銅版画制作の日々

ぼちぼち更新致します。宜しくお願いします!

ファイナル・デッドブリッジ◆FINAL DESTINATION 5

2011-10-10 | 映画:シネコン

 おまえは、渡りきれるか。

評価:→40点

MOVX京都にて鑑賞。

ファイナル・デスティネーションシリーズの第5作目だそうですが、このシリーズ未見です。

3D上映。ポイントで鑑賞しようと思ったら、ダメだと言われました。仕方なく会員の20ポイントを使って1000円+400円で鑑賞することになりました。

しかしこれ3Dにする価値はあるのでしょうか?やかんが飛んできたり、ガラスの破片も・・・。この場面はまあそこそこ雰囲気もあって、3Dでもと思いましたが。

ブリッジですから、橋が突然崩れていきます。橋が崩れたし、この後どんな展開なのかなと思っていたら、橋の崩壊は序盤だったんですね。このシリーズはほとんど同じパターンらしいです。

主人公が夢を見るんですが、その夢どおりに人が亡くなるようです。 

まあそれにしても、何かね。その亡くなる原因もちょっとこじ付けのような気もします。初めて観たもんで、以前の作品と比べることは出来ませんが。

あらすじ(MovieWalkerより)

製紙会社に勤めるサム(ニコラス・ダゴスト)は、同僚や上司とともにチャーター・バスに乗り、研修旅行に向かう。バスが巨大吊り橋に差しかかったとき、強風が橋を揺らし、工事中でもろくなっている橋桁にひびが入る。橋は崩落し、見習社員のキャンディス(エレン・ロー)は川に落ちて、通りかかった帆船のマストに串刺しにされる……。

 

 

サムが我に帰ると、すべてサムが見たヴィジョン(正夢)だった。

工事中の橋にひびが入り、ワイヤーロープが切れ、コンクリートが崩れ、溶けだしたアスファルトが流れだし、手すりが湾曲する。巨大なつり橋が少しずつ壊れるたびに人が落命していくシーン。まあそれらのシーンは早いペースだ。あれよあれよという間に惨事は拡大する。

まもなくサムの言う通り、巨大吊り橋は実際に崩落し始める。サムがいち早く危険を告げたお陰で、8人の社員が生き残る。

 
間一髪助かった。

サムはFBIから疑われるが、何が起こったか説明することができない。

 

サムは犠牲者の追悼式で、怪しげな男(トニー・トッド)から警告される。


怪しい男ウィリアム

シリーズの過去作に出演したことがあるのはトニー・トッドだけ。

 数日後、キャンディスが体操競技中に事故死する。段違い平行棒のねじが落ちかけたり、釘が外れて平行棒の上に・・・・。あぁ~踏みそうだ~!大丈夫なの?扇風機のねじが外れそうだわ~古いエアコンの水滴が?そして古い電気コードの劣化も気になる。

何となくキャンデスの死を予感させるようなそれぞれのアイテム。どんな風に事故が起こり、彼女は死ぬんだろうと。

ところがそれらのアイテムではなかった。無惨にも亡くなります。ハラハラさせておいて想定外の死とは驚きましたが。

恋人ピーターはキャンデスの死に失意。

その後、アイザック(P・J・バーン)、オリヴィア(ジャクリーン・マッキネス・ウッド)と続く。


オリヴィアは目の治療で使用するレーザーが原因?いえいえ違うんです。こんな事あるんかな(笑)

ヴィジョンでの順番通りだと気づいたサムは、恐れ慄く。 

  
彼らの前に再び謎の男が現われ、誰かが自分の代わりに死ねば、その人の余命を受け継ぐことができると告げる。

 そのルール通り、工場で社員を誤って事故死させたネイサン(アーレン・エスカーペタ)が死を免れる。
その後もサムの夢通り、次々とあっけなく死んでいきます。最初は結構1人の死の経緯を丁寧に映し出していたんだけど、後半やや粗い感じです。

夢通りではありますが、巻き込まれてお陀仏の人も。


会社の事務所は閉鎖されることになります。失意のピーターは死の予告をデニス・ラップマン部長に話しますが。

 順番が次に迫ったピーター(マイルズ・フィッシャー)は、恋人のキャンディスを失ってから精神のバランスを崩していました。

サムのヴィジョンで、サムの恋人モリー(エマ・ベル)だけが生き残ると聞いたピーターは彼女の命を狙い、サムとモリーの前に現れます。

 モリ―危うし!

果たして、死の運命から逃れられる者はいるのか?

