人類の運命を握る記憶を失くした男、その正体 敵か味方か?
評価:→50点
MOVX京都にて鑑賞
タイトル「カウボーイvsエイリアン」の方が良いんじゃない?
この作品の公開知ったとき、なんてミスマッチなんだろうって思ったんですよね。でもこんなの今までになかったので、ちょっと期待もしたんだけどね。西部劇にエイリアンってね。
それにしても豪華すぎるキャスト陣にびっくり!ダニエル・クレイグとハリソン・フォードという世紀の共演に、脇を固める役者もなかなか凄い。
サム・ロクウェルにポール・ダノ、オリビア・ワイルド・・・・。なのに、これだけの俳優さんを起用しながら、中身はちょっと安っぽいような気がしました。
B級ティストは好きなんですが、これB級ぽいけど何か違うなあ。
冒頭のこのシーンはおぉ~何だこれ!って思ったわ。
傷だらけのダニエルさん、むくっと起き上がります。この撮り方はとても良かった。これからどうなるのかわくわくしたんですけどね。
ダニエル・クレイグ演じる謎の男、記憶を失ったようで、まったく自分が誰なのか?分からない。手首に着けられた腕輪も一体どんな経緯で彼の手に?
そんな彼の前に現れた強盗集団との格闘の末、自分のルーツを探るべく西部の町へとたどり着くがそこはダラーハイド(ハリソン・フォード)という男に支配された町だった。
バ―の店主ドクにサム・ロクウェル。愛妻家で真面目。
ダラーハイドの息子 パーシー・ダラーハイド(ポール・ダノ)は父の権力を傘に暴れる。
そんなパーシーを捻り潰したのがダニエル演じる男だ。
ポール・ダノ、えらい大人ぽくなったな。
偶然訪れたバーで、出会ったばかりのはずの女が話しかけてくる。“あなた、何も覚えてないの?”その女は何か知っているようだ。
バ―で出会った女エラにはオリビア・ワイルド。
オリビア演じる謎めいた女の存在もさることながら、やっぱりダニエル・クレイグ演じる男が何者なのかという興味が沸きますね。
ところが意外にもダニエルの正体がわかってしまう。何とはお尋ね者のジェイク・ロネガンだったのだ。お尋ね者だというちらしがあったのだ。そんでもって捕まってしまう。
ジェイクが護送されようとしていたとき、町の夜空に未知の飛行物体が飛来、建物を破壊し人々を連れ去っていく。
1873年のアリゾナに近未来的な物体が飛んで来て、街を襲撃するという設定が何ともいえず。
ドクの妻、ダラーハイドの息子、そして保安官も拉致されてしまう。
しかしその瞬間、ジェイクの腕輪が敵に有効な武器であることが判明する。ボスのダラーハイドを始め、町の男たちはジェイクと協力し、連れ去られた住人を救い出すべく、未知なる敵の行方を追い始めるのだが…。
ジェームズ・ボンド、インディ・ジョーンズに芽生えた2人はこうして未知なる敵と戦うのでした。
何か変だよね。カウボーイにUFOって?
びっくりしたのはこの人の正体。まさか彼女が宇宙人だというのもね。驚きです。
この子はおじいちゃんが拉致されてしまった。彼もまた皆に混じって行方不明者探しに参加。
エイリアンの姿はおぞましいといえばそうなんだけど、これこの雰囲気とどうもあわないような気もするんです。他の映画ならマッチするかも。
ダニエル・クレイグは格好良いですよね。このひきしまったボディもう~ん言う事なし!
もちろんハリソンおじさんも年の割にはまだまだいけそうです。ちょっと人間的な一面も。。。。
作品紹介(goo映画より)
「もし侵略型エイリアンが西部劇の時代に現れたら」。そんなスコット・ミッチェル・ローゼンバーグの発想を、CG技術を駆使し映像化。記憶を失くしているが滅法腕が立つガンマン、町を力で牛耳る権力者、謎の女…。そんな西部劇的な背景に、突然エイリアンの飛行物体が現れる。その違和感がこの作品の醍醐味だ。とはいえ、本作に出てくる西部は“西部劇”的な要素として機能しているだけで、リアルさはない。この映画の世界そのものが、地球に良く似たパラレルワールドにも感じる。ダニエル・クレイグの寡黙だが腕が立つキャラクター、そして残酷な町の権力者を、何とハリソン・フォードが演じている。監督は、『アイアンマン』シリーズのジョン・ファブロー。
もしも?という発想は良いと思いますが、どうもエイリアンがこの時代に合わないんですよね。それに何かチンケな感じも。
ラストはめでたしなんだけど、これもどうかな?これってハッピーエンドは似合わないわ。
メディア | 映画 |
上映時間 | 118分 |
製作国 | アメリカ |
公開情報 | 劇場公開(パラマウント) |
初公開年月 | 2011/10/22 |
ジャンル | SF/アクション/西部劇 |
映倫 | G |
製作に、スティーヴン・スピルバーグとロン・ハワードでした。字幕は戸田奈津子さん。
公式ウェブサイト(日本語)
公式ウェブサイト(英語)