10
7.③菊田亜衣7
8.⑧松浦菜月9
9.⑦細井佳歩8
控え堀合理子3、マネージャー照井里佳子

【戦評】
序盤から押し気味に試合を進める盛岡一は2回に先制し、シード校北上翔南を向こうに回して堂々の試合運び。

この回、先頭の5番岡田早希が見事な三遊間安打で出塁すると、一死後、7番菊田亜衣が四球を選び、続く8番松浦菜月も出塁し満塁の好機を迎える。9番細井佳歩のゴロは処理に焦ったピッチャーのエラーを呼び盛岡一が待望の先取点を上げた。

その後、序盤の好機に一打がでない盛岡一は5回、1番照井日々季、2番林史香が出塁すると3番澤瀬燈が手堅く送って二死23塁とし、満を持して登場の4番小田島留歩が打席へ。この打席、ワイルドピッチで労せずして2点目を追加すると、大黒柱・小田島のバットが火を噴き、見事な左前タイムリーヒットで3-0と北上翔南を突き放す理想の展開。

焦りの色が見え始めた北上翔南に、誰しもが「一高の勝利を確信」し始めた5回に予想もしなかった試練が訪れる。この回、北上翔南は疲れの見え始めた盛岡一エース澤瀬燈から2四球、3安打を奪って一挙7点を上げて逆点に成功。その後6回に1点を追加され3-8と差を広げられた盛岡一だったが、最終回猛烈な追い上げを見せる。

先頭の照井日々季が内野安打で出塁すると、続く2番林史香、3番澤瀬燈の打球が内野手のエラーを誘発、一死満塁の絶好機を迎える。4番小田島留歩が倒れ二死となった盛岡一は、5番岡田早希の内野安打、6番吉田瞳のゴロの間に三塁走者・林史香が猛然と本塁に突っ込み間一髪セーフ!となり2点追加5-8と北上翔南を猛追!7番菊田亜衣の犠牲フライでついに6-8と2点差に追い上げる。しかし、8番松浦菜月の当たりは三塁ゴロとなり試合終了。盛岡一高女子ソフトボール部の長い夏が終わった。

【管理人より】
今日は、いろいろな複雑な思いを胸に秘めつつ、ソフトボール会場に白堊バガ2号・木下と二人で向かいました。そこで展開された、白堊乙女11人の難敵に果敢に立ち向かう姿に本当に感動しました。最後は涙が出てきました。本当に真摯に試合に取り組み、勝ちたい、勝ちたい、もっと上手くなりたい、もっと試合を続けたい、もっと部活を続けたいという必死の思いが私たちの胸を打ちました。盛岡一高女子ソフトボール部の11人の選手から勇気をもらいました。ありがとうございました。

盛岡一高ソフトボール部、こんなに素晴らしいチームを見たことがありません。

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4 コメント

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Unknown (S57木下)
2013-06-02 20:16:32
盛岡一高ソフトボール部の選手、ご家族の皆さんお疲れさまでした!
惜しくも試合には負けてしまいましたが、元気でひたむきな姿に感動しました。
廃部は本当に残念ですが、それぞれ目標を持って残りの一高生活をenjoyしてください!
ありがとうございました!
応援委員も含めて本当に誇れる後輩達です。
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Unknown (平舘)
2013-06-02 21:15:51
ひたむきに頑張って来た選手に「ベスト8以上」の勲章をあげたかった。う~ん、残念・・・
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Unknown (S57澤瀬)
2013-06-03 12:43:37
素晴らしい記事をありがとうございます。昨日の一場面一場面を思い出し,涙がとまらなくなりました。
ベスト8で花東と対戦させたかった。
でも,よくやりました!
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Unknown (平舘)
2013-06-03 19:06:05
>S57澤瀬さん

ソフトボール部のおかげで、私も一高愛の原点に立ち戻れた気がします。スポーツにメジャーとかマイナーとかそんな言葉は要りません。選手や指導者の「情熱」があれば奇跡は起こせるし、起きると思います。これからも「情熱」を持った一高生を追い続けて行きたいと思います。本当にありがとうございました。
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