めでたしめでたし思いきや、それは甘かった。最後の飛行機の中のシーンは第1作目の続きのような感じです。

かなり雑な終わり方でしたね。もう少し丁寧に終わらせて欲しいもんです。

 スティーヴン・クエイル監督

メディア 映画
上映時間 92分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ワーナー)
初公開年月 2011/10/01
ジャンル ホラー
映倫 R18+

 

解説(allcinemaより)

死ぬ運命にありながら辛くも生き延びた若者たちが、執拗に迫り来る様々な死の恐怖に直面していくさまを描く人気ホラー・シリーズの第5弾。前作に引き続き、最新技術による3D映像でよりパワーアップしたショッキング・シーンが展開していく。出演はTV「俺たちチアリーダー!」のニコラス・ダゴスト、「フローズン」のエマ・ベル。監督は「エイリアンズ・オブ・ザ・ディープ」のスティーヴン・クエイル。

公式ウェブサイト(英語)

公式ウェブサイト(日本語)

 

 

 

 

 

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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011)☆★RISE OF THE PLANET OF THE APES字幕スーパー版

2011-10-08 | 映画:シネコン

 これは人類への警鐘!

評価:→90点

MOVX京都にて初日に鑑賞しました。本作は今までのシリーズのリメイクではなく、新作であり、オリジナルストーリーです。

見ごたえありました。お猿さんたちの表情や動きもなかなかのもので、ぎこちなさも無く、素晴らしいと思いました。


そして「127時間」で好感度アップとなったあのジェームズ・フランコ君が出演。お猿さんの役ではありませんが。

さて最初にも書きましたが、登場する大勢のお猿さん、本当のお猿さんなの?と思うくらいリアルなんです。もちろん本物ではありません。着ぐるみでも特殊メイクでもないそうで。本当に驚きます。

パーフォマンス・キャプチャー技術での映像。これがお猿さんをここまでリアルに表現出来る凄い技術らしい。記憶に新しいところでは、「アバター」も同じくその技術が導入されている。

 主役のお猿さん シーザー

優れた技術やCGはどうも好きではないのですが、でも今回はこの技術でこれだけお猿さんがリアルに映し出されているのは、凄いなあと感心しました。

 この人がパフォーマンス・キャプチャー演技の第一人者アンディ・サーキス。
主役のお猿さん シーザーを演じている。

 
ジェームズ・フランコ君、今回はサンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者 ウィル・ロッドマンで登場。

実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。

実はそのチンパンジーは妊娠していたことがわかります。ウィルは生まれたばかりのその赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。
お猿さん、小さい間は可愛いけどね。

シーザーはウィルを親だと思い、すくすく育ちます。3年後のシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーの間には強い絆も出来て。。。。

言葉はないけど、身ぶり手ぶりで意思の疎通も出来る。母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていくことに・・・・。

新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。

さらに5年後、ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になる。一方シーザーは体長5フィートにもなっていた複雑で多様な感情を表すようになっていた。人間と変わらないくらいの進化です。

元々猿は人間の進化前だと言われていますが、まさにその通りですね。そういえば先日テレビで観た志村けんと仲良しのチンパンジー君もかなり知能レベル高かった。練習した自転車も上手く乗りこなしていました。

ある事件がきっかけでシーザーの人生は大きな転機を迎える。

チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こした。

その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまう。理由までは把握できないシーザーですが、信頼しているウィルのパパが隣人に手をかけられているのを見て、これは許せない!って感じでしょうね。状況判断能力も凄い。

いくら知的レベルが高いにしろ、動物の持つ本能はやはり野生的です。相手を傷つけるということに。

ついに霊長類保護施設に入れられてしまう。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。


おぉ~ドラコが登場!!この施設の息子ドッジ(トム・フェルトン)

ハリー・ポッターシリーズに引き続き、悪役です。意地悪で本当に憎たらしいんですよね。今回もハマり役(笑)

まさにドッジの姿は、シーザーたちを支配する極悪な人間の姿といえる。

その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。

 

 その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。
何と人間には悪影響を及ぼすものだった。原因は感染死。


シーザーは施設を抜けだすことに成功。そして向かったのはウィルの住む家。

 
こっそり新薬をゲット。この薬の威力を知っていた。これを利用して、何かやらかす目的だね。

再びウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。

ついに猿たちの反乱!


