この刑事、凶暴。ゆえに天職。
評価:→80点
Tジョイ京都にて鑑賞
面白いです!クリント・イーストウッドの『ダーティハリー』(1971)と展開がほとんど同じだそうですが、未見なので比べることは出来ません。
とにかくこんな暴力刑事は多分いないでしょう。今回もジェイソンお得意のアクションも見られますが、こんなに酷いことをするなんて、、、。
冒頭からいきなり、チンピラ連中にホッケーの棒でバンバンと殴っていく。まさかこれが刑事だとはね。チンピラ連中が悪いとはいえ、えげつない仕打ちです。正義感溢れるが故の行為にしても、やりすぎ!でも映画鑑賞者の私としてはあくまでも傍観者なので、面白いから釘付け。
実は自動車泥棒のストリートギャングたちなのでした。
酷い仕打ちなんだけど、この爽快感は何だろう?
さてこのハチャメチャな刑事に立ち向かう悪の根源男、通称“ブリッツ”、これまたえげつなくて不快感100%の連続殺人犯である。
暴力や殺人行為は許せないことですが、この2人の違いはもちろんおわかりの通り、動機だ。この違いで善と悪に分かれるんでしょうね。当たり前の話(笑)
これは傍観者で観客の私も理解出来る次元ですね。
とにかく許せねい悪の根源ブリッツことワイスはマスコミに犯行声明と次回の犯行予告をする劇場型の連続殺人犯ですこぶる頭が良い。
主な登場人物
ステイム演じるブラント、そしてブリッツことワイス、そしてブラントの相棒として赴任して来た新任ナッシュ。
善きパートナー
ブリッツことワイス。
新聞記者にネタ売り、新聞紙上に犯行声明を。。。。
ワイスにネタを提供された記者。高額な金を手渡しスクープを狙う。
またこのナッシュが曰く因縁つきのゲイの警官。一見冷静沈着そうに見えるが、過去には法の網をくぐって逃げる犯人を半殺しにしたこともあるらしい。
紳士的な雰囲気 ナッシュ。
婦人警官のフォールズは元○薬中毒患者で昔馴染みのストリートギャングたちと交流あり・・・・。
こうして見るとまともな警官はいないんですよね。そこが魅力的だと思いますわ。
ブリッツ、まず巡回中の婦人警官を射殺、その後もパトロール中の若い警官を射殺・・・・。そして次は何とブラントの親友ロバート警部を惨殺。放火をして証拠を消すという用意周到な殺人である。
そしてこの矛先はやがてフォールズ警官にも、、、、。
見ている私もワイスの行為に怒りさえ覚える。にやにや笑うワイスの顔を見るだけで胸糞悪くなるのだ
それだけにブラントにエールを送りまくった。映画とはいえ、彼に何とかやって欲しいと思うのだ。(単純な話ですが)
あっけなく御用に。。。。。
ところが、そう甘くはなかった。この男、証拠をすべてもみ消していたのだ。結局、釈放となる。
一方、証拠品を車に隠していたのを、ブラントの冴えない友人が偶然に発見!しめしめと思っていたら、、、、、。
最初から犯行はダイレクトに映し出される。
いかにワイスの殺人行為を見抜き、2人の刑事が彼を逮捕するか?これも見ものですね。
ちょっと甘いラブストーリーもあったり
あらすじ(goo映画より)
ロンドン市警に所属する強情で妥協知らずな刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)は、その情熱のあまり、犯罪者に対してやり過ぎてしまうこともしばしば。そんなある日、ロンドン市内で警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生する。ブラントの横暴な振る舞いを追いかけている新聞記者ダンロップは情報提供者から電話を受けるが、その男・ワイス(アイダン・ギレン)こそが殺人鬼であることを知る。ワイス(通称:ブリッツ)はダンロップに記事を書かせ、自らを虐げてきた警官を殺害し、有名になろうと目論む愉快犯だったのだ。ブラントの師や職場の仲間たち、さらには密告者までも次々と手に掛けていくワイス。だが彼の最後の標的はブラントだった……。
ロバーツの葬式。
すぐ横には、ワイスは警官に化けて、何とブラント殺しの計画。やっぱりブラント狙いなんだ!
ということで、結末には触れませんが、スキっと爽快?いやちょっとストレス発散?
解説(allcinemaより)
「メカニック」のジェイソン・ステイサムが母国イギリスで主演を務めたクライム・サスペンス。強情で妥協知らずな刑事が、警官ばかりを狙う連続殺人事件を追う。共演は「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」のパディ・コンシダイン、「シャンハイ・ナイト」のアイダン・ギレン。
メディア | 映画 |
上映時間 | 97分 |
製作国 | イギリス |
公開情報 | 劇場公開(ショウゲート) |
初公開年月 | 2011/10/15 |
ジャンル | アクション |
映倫 | PG12 |