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“リーガルウエディング” 人気の背景は

2019-07-23 07:00:00 | 報道/ニュース

7月1日 NHK「おはよう日本」


外国人のカップルが日本の法律に基づいて婚姻届けを提出し結婚を成立させる手続きを
「リーガルウエディング」といって
沖縄などで盛んにおこなわれている。
特に香港の若者の間で日本で式を挙げることがちょっといたステータスになっていたり
式に合わせて婚姻届けが出さたりする手軽さから
人気となっている。

仲睦まじく鳥取 大山町役場を訪れるカップル
香港から来た葉高成さんと何瑞儀さん。
ふたりが向かったのは窓口。
一緒に婚姻届けを提出し
正式に結婚が認められた。
このように外国人のカップルが訪れた国の法律に基づいて婚姻届けを提出し
結婚を成立させることを「リーガルウエディング」という。
鳥取県内では初めて大山町で行われた。
ふたりの新たな門出を祝おうと役場には大山町の竹口大紀町長ら大勢の関係者が集まった。
(新郎 葉高成さん)
「たくさんの人が来てくれて本当にうれしい。
 今日のことは一生忘れません。」
(大山町 竹口大紀町長)
「大山は自然が素晴らしくて景色もよくて森があって
 感動したものを香港に持ち帰って広めていただくことによって
 香港からさらにお客さんが来ていただけたら。
 大山町の事業者にとってメリットのある取り組みになるようさまざまな連携をしていきたい。」
婚姻届けの後にはメインイベントが。
大山町の式場には香港から親族や友人らおよそ30人を招いて結婚式が開かれた。
香港では海外で結婚式を挙げることがステータスとされ
さらに式のついでに婚姻届けも提出できるという利便性もあって
リーガルウエディングの人気が高まっているのである。
(新郎 葉高成さん)
「ここで結婚式ができて本当に幸せです。
 彼女は大山の天候や文化などすべてが気に入っています。
 それに木々や花々などの環境が良くて
 ここを選びました。」
また式場側も大きな期待を寄せている。
県内の婚姻件数が減少傾向にあるなか
増加が続く外国人観光客を新たな顧客として取り込もうとしているのである。
(プリムローズガーデン 営業本部長)
「インバウンドの結婚式をやることをどんどん広げていくというところで
 国を問わずにいろいろなところの方々が鳥取県に来ていただいて
 経済効果を生むようなひとつののきっかけになれれば一番いいかなと思います。」
ただ実際に婚姻届けを受け付けるのは市町村の役場である。
初めてのリーガルウエディングを受け付けるために
大山町では半年以上前から結婚式場と調整を進めてきた。
(大山町 住民課)
「パスポート・出生証明書・独身証明書が必要になります。
 なかなか例がないので慣れないところもあって1回ではそろわなかった。」
婚姻届けを審査する住民課では
名前の文字に間違えがないかなど手続きには慎重を要したという。
(大山町 住民課主幹)
「国籍によって法律も違いますので
 その辺が正しく処理できているのか
 間違えてはいけないこと
 これであっているのか
 というところに神経を使ったのが大変だった。」
式場とも事前に何度も打ち合わせを重ね
書類に不備がないかなど入念に確認を進めた。
(大山町 住民課主幹)
「窓口の対応が強化できればいいがなかなか役場的にも難しいので
 今いる人員の中でそれぞれが知識を積んで対応がすぐにできるようにできたらいい。」
地域経済の活性化にもつながると期待が高まるリーガルウエディング。
外国人観光客を呼び込む新たな取り組みとして注目される。

 

 

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