ドッジも彼らのパワーで息絶えてしまう。
シーザーの心に野生が戻った。

猿の軍団はいよいよ戦闘開始だ。

やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。


製薬会社も猿たちに。異常な風景です。大勢の猿たちの姿が異様です。たちの逆襲

 
動物たちを侮ってはいけない。いつか立場が逆転するようなことが本当に起きるかもしれませんね。

解説(allcinemaより)

ピエール・ブール原作のSF映画の金字塔「猿の惑星」を基に、その起源となる人類文明崩壊への道のりを明らかにしていくSFアクション大作。現代のサンフランシスコを舞台に、最新の生体実験によって脳が飛躍的に発達した一頭のチンパンジーが、やがて自我に目覚めて人類に反旗を翻すさまを、シリーズ初のパフォーマンス・キャプチャー技術を駆使したリアルなVFX映像で描き出す。主演は「127時間」のジェームズ・フランコ、共演に「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピント。また、猿のメインキャラクター“シーザー”役には「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムや「キング・コング」などで高い評価を受けたパフォーマンス・キャプチャー演技の第一人者アンディ・サーキス。監督は長編3作目となるルパート・ワイアット。


野生に戻っても、ウィルには・・・・。律儀なシーザーでした。

メディア 映画
上映時間 106分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2011/10/07
ジャンル SF/アクション/サスペンス
映倫 G

 

    

※お隣のおじさん、ウィルの同僚フランクリンから感染。飛行機のパイロットで勤務のため飛行場へ、、、、。途中鼻血が?!

 

 

 

 

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海洋天堂(2010)**OCEAN HEAVEN

2011-10-07 | 映画:ミニシアター

 平凡にして偉大なるすべての父と母へ――。

評価:+5点=75点

京都シネマにて鑑賞。

ジェット・リ―がアクションを封印して挑んだ話題作。ジェット・リ―はまさに父の姿でした。

父とハンディを持つ息子の物語。作品全体がとても柔らかいタッチで描かれています。

冒頭、21歳になったターフーと心中を試みるシーンから始まる。2人で海に飛び込むが、ターフーは足かせをほどいて水面へ上がっていく。実はシンチョンは自身が癌で余命わずかと知り、自分が逝った後の息子の生活を案じた上の行動だった。

ターフ―は自閉症で重度の知的障害を持っており、父シンチョンが亡くなった後、一人で生きて行くのは明らかに困難です。

実はその昔、私も知的障害者の施設で働いていました。多くの自閉症の人たちとも接してきました。今は以前ほどではありませんが、でも僅かながら日々支援しています。

関わった親御さんからも自分が亡くなった後が心配だと話されることもありました。受け入れ先の問題はかなり深刻です。受け入れ先がかなり少ないというのも現実だし。

 中国の福祉事情はどうなのでしょうね。親亡き後の行き場はやはり厳しいのかしら。映画の中で父シンチョンが施設探しをしますが、なかなか困難そうでした。多分日本以上に大変なんでしょうね。


そういうことを考えると、シンチョンがターフ―に日常生活において最低限自分で出来ることを教えるというのは必要不可欠ですよね。

父の息子への深い愛情劇に心を打たれつつ、その背景にある現実の厳しい問題を突きつけられている感じでした。


ターフ―を演じたウェン・ジャン

1984年、西安生まれ。本作が5本目となる。この人の演技にびっくり!自閉症の特徴をとても上手く掴んでいた。あの手の動かし方がとても印象的で。。。。。本当にハンディあるのか?と思うくらい凄かったです。
何とこの作品で2010年上海国際映画祭メディア部門で主演男優賞をゲット。これは納得です。


女ピエロ・リンリンと仲良くなる。これはターフ―にとって恋?電話に出る方法を教えたりするリンリン。

水族館の巡業が終了したリンリンは、他の地にと去って行く。ターフ―は彼女を探して街に出て行く。父はいなくなったターフ―の行方を心配して探したら、マクドナルドの人形の横に座って眠っていた。ピエロだったリンリンに想いを馳せていたのかもしれない。

このシーンは何とも微笑ましいでした。感情表現を上手く出来ないターフ―だけど、彼女への思いがヒシヒシと伝わってきます。

あらすじ(goo映画より)

中国、チンタオ。妻に先立たれたワン・シンチョン(ジェット・リー)は、自閉症の息子ターフー(ウェン・ジャン)を男手ひとつで育てていた。シンチョンは自身が癌で余命わずかと知り、21歳になったターフーと心中を試みる。2人で海に飛び込むが、ターフーは足かせをほどいて水面へ上がっていく。向かいの家に暮らす女性チャイ(ジュー・ユアンユアン)はそんな事情を知らず、帰宅した2人を温かく迎える。シンチョンは水族館の仕事の合間に、自分の死後息子を預かってくれる施設を探す。同時に、ターフーに1人で生きていくために必要なことを、ひとつひとつ教えていく。一方チャイは、父子の留守中にシンチョンの主治医が訪ねてきたことから、シンチョンの病気や心中のことを知る。シンチョンに想いを寄せていたチャイは、彼の力になろうとする。かつて世話になった養護施設のリュウ先生のお陰で、ターフーを受け入れてくれる施設を確保する。シンチョンは最期の日まで、息子と施設で暮らすことにする。そのころターフーは、水族館に巡業で来ていたサーカス団の女ピエロ・リンリン(グイ・ルンメイ)と仲良くなっていた。シンチョンは死期が近づき、あることをターフーに教える決意をする。

