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働き方めぐって物議 中国 “996”問題

2019-07-15 07:00:00 | 報道/ニュース

6月21日 国際報道2019


中国で話題のネット動画。
♪ 昼も夜も残業だ
 7日間24時間
 携帯電話はつなぎっぱなし
 996を愛している
 でもこれじゃ病院行きだ
 会社がくれる幸せを受け止めきれない
ブラックな雇用環境を告発するため企業の実名をさらす動きも。
時から
時まで
日の労働
とりわけIT業界などが急成長を遂げたものの
その裏では長時間勤務が蔓延している実態を表したものである。

中国南部の商業都市 広州。
オフィスビルは夜遅くまで明かりが消えることはない。
夜9時過ぎ
ようやく帰宅する人たちの姿が増えてきた。
「週6日
 朝7時半から夜9時半まで働いています。
 疲れますが仕方ありません。」
「競争が激しくて・・・
 本当はこんな働き方はしたくないのに。」
“996問題”が顕著なのが中国の経済成長をけん引してきたIT業界である。
ベンチャー企業が続々と誕生する裏で
働き手は激しい競争にさらされている。
陳さん(30)はホテルの予約アプリを運営する企業で働いている。
競争に生き残るため業界では長時間勤務が常態化。
プレッシャーで体調を崩す同僚は後を絶たず
陳さん自身 不眠症になったことがあるという。
(陳さん)
「頑張って働かなければ他の同僚に取って代わられます。
 同僚にはプレッシャーで病気になったり
 頭髪が抜けたり
 不妊になる人もいます。」
そこに追い打ちをかけたのが景気の減速である。
去年の後半から業界で相次いだリストラ。
その影響で残業も増えたという。
陳さんの場合 忙しいときは週に7日
朝9時から日付が変わるまで働くこともある。
(陳さん)
「何時だろうとすぐに変身しないといけません。
 私も996の労働者です。」
深刻渇する“996問題”は社会問題に。
国営の中国中央テレビは
長時間勤務を強いられた若者が情緒不安定になる動画を伝え波紋を広げた。
一晩中残業だったんだ!
すごいプレッシャーなんだ
毎晩12時まで働いて・・・
社会に議論が広がるなか火に油を注いだのが
中国のネット通販の最大手アリババを創業したジャック・マー会長の発言である。
(アリババグループの創業者 ジャック・マー会長)
「私を996で批判する人は多いが
 私は996の労働でもまだ足りないと思う。
 そうしなければ社会も生活も向上しない。」
中国のIT業界で成功者の象徴ともいえるマー会長。
長時間労働を奨励したとも受け止められ批判が相次いだ。
“996で犠牲になっているのは時間だけではない
 尊厳と家族への関心だ”
“996で体が壊れ倒れたら家族はどうしたらいい?”
目まぐるしいスピードで成長を続けてきた中国経済の最前線。
そこに生じたひずみが
働く人々を苦しめている。



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