これは人類への警鐘!
評価:→90点
MOVX京都にて初日に鑑賞しました。本作は今までのシリーズのリメイクではなく、新作であり、オリジナルストーリーです。
見ごたえありました。お猿さんたちの表情や動きもなかなかのもので、ぎこちなさも無く、素晴らしいと思いました。
そして「127時間」で好感度アップとなったあのジェームズ・フランコ君が出演。お猿さんの役ではありませんが。
さて最初にも書きましたが、登場する大勢のお猿さん、本当のお猿さんなの?と思うくらいリアルなんです。もちろん本物ではありません。着ぐるみでも特殊メイクでもないそうで。本当に驚きます。
パーフォマンス・キャプチャー技術での映像。これがお猿さんをここまでリアルに表現出来る凄い技術らしい。記憶に新しいところでは、「アバター」も同じくその技術が導入されている。
主役のお猿さん シーザー
優れた技術やCGはどうも好きではないのですが、でも今回はこの技術でこれだけお猿さんがリアルに映し出されているのは、凄いなあと感心しました。
この人がパフォーマンス・キャプチャー演技の第一人者アンディ・サーキス。
主役のお猿さん シーザーを演じている。
ジェームズ・フランコ君、今回はサンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者 ウィル・ロッドマンで登場。
実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。
実はそのチンパンジーは妊娠していたことがわかります。ウィルは生まれたばかりのその赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。
お猿さん、小さい間は可愛いけどね。
シーザーはウィルを親だと思い、すくすく育ちます。3年後のシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーの間には強い絆も出来て。。。。
言葉はないけど、身ぶり手ぶりで意思の疎通も出来る。母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていくことに・・・・。
新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。
さらに5年後、ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になる。一方シーザーは体長5フィートにもなっていた複雑で多様な感情を表すようになっていた。人間と変わらないくらいの進化です。
元々猿は人間の進化前だと言われていますが、まさにその通りですね。そういえば先日テレビで観た志村けんと仲良しのチンパンジー君もかなり知能レベル高かった。練習した自転車も上手く乗りこなしていました。
ある事件がきっかけでシーザーの人生は大きな転機を迎える。
チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こした。
その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまう。理由までは把握できないシーザーですが、信頼しているウィルのパパが隣人に手をかけられているのを見て、これは許せない!って感じでしょうね。状況判断能力も凄い。
いくら知的レベルが高いにしろ、動物の持つ本能はやはり野生的です。相手を傷つけるということに。
ついに霊長類保護施設に入れられてしまう。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。
おぉ~ドラコが登場!!この施設の息子ドッジ(トム・フェルトン)
ハリー・ポッターシリーズに引き続き、悪役です。意地悪で本当に憎たらしいんですよね。今回もハマり役(笑)
まさにドッジの姿は、シーザーたちを支配する極悪な人間の姿といえる。
その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。
その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。
何と人間には悪影響を及ぼすものだった。原因は感染死。
シーザーは施設を抜けだすことに成功。そして向かったのはウィルの住む家。
こっそり新薬をゲット。この薬の威力を知っていた。これを利用して、何かやらかす目的だね。
再びウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。
ついに猿たちの反乱!
ドッジも彼らのパワーで息絶えてしまう。
シーザーの心に野生が戻った。
猿の軍団はいよいよ戦闘開始だ。
やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。
製薬会社も猿たちに。異常な風景です。大勢の猿たちの姿が異様です。たちの逆襲
動物たちを侮ってはいけない。いつか立場が逆転するようなことが本当に起きるかもしれませんね。
解説(allcinemaより)
ピエール・ブール原作のSF映画の金字塔「猿の惑星」を基に、その起源となる人類文明崩壊への道のりを明らかにしていくSFアクション大作。現代のサンフランシスコを舞台に、最新の生体実験によって脳が飛躍的に発達した一頭のチンパンジーが、やがて自我に目覚めて人類に反旗を翻すさまを、シリーズ初のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使したリアルなVFX映像で描き出す。主演は「127時間」のジェームズ・フランコ、共演に「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。また、猿のメインキャラクター“シーザー”役には「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムや「キング・コング」などで高い評価を受けたパフォーマンス・キャプチャー演技の第一人者アンディ・サーキス。監督は長編3作目となるルパート・ワイアット。
野生に戻っても、ウィルには・・・・。律儀なシーザーでした。
メディア | 映画 |
上映時間 | 106分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(FOX) |
初公開年月 | 2011/10/07 |
ジャンル | SF/アクション/サスペンス |
映倫 | G |
※お隣のおじさん、ウィルの同僚フランクリンから感染。飛行機のパイロットで勤務のため飛行場へ、、、、。途中鼻血が?!