最後の日まで息子とともに施設で暮らすことにし、自活するために必要なことを教えていく。水族館ではモップのかけかたを教え、館長に息子を雇って欲しいとお願いする。



そうそうもうひとつ印象的なのは、卵の料理やゆでたまご。父亡き後も彼は卵を自分でゆでていたね。

 作品紹介(goo映画より)

自閉症の息子を持つ父親が、自分の余命がわずかだと知らされたとき、息子に何を残していけるのかを考え、行動する――。厳しい現実に直面し、自分を上手く表現する事ができない息子の将来を案じ、ひとりで生きていく術を教え込んでいく…。脚本に惚れ込んだアクションスター、ジェット・リーがノーギャラで出演しているのが話題の本作。自身初となる“アクションなし”で、息子を思う普通の父親を切々と演じている。脚本・監督は、『北京ヴァイオリン』の脚本で知られるシュエ・シャオルー、撮影はウォン・カーワイ作品などのクリストファー・ドイル、音楽に久石譲と、国際色豊かなスタッフが集結、父と子の絆を描くこの感動作を盛り上げている。

 シュエ・シャオルーは本作で監督デビュー。この脚本は彼女の14年間の自閉症施設でのボランティア活動を元に生まれたそうです。

メディア 映画
上映時間 98分
製作国 中国
公開情報 劇場公開(クレストインターナショナル)
初公開年月 2011/07/09
ジャンル ドラマ
映倫 G

 

 

オフィシャル・サイト
http://kaiyoutendo.com/

 

 

 

 

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ゴーストライター(2010)◆◇THE GHOST WRITER

2011-10-06 | 映画:シネコン

 知りすぎた、男(ゴースト)――。

評価:+5点=65点

MOVX京都にて鑑賞。

どんよりした灰色の空に、荒れる海・・・・。まさにサスペンスの臭いがプンプンしています。浜辺の波打ち際に倒れている男性の姿が見える。そうこの人はラングの大統領時代の補佐官であり、ゴーストライターのマカラだった。


舞台はアメリカでしかも季節はずれの海辺の町という設定だそうだが。実際のロケ地はドイツだそうです。アメリカよりヨーロッパの方がこういう雰囲気ありそうかも。

映画の雰囲気をサスペンスぽくするには、やはり場所や天候にこだわる監督さん。

ところで、いくつか気になること。

さてこのマカラの後任として、ラング英元大統領の自叙伝の代筆を受けた男がユアン・マクレガ―演じるゴースト。見終わってはたと気づかいたのは名前がない?覚えていないのか?と一瞬慌てたけど、やはりユアン演じる主人公には名前がなかった。
何でなのか?

そしてもう一つ。非常に興味深かったのは、ゴーストがラング所有のBMWの車を借りて乗った際の出来ごと、この車についているカーナビ。勝手に行先を指示。この指示通り行かないと動かないようになっていた。車に乗らないので、よくわからないのですが、ナビにプログラムされているようで。解除しないと運転手の思い通りには運転出来ないらしい。

 

まあこの場合は意図的に、ゴーストがある場所に誘導されたみたいですが。行先はかなり重要なポイント。

 


アダム・ラング英元大統領には007シリーズのジェームズ・ボンド役でお馴染のピアース・ブロスナン

ダンディなおじさま。でも意外にも年が若い(笑) 一時はボンド役のイメージ強かったけど、脱皮した感じ。色々な役に挑戦

あらすじ(goo映画より)

元英国首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)に出版社が提示した条件は、米国で講演中のラングが滞在する島に今夜中に発ち、1ヶ月以内に原稿を仕上げるという厳しいもの。だがそのハードな仕事と引換に得られるものは25万ドルという破格の報酬だった。しかし、政治に興味がなく、前任者がフェリーから転落死、その後任ということもあり、彼は気乗りがしなかった。代理人に説得されてラングの自叙伝を出版するラインハルト社に面接に行くと、そこにはラインハルト社ニューヨーク支部のマドックス(ジェームズ・ベルーシ)、ラングの弁護士クロール(ティモシー・ハットン)も顔を揃えていた。言いたいことを率直に話すと、かえって気に入られてしまい、いつの間にか仕事を引き受ける羽目になる。

 


