銅版画制作の日々

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アクシデント(2009)◎●意外 東京新宿武蔵野館にて

2011-10-24 | 映画:ミニシアター

 それは偶然だったと言い切れるか?

評価:+5点→65点

東京最後の夜は、映画鑑賞することにしました。友人とJR新宿駅にて別れ、その足で新宿駅東口を出ました。新宿3丁目に新宿武蔵野館という映画館があります。

migさんからこの映画館のことをちらっと聞いていたんですが。偶然にもこのシアターを見つけました!

実は友人と待ち合わせ時間までの間、ちょっと新宿まで出かけてみた。ipad持参で来たのに、モバイルポイントでの接続が上手く行かず(汗) 

仕方なくネットカフェを探して新宿へ。何とかお店を見つけられました。その時偶然、このシアターに遭遇。せっかくなら、京都で上映されていない作品の方が?とmigさんが言っていたことを思いだし。

最後は映画鑑賞で締めくくることにしました。そして選んだのが「アクシデント」です。

新宿武蔵野館は京都でいうと、みなみ会館とシネラリーべをミックスしたようなシアターかな。

 おぉ~ステイ・フレンズもやっている。

さて「アクシデント」は、『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を』のジョニー・トーが製作を務めた、謎の殺人請負人グループの暗躍を描くサスペンス。

車の渋滞の中、一人の男がビルの上から砕け散った大量のガラスの破片を浴びて死んだ。血の海に転がる死体の正体は、黒社会の大物ボス。
この冒頭のシーンには見入ってしまった!それが仕掛けられた事故とは思えないくらいだ。まさに意外な展開。実は渋滞時、この大物ボスの車の前に黒いベンツがパンクして立ち往生する。このことから輪をかけるように更なる悪循環となるわけだ。
こんな状況を我慢できないのが、この大物ボスのおっさんである。無理やりUターン。その後大きなトラックに妨害されたり、、、、。次々と受難に遭遇。

挙句の果て旗?だったと思うが、大物ボスの車の邪魔となり、おっさんはそれをのけようとしたはずみにビルの上の窓ガラスが割れて、受難となるのである。警察はそれを事故による死亡と発表する。

実は事故ではありませんでした。

ブレイン(ルイス・クー)、ふとっちょ(ラム・シュー)、女(ミシェル・イエ)、そしておやじ(フォン・ツイファン)たち4人の仕業、すなわち殺しだったんですね。

彼らは、緻密な計算と周到なトリックにより偶然の事故に見せかけて標的を殺害する闇の仕事人なのでした。


右がブレイン役のルイス・ク― 左はふとっちょ役のラム・シュー

ラム・シュ―はジョニ―・トー作品の常連俳優。そしてルイス・ク―はあの「コネクテッド」に主演だった人。
 


女の人には名前がなかった。

そういや、リーダーのブレイン以外は名前がないんだね。

彼らの次の仕事は、質屋の息子からの殺害依頼。標的は、質屋の実質の経営を握る父親。 ある雨の夜、4人は鮮やかな手際で標的を殺害。完璧な“偶然”を装った殺しを遂行した……はずだった。

 
老人の暗殺雨中電線にひっかけたタコ糸に触れさせようというもので、これってかなり頭よくないと出来ないですね。

突如、全く予期せぬ別の“偶然”により彼らの計画は狂い、仲間の一人が死んでしまう。
バスが暴走した際、ふとっちょがバスにはねられてしまうという惨事。

偶然を装っての殺人計画に更に偶然が重なる?ブレインはこう考えた、もしかしてこれは“偶然”ではなく、何者かが仕組んだ殺しで、狙われていたのは我ら4人なのではないかと・・・・。
 

こういう仕事をしていると疑い深くなるんでしょうね。その上、またブレインに予期せぬことが起こるのです。

家に戻ったブレインは部屋が何者かによって荒らされていることで、その疑念が大きく渦巻いていく。


警察に聞かれるブレイン。

それでその疑いをかけたのが質屋の息子が父にかけていた保険会社の男(リッチー・レン)。こいつがもしかしたら、黒幕なのでは?

 


リッチー・レン。この人、エグザイルに出ていた方。

 男の名はフォン。ブレインは、彼の住んでいるアパートの隣の部屋を借りて彼の動向を調べ始める。

 
疑いは調べれば調べるほど深くなっていく。

後半のブレインは、ドンドン彼を身動き出来なくなるほど、がんじがらめ状態・・・・。いよいよフォンを殺すために決行する時が来た。

街が突然日食の闇に覆われ、ブレインは今まで我が身が狙われていると感じていたのは単なる思い込みだったと知る。

やっぱりそうなんだ!強い思いこみはかえって命取りなのかも・・・。


ブレインの思いこみが罪もない人間を巻き込むとは?

人間の追い詰められる状況がリアルに映し出されていました。 観ているときはそんなに緊迫感はなかったんですが、こうして振り返ってみると、これって凄いんだと実感したような。見せ方が少し弱いような気もしましたが。

 

メディア 映画
上映時間 86分
製作国 香港
公開情報 劇場公開(ブロードメディア・スタジオ)
初公開年月 2011/10/08
ジャンル サスペンス/犯罪/ミステリー
映倫 PG12

オフィシャル・サイト
http://www.accident-igai.net/

 

 


新宿武蔵野館 HP

 

 

 

 

Comments (3)
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