評価:+8点=88点
京都みなみ会館にて鑑賞
面白いというべきか・・・・?いやあ何か悲しい気分です。哀愁を誘うとかそんなもんではなく、とてもフランクという冴えない男にとてつもなく悲しさを感じたんです。
冴えなくてブサイクなフランクを演じたのはあのレイ・ウィルソン。そうそう最近観たあの「メタル・ヘッド」の少年の父親役だった人。こちらでもちょっと違うけど同じように冴えなかったね。
世のもてない男性に希望を与えるような話でもちょっとないし・・・・。むしろ今以上にドカンと損失感を与えてしまうかもしれないかもしれないですね。
そんな冴えないフランクにとって生きてきて、良かったと思うことは、何と自分には手の届かないような美人の妻をめとったということでした。
まさに夢か幻か・・・・ 毎日がバラ色
ところがこんな美味しい人生はそう長く続かなかった。やっぱりね。妻サラは心変わり、、、、。何とドラッグディーラー ジョックに入れあげ、彼の元に去って行ってしまう。。。。。
おおよそ勝てるような相手ではない。意気込んでジョックに立ち向かうものの、元々小心者のフランク。俺の車に触れるな!と言われ、それでも勇気を振り絞り、指で車をつつくという情けない抵抗でした
ドラッグディーラー ジョックにはケヴィン・ベーコン。この人こういう役ハマっていますな。
消失の日々が続く中、テレビで観たキリスト教徒向けの子供テレビ番組の「ホーリーアヴェンジャー」を見たフランクは神の声を聞く。そして考えた思いついたの、妻サラを奪い返すために、自ら考案したヒーロー クリムゾンボルトだ。
お手製のコスチュームに身をまとい、麻○の売人や児童○春者、はたまた街で見かけるモラルの無い奴らに立ち向かう
弱いヒーローか?と思いきや・・・・。これがまたえげつない。工具(レンチ)でいきなり殴り着け、血だらけにするのだ!これはどうもね。見かけとは随分違うので驚きます。ちょっと後味悪いな。
ということで、クリムゾンボルトの活躍は活躍とはされず、暴れるという悪いイメージでテレビで放映されることに。正義ではなく悪のもですわ。
それにしてもコスチュームを着るだけでこんなにも豹変するなんてね。人間ってシュチェーションが変わるだけで心も変わるんだなと。ある意味、制服なんかはこういう気分を高揚する不思議な役割があるのかもしれません。
そしてフランクはやがてとんでもないイカレた娘 リビーと出会う。
この娘がまたハイテンションでかなりとんでもないのです。リビーにはエレン・ペイジ。
早口でまくし立て、危ないんです。はっきり言って無茶苦茶です。彼女のパワーに引き気味のフランク。
暴力を悪いとはまったく思っていません。フランクも静止すること出来ずあたふた。思いすごしで悪い奴と決めてつけ、レンチでガ~ン!マジでこの人、ほんまに悪い奴?と聞くと多分そうだと曖昧な答え。
大丈夫、これで??
悪の領域で待ち伏せ。少々退屈そうな。
だんだんエスカレートしていくリビー(ポルティー)。善悪の見境も無く、、、、。
この吹き出しはなかなか
お色気はないけど、フランクに迫る。
悪を切る!というよりも暴力をふるっているだけじゃん。そう思うんですけどね。笑えるけど何故か虚しさが。。。。
2人はいよいよジョッグの住処へ突入!ところが意外な展開となり、これまた驚き!!リビーも・・・・?えぇ~!!
あらすじ(goo映画より)
冴えない男フランク(レイン・ウィルソン)は、セクシーでいかれたドラッグディーラー、ジョック(ケヴィン・ベーコン)を追って彼のもとを去った妻サラ(リヴ・タイラー)を取り戻すために、クリムゾンボルトに変身する。お手製のコスチュームを身に纏い、手にする武器はレンチ。エッチでクレイジーな相棒ボルティー(エレン・ペイジ)とともに危険地帯の犯罪に立ち向かう。すべては愛する妻を取り戻すため。しかし世の中、思い通りに行かないもの。そして、遠い昔に定められた不変の掟。子供に猥褻な行為はしないこと。列に割り込んだり、車を傷つけたりしないこと。もし掟を破れば、クリムゾンボルトが許さない!
ちょっとネタばれ。
最後はめでたしめでたしかと思ったら、そうではありませんでした。やっぱりぶさいくな男には幸せは来ないんでしょうか。
音楽も良かった♪
映画紹介(allcinemaより)
「スクービー・ドゥー」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本を手がけ「スリザー」で監督デビューを飾った個性派監督ジェームズ・ガンが、愛する妻を取り戻そうと“自称”スーパーヒーローとなり、街の小悪党に立ち向かう冴えない中年男の運命を、哀愁をにじませつつバイオレンスかつコミカルに描くアクション・コメディ。主演は「ROCKER 40歳のロック☆デビュー」のレイン・ウィルソン。また、自らも手製のコスチュームに身を包み、相棒となって主人公をたきつけるオタク少女のヒロインに「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジ。共演にリヴ・タイラー、ケヴィン・ベーコン。
メディア | 映画 |
上映時間 | 96分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(ファインフィルムズ) |
初公開年月 | 2011/07/30 |
ジャンル | コメディ/ドラマ/アクション |
映倫 | R15+ |
公式ウェブサイト(英語)