しかし仕事を引き受けた直後、家の前で強盗に遭う。さい先不安な幕開け。その不安は的中した。

ヒースロー空港の待合室では、ラングがイスラム過激派のテロ容疑者に対する不当な拷問に加担した疑いがあるというニュース速報が流れていた。飛行機を降り、ラングが滞在する東海岸の島へ向かうフェリーに乗り継ぐ。そのフェリーは前任者マカラが泥酔して落ちたフェリーそのものだった。ラングの邸宅は厳重な警備が敷かれ、中へ入るや否や、女性の怒号が耳に飛び込んでくる。ラングの妻ルース(オリヴィア・ウィリアムズ)は機嫌が悪いのだ、と専属秘書のアメリア(キム・キャトラル)が説明する。彼女は守秘契約書にサインするように求め、自叙伝の草稿の屋外への持出しは厳禁だと言う。


持ち出し厳禁の原稿に目を通してみると、それは想像以上に酷い代物だった。

そんなゴーストの前にラングの妻ルースが立っていた。何とゴーストを推薦したのは自分だと言う。どういう経緯でゴーストを知っていたのだろうか。ここが今一つ分かりません・・・・。

そしていよいよラングとの対面。自己紹介で「僕はあなたのゴーストです」

翌朝からインタビューに。政界入りのきっかけをラングはこう語る。当時選挙活動していたルースに一目ぼれ、何とか近づくために共和党に入党したのだと・・・。

この直後、元外相ライカートが一連の拷問事件関与について、ラングの調査をするというニュースが飛び込んでくる。ラング側大慌て!状態となり、自叙伝の原稿を2週間で仕上げるようにという指示。

メディアや市民のデモでラング邸は大騒ぎ状態。

ゴーストは原稿執事のため、マカラのプライベートルームを用意される。マカラの仕事部屋から、ラングに関するいろんな資料を見つける。ラングは、ゴーストに語った時期よりも前に、共和党に入党していたことを知る。一枚の写真の裏に電話番号らしき数字が書いてある。電話番号は、元外相のライカートのものであった。

なぜ前任者と、ラングの政敵でもあるライカートが繋がっているのか、マカラは何を調べようとしていたのか、はたして、マカラは事故死だったのか… 男は数々の疑問にとらわれ、調査を開始する。

マカラがBMWで向かった先にいたのは、P・エメット教授。う~んということはマカラが最後にあったのはエメット?エメットはラングとも関係あるし。

ネタばれ含みます↓

ラングの学生時代の写真に、エメットが写っていたことを思い出します。エメットは、ラングのことや、マカラが訪問したことについても、何も知らないと答えるのみ。マカラの残した草稿の最後に、エメットの記述があるのに。

ラングの過去や、ラングとライカート、エメットとの関係などを調べていくうちに、ゴーストは、いくつかの事実を知る。そして、いつのまにか、国家間の恐ろしい秘密に気付きはじめる。さらに、草稿に隠された秘密、暗号が、明らかになっていくのだが…

 暗号の場面ですが、もうちょっと映して欲しいわ。あれまと一瞬なんですよ。あれじゃ分かりにくい。

とにかくラングの自叙伝は単なる名目だったことは暗号の件で分かりました。つまりCIA絡みではありましたが、CIAには報復したいという思いがあったのでしょうね。それは暗号を繋いでいくことですべてを明らかにしたかったのだと。

とは言うものの、見終わった後も整理がつかずちょっと振り返ってみたんですが。はっきり言って核心的なところが見え隠れしたりまたぼんやりした感じでもあり、正直把握しにくいんです。頭が回らない

  

 

 

結局ラングは殺されてしまいます。彼の死を喜ぶ奴はさて誰なんだ(笑)

亡きラングの自叙伝の発表パーティが開催され、ゴーストは秘書アメリアに誘われます。


アメリアにはキム・キャトラル。「セックス&シティ」でお馴染

ルースの挨拶、そしてその傍らに何とあの男が!!

ゴーストは原稿に隠された暗号、秘密を発見。


ルースにメッセージを。これ解けたよと・・・・。

これで終了ではありませんでした。この後、やっぱりこんな結末を迎えます。

解説(allcinemaより)

 「チャイナタウン」「戦場のピアニスト」の名匠ロマン・ポランスキー監督が、ロバート・ハリスの同名ベストセラーを「トレインスポッティング」「ムーラン・ルージュ」のユアン・マクレガー主演で映画化したサスペンス・ミステリー。自叙伝を発表する元英国首相にゴーストライターとして雇われた主人公が、国家を揺るがす危険な秘密に迫ったばかりに、恐るべき陰謀に巻き込まれていくさまを、円熟のサスペンス演出でスリリングに描き出す。共演はピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ。

メディア 映画
上映時間 128分
製作国 フランス/ドイツ/イギリス
公開情報 劇場公開(日活)
初公開年月 2011/08/27
ジャンル サスペンス/ミステリー
映倫 G

 

オフィシャル・サイト
http://www.ghost-writer.jp/
オフィシャル・サイト
http://www.theghost-romanpolanski.com/ (英語)

