銅版画制作の日々

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東京オアシス(2011)

2011-10-29 | 映画:ミニシアター

 見つめてみよう、きっと誰かがみえてくる。

評価:→20点 京都シネマにて鑑賞。

どなたかが書き込まれていました言葉“不安的中”って・・・・。これ読んでから行ったら良かったなあとつくづく思った作品でした。

友人に観ない方が良いよ!と忠告したのに、その人は観に行きました。案の定「何じゃこれ?!」と、、、、(笑)

このシリーズの中では一番出来はよくないです。前回のマザーウォータ―も抜群の出来だとは言えなかったけど、まだそれなりにストーリーもあって良かった。

今回もこのシリーズの常連俳優、もたいまさこ、光石研、市川美日子も登場してはいるのですが、本当にチョビッとにとどまり、とりわけまたいまさこなんて、遠目の姿のみで、セリフもありゃしない。まったく絡みさえないというお粗末さ。
おそらく受け狙いでこういう形での登場となったんでしょうが、これじゃあ酷過ぎるわ。

 市川美日子にしては、深夜のインターの食道の店員でうどんを出して「お待ちどうさまです」っていうセリフだけ。まあこれはこれで良いとは思うけど。これって単に友情出演かしら?

光石研は黒木華演じる美大浪人生が受ける動物園の面接担当者、これが唯一この中で、セリフがたくさんあった方でしょうね。

この3人の俳優さん、それぞれ良い味ある方たちだけに、こういう起用はどうも納得がいかないのでした。

さて物語は3つのオムニバスで。その3つには主演となる小林聡美嬢がトウ子という役名で登場する。そして先にも述べた3人の俳優たちがそれぞれの話にちょい役で登場するわけである。

それにしても冒頭は車の人物の運転目線から始まるのだが、これがまた長まわしです。一体いつになったら人物が登場して話が始まるんだ?!時間にして5分以上?分からない。時間計っていないので。。。。。

ようやく加瀬亮がコンビニで買い物しているシーンが映し出される。アイスを買って食べ始める・そしたらコンビニの外で、、、、。

ここからはこういうストーリーで始まります。

あらすじ(goo映画より)

トウコとナガノ ゲスト市川美日子:高速インターの食堂の店員役

 深夜の国道。喪服の女トウコ(小林聡美)が走るトラックに向って駆け出す。だが、その様子に気づいたナガノ(加瀬亮)が彼女を救う。

 
ナガノはトウコに見ず知らずの男の車に乗って、大丈夫なのか?と聞かれる。トウコ曰く「レタスを運ぶ人には悪い人はいない」だと。。。。

トウコを乗せたナガノの車は高速道路を進む。自分が女優であり、衣装を着たまま撮影現場から抜け出してきたのだというトウコの話を半信半疑で聞くナガノ。彼もまた進む道を見失っていた。やがて、車は夜明けの海岸へ辿り着く。朝もやの風景が、水平線の先を見つめるトウコの心を優しく輝かせていった。


話が深まる。やがて2人に元バレーボール選手だったという接点がある。う~んこれは何かある!と思ったら何もなく。。。。この浜辺で ちょっと意味深な男と女の出会いには結局は何もありませんでした。何じゃこれ?!チャンチャン!

トウコとキクチ     ゲスト  もたいまさこ:認知症の老人

とある夜。ふと立ち寄った小さな映画館で眠り込んでしまうトウコ。

 

目覚めると、懐かしい知り合いのキクチ(原田知世)が立っていた。キクチはかつてシナリオライターだったが、あるとき突然辞めて、今は映画館で働いていた。辞めた理由を尋ねるトウコに、仕事や自分のことを感じるままに語っていくキクチ。この頃シナリオを書いていた頃のことを思い出す、と語るキクチに、トウコはまた書いてみるよう勧めるのだった。

トウコ同様にもたいまさこの認知症のおばあさんが座席に座ったまま茫然としている。一体何が?キクチの計らいで映画館の吉田君とやらが自宅まで送るという事に。もたいまさこは何も語ることなく、映画館から去って行くのでありました。チャンチャン!

トウコとヤスコ     ゲスト 光石研:動物園のアルバイト面接担当者

のんびりした動物園。トウコは、空っぽのツチブタの柵の前に佇む女ヤスコ(黒木華)に声をかける。“運に見放された女”を自称するヤスコは、美術大学を目指す浪人生だったが、自分に見切りをつけるため、動物園にアルバイトの面接を受けに来たという。面接にも多分落ちただろうと肩を落とすヤスコとともに園内をゆっくり回るトウコ。鳥の柵の前で2人は、天井に縁どられた小さな空を見つめる。そして、この世界のどこかの、たった1人で歩く生きものたちの事を思う。ヤスコにまっさらなはじまりの気配を感じながら、トウコは再び軽やかに歩き出した。

 

東京で生まれる日常の中のふとした交わり。そんな瞬間を重ねながら、トウコの歩くテンポは定まることなく移り変わってゆく。それはまるで駆けてゆくような、流れるように伸びやかな、東京という街の持つ優しいテンポである。再び歩き出したトウコの前に、見慣れたはずの街が光り揺らめくように動き始めていた。

光石研演じる面接担当者はヤスコのバイト歴がないという事実にびっくり!これで行くと、バイト採用は危ないような・・・・。

トウコと出会ったヤスコは土豚なる珍獣の話を耳にして、興味深々だったが・・・・。土豚の食事の時間に土豚に会えると確信していたのに、何と土豚は他の動物園に貰われて行ったという事でした。チャンチャン!

ということで、何かを期待しながらずっと最後まで絶対凄いオチがあると思い、、、、。観ましたが、結局何もありませんでした。

本当にチャンチャンで終わりました。最後は大貫妙子さんの歌で終了。やっぱりそうなんや 

メディア 映画
上映時間 83分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(スールキートス)
初公開年月 2011/10/22
ジャンル ドラマ
映倫 G

解説(allcinemaより)

 「めがね」や「プール」「マザーウォーター」などを手掛ける製作チームが、東京とその街に暮らす人々を静かに見つめるスローライフ・ムービー。小林聡美扮する主人公が行く先々で出会う男女とのひとときの交流を、オムニバス風の構成で描き出していく。共演は「それでもボクはやってない」の加瀬亮、「となり町戦争」の原田知世、舞台を中心に活躍する黒木華。監督は「マザーウォーター」の松本佳奈とCMディレクターの中村佳代。

公式サイト

※ところで今回もフードスタイリストの飯島奈美さんが食べ物に関して監守しているようですが、登場したのは、あのうどんのみ。あれって飯島さん、必要なのかな??
Comments (2)
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