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“春の憂うつ” PTAどう関わる?

2015-04-27 07:30:00 | 報道/ニュース

4月14日 おはよう日本


PTAの活動と言えば
登下校の見守り
備品を購入するための別マーク集めなど
多岐にわたる。
しかし不安や疑問の声も出ている。
PTAはマニュアルも無い
引き継ぎ書もあるような無いような
実態がわからない
など仕事が見えない不安。
役員のなり手が見つからずくじ引きやじゃんけんという決め方。
フルタイムの仕事を持つ女性は3年連続くじ引きで委員を任された。
日中の会合に参加するためには何度も有給休暇をとる必要があったという。
(PTA経験者)
「集まることに意義がある。
 決定したという決定事項にするために集まりがあって行くという感じ。
 私はことし1年間何事もなく終わればいい。
 それしか考えていない。」
(東京大学 瀬地山角教授)
「中長期的にデザインをする人が誰もいないことが一番の問題。
 3年後のPTAをどうするべきか誰も考えていない。
 しかも前例を踏襲することが一番コストがかからない構造が大きな問題。」
東京大田区にある小学校。
小学4年生のクラスでPTAの委員決めが行われた。
役員が仕事の内容や量を詳しく説明した。
「保護者のまとめ役
 当番表作成
 校庭解放
 防犯パトロールなどいずれも年1回。」
すると一つの委員に複数が立候補するケースが出てきた。
(立候補した保護者)
「立候補する気持ちになる。
 仕事の内容が実際分かると。」
「最初に仕事がわかっていた方が予定が立てやすい。」
立候補者が出る理由は2年前に始めた改革にある。
当時の委員9人のうち6人がフルタイムで働く母親。
ひんぱんに開かれる日中の会議など今までのやり方では続かないと改革に乗り出したのである。
(PTA会長 平川理恵さん)
「PTA活動そのものが組織披露しているのか
 なんだかわからない中でずっと行われてきた。
 改めて精査していくべき。」
まず行ったのが一番要望が多かった業務の見える化
それぞれの仕事内容やスケジュールを洗いだしてマニュアルにし
何をするのか誰にでもわかるようにした。
そして負担だった業務をスリム化
子どもと直接関係のない地域のお祭りやコーラス、ママさんバレーの手伝いなどを廃止した。
さらに会議の回数も半分以下に。
改革メンバーの1人 PTA役員の村上好さんも活動にかかわりやすなったと感じている。
仕事をしながら3人の子どもを育てる村上さん。
以前も役員を務めた経験があるが
多いときは週に4回学校に行くこともあった。
しかし今会合は月に1回あるかないか。
依然集まって行っていた活動報告などはインターネット上で共有するようになったためである。
PTAのために会社を休むことも減り活動に前向きになったという。
(PTA役員 村上好さん)
「PTAをやると楽しさや学校が身近に感じられる。
 みんなが一緒になってみんなで子育て
 そういう関係がPTA活動として醍醐味。」

 

 

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