 

 

 

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スーパー!(2010)☆★SUPER

2011-10-04 | 映画:ミニシアター

評価:+8点=88点

京都みなみ会館にて鑑賞

面白いというべきか・・・・?いやあ何か悲しい気分です。哀愁を誘うとかそんなもんではなく、とてもフランクという冴えない男にとてつもなく悲しさを感じたんです。

冴えなくてブサイクなフランクを演じたのはあのレイ・ウィルソン。そうそう最近観たあの「メタル・ヘッド」の少年の父親役だった人。こちらでもちょっと違うけど同じように冴えなかったね。

世のもてない男性に希望を与えるような話でもちょっとないし・・・・。むしろ今以上にドカンと損失感を与えてしまうかもしれないかもしれないですね。

そんな冴えないフランクにとって生きてきて、良かったと思うことは、何と自分には手の届かないような美人の妻をめとったということでした。


まさに夢か幻か・・・・ 毎日がバラ色

ところがこんな美味しい人生はそう長く続かなかった。やっぱりね。妻サラは心変わり、、、、。何とドラッグディーラー ジョックに入れあげ、彼の元に去って行ってしまう。。。。。

おおよそ勝てるような相手ではない。意気込んでジョックに立ち向かうものの、元々小心者のフランク。俺の車に触れるな!と言われ、それでも勇気を振り絞り、指で車をつつくという情けない抵抗でした


ドラッグディーラー ジョックにはケヴィン・ベーコン。この人こういう役ハマっていますな。

消失の日々が続く中、テレビで観たキリスト教徒向けの子供テレビ番組の「ホーリーアヴェンジャー」を見たフランクは神の声を聞く。そして考えた思いついたの、妻サラを奪い返すために、自ら考案したヒーロー クリムゾンボルトだ。

 お手製のコスチュームに身をまとい、麻○の売人や児童○春者、はたまた街で見かけるモラルの無い奴らに立ち向かう

弱いヒーローか?と思いきや・・・・。これがまたえげつない。工具(レンチ)でいきなり殴り着け、血だらけにするのだ!これはどうもね。見かけとは随分違うので驚きます。ちょっと後味悪いな。

ということで、クリムゾンボルトの活躍は活躍とはされず、暴れるという悪いイメージでテレビで放映されることに。正義ではなく悪のもですわ。

それにしてもコスチュームを着るだけでこんなにも豹変するなんてね。人間ってシュチェーションが変わるだけで心も変わるんだなと。ある意味、制服なんかはこういう気分を高揚する不思議な役割があるのかもしれません。

そしてフランクはやがてとんでもないイカレた娘 リビーと出会う。


この娘がまたハイテンションでかなりとんでもないのです。リビーにはエレン・ペイジ。

早口でまくし立て、危ないんです。はっきり言って無茶苦茶です。彼女のパワーに引き気味のフランク。

暴力を悪いとはまったく思っていません。フランクも静止すること出来ずあたふた。思いすごしで悪い奴と決めてつけ、レンチでガ~ン!マジでこの人、ほんまに悪い奴?と聞くと多分そうだと曖昧な答え。

大丈夫、これで??


悪の領域で待ち伏せ。少々退屈そうな。

だんだんエスカレートしていくリビー(ポルティー)。善悪の見境も無く、、、、。

  この吹き出しはなかなか

 
お色気はないけど、フランクに迫る。

悪を切る!というよりも暴力をふるっているだけじゃん。そう思うんですけどね。笑えるけど何故か虚しさが。。。。

2人はいよいよジョッグの住処へ突入!ところが意外な展開となり、これまた驚き!!リビーも・・・・?えぇ~!!

あらすじ(goo映画より)

冴えない男フランク(レイン・ウィルソン)は、セクシーでいかれたドラッグディーラー、ジョック(ケヴィン・ベーコン)を追って彼のもとを去った妻サラ(リヴ・タイラー)を取り戻すために、クリムゾンボルトに変身する。お手製のコスチュームを身に纏い、手にする武器はレンチ。エッチでクレイジーな相棒ボルティー(エレン・ペイジ)とともに危険地帯の犯罪に立ち向かう。すべては愛する妻を取り戻すため。しかし世の中、思い通りに行かないもの。そして、遠い昔に定められた不変の掟。子供に猥褻な行為はしないこと。列に割り込んだり、車を傷つけたりしないこと。もし掟を破れば、クリムゾンボルトが許さない!

