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海の都の物語(5)ー塩野七生

2022年07月10日 | 読書
評価4

再読(前回2020年10月18日)。
大航海時代をむかえ、胡椒の取引をめぐりヴェネツィアはポルトガルと対立し、オランダが産地を植民地化したことにより胡椒取引からの撤退を余儀なくされる。16世紀に入るとヴェネツィアは手工業の振興に努めることで持てる力の効率化に成功するのだが、スペイン、トルコという有能な君主が君臨する二大帝国に比べて能率の悪い共和政体を堅持するヴェネツィアは経済構造の固定化や海上戦力(乗組員)の不足に直面することになる。

16世紀にヴェネツィアで発展した手工業には次のようなものがある。
毛織物工業、絹織物工業、石鹸の製造(武器用)、ガラス工業、レース製造、出版業

ヴェネツィアの統治政体、社会構造の変化の解説からいきなり海戦へと話が展開するので戸惑いを隠せない。・・・ので、珍しく4評価。

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