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“チル”を求める若者たち

2019-07-07 07:00:00 | 報道/ニュース

6月13日 おはよう日本


SNSのインスタグラムには“インスタ映え”と言われる見栄えのする写真があふれている。
旅先の絶景や着飾った様子など
思わず“いいね”と反応したくなる華やかさ。
見る人の目を意識した写真である。
一方 同じインスタグラムににちょっと地味な“チル”と呼ばれる写真が登場するようになっている。
Q.“チル”ということばは知っていますか?
「知らない。」
「食べ物とかですか?」
「チルチル何とかのチル???」
「チル。
 ゆっくり過ごすみたいな。」
「これです。
 チルってる。」
チルとは英語の
chill out(チルアウト)=ゆったりする
ということばからきている。
インスタグラムに何気ない普段の様子を投稿してありのままの自分を見せることである。
頑張って見栄えのする写真を撮るのではなく
チルでは飾らない自分を表現している。
名古屋市内の特段変わったことのない近所の公園。
木陰で休んでいる人たちがいた。
「いわゆるベリーチルです。」
「気持ちいいな ♪
 ただ ただ のんびりしたい。」
普通の喫茶店。
ふつうのドリンクをあるがままに写す。
「日常をインスタグラムに載せたりしています。」
「インスタ映えよりも自分が落ち着ける場所の方がいい。」
3か月前からチルの魅力にひかれているという大学院生のUIKOさん。
UIKOさんは近所の公園で目にした何気ない風景でも
自分が“いい”と思えることに気づいた。
チルにひかれる前まではインスタ映えのために遠出をしたりお金をかけたりしていたというUIKOさん。
次第に自分の行動に疑問を感じるようになったという。
(UIKOさん)
「温かいご飯が出てきているのにインスタ映えの写真が撮れるまでひたすら撮り続ける。
 インスタ映えのために生きているような時があり
 そういうのは疲れました。」
いまでは等身大の自分を表現した写真を投稿し
共感してくれる人がいればいいと思うようになった。
(UIKOさん)
「無理しなくていいなと。
 自分のペースで周りの目を気にせず瞬間瞬間を楽しめるようになりました。
 普通に“いいな”と思ったものを友だちと共有したいからあげています。」
若者の動向を調査している専門家は
ネットに振り回されないための変化だとみている。
(電通若者研究部 小谷和也さん)
「SNS自体がインフラ化し若者にとって全部切り離すことはできない。
 そのSNSのために頑張るのは疲れたという時
 チルってちょうどいい。
 人それぞれのやり方でそれぞれの目的地に行けるようになるということ。」
インスタグラムには人からの評価を気にするよりも
自分の心の物差しで行動していこうと変化してきた若者の姿が垣間見られる。



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