ちょっとネタばれ。

最後はめでたしめでたしかと思ったら、そうではありませんでした。やっぱりぶさいくな男には幸せは来ないんでしょうか。

音楽も良かった♪

映画紹介(allcinemaより)

「スクービー・ドゥー」や「ドーン・オブ・ザ・デッド」の脚本を手がけ「スリザー」で監督デビューを飾った個性派監督ジェームズ・ガンが、愛する妻を取り戻そうと“自称”スーパーヒーローとなり、街の小悪党に立ち向かう冴えない中年男の運命を、哀愁をにじませつつバイオレンスかつコミカルに描くアクション・コメディ。主演は「ROCKER 40歳のロック☆デビュー」のレイン・ウィルソン。また、自らも手製のコスチュームに身を包み、相棒となって主人公をたきつけるオタク少女のヒロインに「JUNO/ジュノ」のエレン・ペイジ。共演にリヴ・タイラー、ケヴィン・ベーコン。

メディア 映画
上映時間 96分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ファインフィルムズ)
初公開年月 2011/07/30
ジャンル コメディ/ドラマ/アクション
映倫 R15+

 

公式ウェブサイト(英語)

 

 

 

 

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人生、ここにあり(2008)▽▲SI PUO FARE

2011-10-03 | 映画:ミニシアター

 

ネロと9人の仲間たち

            

      やれば、できるさ!!

未来は自分で照らすのさ

これは、イタリアで始まった本当の“しあわせ革命”

評価:+5点→65点

京都シネマにて鑑賞。

本国イタリアでは動員数40万人超、54週ロングランの大ヒットを記録し、イタリア・ゴールデングローブ賞を受賞した作品。

個人的には普通に良かった。大絶賛とまではいかなかったな。上記のメンバーは、皆心の病を抱えた人たち。

イタリアでパザリア法(1978年制定)という法律によって精神病院が閉鎖された。病を持った患者が一般社会で暮らせるような地域作りを目指すための新しい挑戦。これは世界初の試みだったそうです。それは凄い話ですよね。

今ではそんなに驚くような話ではないです。日本でも一般の家を利用して、障がいを持った人たちが暮らすというかたちがどんどん増えて来ています。実は今から10年ちょっと前に、私もこういうところで仕事をしていたことがあります。

学生アパートを改造したグル―プホームで生活する方のサポートをしていました。ただここまで画期的ではありませんでしたが(笑)

さてそんな時代を背景に、ある施設の取り組みと、そこで生まれた知られざる実話を感動的に描いた本作。笑いあり、涙ありの人間賛歌であります。

あらすじ(goo映画より)

1983年、活気溢れるミラノの労働組合員ネッロ(クラウディオ・ビジオ)は正義感が強く、労働の近代化や市場に対して情熱を傾けていた。しかし労働組合のために出した本が型破りだとされ、所属していた組合から異動を命じられる。

ネッロが行き着いたのは、精神病院の患者たちを地域に戻し、一般の社会で暮らせるようにするというバザリア法によって閉鎖された病院の元患者たちによる協同組合だった。
しかし彼らは病院を出て自由な社会生活を送るどころか、毎日を無気力に過ごしていた。

持ち前の熱血ぶりを発揮せずにいられないネッロは彼らに、施しではなく、自ら働いてお金を稼ぐことを持ち掛ける。みんなを集めて会議を開くが、個性豊かなメンバーたちはバラバラで、会議はなかなかまとまらない。しかし何とか床貼りの仕事をすることが決まる。ネッロは彼らとともにこの無謀な挑戦を始めるが、元患者たちに自分の家の床を触らせようとする人はなかなかいない。そのうえ数少ない現場でも、組合員たちは次々に失敗する。そんなある日、仕事現場でのアクシデントをきっかけに、彼らの人生が180度変わるようなチャンスが訪れる。

  

彼らの隠れた才能を仕事に活かす!それは廃材である木板を利用して作る組木(寄木)作り。色々な模様にはめ込み、床をオブジェのように仕上げる。

ネッロは、患者のジージョ(アンドレア・ボスカ)とルカ(ジョヴァンニ・カルカーニョ)に、寄木細工の才能があることに気付き、この仕事を受注する。

 

さらにネッロは、患者たちの投票によって、医者を解雇してまで、患者たちの服用する薬の量を減らすことに成功する。効果はてきめん、元気になった患者たちは、性の欲望も人並み。ネッロは、ECの補助金を利用して、患者たちに、人生の喜びを少しずつ経験させていく。

性の欲望を解消するために考えたのは、何と娼婦相手に、、、、、だった。大喜びの彼らはハイテンション

生きる喜びに働くことの充実感、、、、。彼らにも未来の展望が見えてきた!!上手く行けそうな感じだったが、、、、、。そんなに現実は甘くなかった。
床張りの注文先の女性と恋に落ちたジージョ。本気で恋するジ―ジョ、ところがこの恋はとんでもない方向へと進む。
相手の女性は本気じゃあなかったみたい。失意のジ―ジョが選んだ道は・・・・?

このことがきっかけで、ネッロは協同組合を去ることに。逆に解雇した医者が復帰する。そうなれば、以前同様、彼らには飲む薬の量が増えることになる。そしてもとの無気力な生活に戻ることを意味しているのだ。

 
失意のネッロに、サラはこのままでいいの?と
最初は反対していたサラでしたが。

元の黙阿弥じゃあ?今までやって来たことはどうなるの?せっかくここまで頑張ってきたのに。

ネッロはもう一度たちあがる!「やればできるさ!」この言葉を胸に。。。。

重いテーマではありますが、コメディタッチであり、それぞれの人物もユーモアたっぷりで心がなごみますね。         

         
ネッロ クラウディオ・ビシオ     サラ アニタ・カプリオーリ

                 
フルラン医師 ジュゼッペ・バッティストン     デルベッキオ医師 ジョルジョ・コランジェリ  

 解説(allcinemaより)

1978年、イタリアでは精神病患者を無期限に収容することを禁止する精神病院廃絶法が制定され、患者たちは入院治療ではなく地域の精神保健サービス機関で予防や治療に当たりつつ、地域社会との共存を実現していく体制へと移行された。本作は、その取り組みが行われていく中で実際に起こった出来事を実在のグループホームをモデルに映画化したヒューマン・コメディ。“やればできるさ”を合言葉に、世界で初めて精神病院を廃絶する画期的な取り組みを巡る希望と現実を温かな眼差しでユーモラスに描き出していく。監督はこれが日本初紹介のジュリオ・マンフレドニア。

メディア 映画
上映時間 111分
製作国 イタリア
公開情報 劇場公開(エスパース・サロウ)
初公開年月 2011/07/23
ジャンル ドラマ/コメディ
映倫 G

 

公式ウェブサイト

 

 

 

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スリ―デイズ(2010)◆◇THE NEXT THREE DAYS

2011-10-01 | 映画:シネコン

MOVX京都にて鑑賞。

評価:→70点 

2008年に公開されたフランスのスリラー映画『すべて彼女のために』を、「クラッシュ」「告発のとき」のポール・ハギス監督がリメイク。
主演は「ロビンフッド」のラッセル・クロウ。

リ―アム・ニ―ソンも出ているということで、ちょっと楽しみだったのですが、ほんの僅かのみの出演でがっくり

ポール・ハギス監督の作品、気がついたら意外にもたくさん観ていた私。どれもなかなかの秀作ですが・・・。

「すべて彼女のために」ではダイアン・クルーガ―が主人公の妻役だったそうです。ちなみにオリジナル版は未見。


ラッセル・クロウは大学教授ジョン・ブレナンの役。相変わらずメタボなボディ。

 
妻ララ・ブレナンには、エリザベス・バンクス。

この人、映画「ブッシュ」でブッシュの妻ローラ・ブッシュの役をした女優さんだったとは、、、、。びっくりです。そういやメイクで限りなくブッシュ夫人に似ていたので、まったくわかりません。

あらすじ(goo映画より) ネタばれしています。ご覧になっていない方は読まないで下さいね!

ある朝、愛する妻子とともに幸せな毎日を過ごしていた大学教授のジョン(ラッセル・クロウ)の家に警察が突入、殺人の容疑で妻のララ(エリザベス・バンクス)が逮捕されてしまう。ララは上司殺害の疑いをかけられたのだ。

それから3年。ジョンは一人で息子を育てながら、妻の無実を証明するため懸命に奔走していた。だが、裁判では彼女に不利な証拠が提出され、覆ることなく遂に殺人罪は確定。


弁護士からも無罪を主張するのは難しいと言われる。

絶望し、獄中で自殺未遂を起こした妻をみてジョンはある決断を下す。何とそれは、ララを刑務所から脱獄させるというとんでもない計画!


ジョンは彼女の身の潔白をはらすために証拠を見つけるというような行動はまったくなく、ひたすら彼女を奪うということに固執。

その手段のためネットで調べた、元脱獄囚のデイモン・ペニントンに会う。


元脱獄囚 デイモンにリ―アム・ニ―ソン。脱獄のスペシャリストに教えを請う。

 
マイ地図を作製して綿密に計画を練る。          

前半はあまりテンポなく、良く観ていないと分からない部分もあったり。 

裁判の場面なんかもないし、妻の事件の内容にもそこまでふれてはいません。

要するにそういう場面は関係なく、夫ジョンがいかに脱獄計画を練り上げて、どういう風にララを脱出を考え、逃亡するかということがこの映画のメインはそこでした。

最初の方とラストで殺人事件の場面がスローモションで映し出されるから、明らかにララではないことが明白なのもこれでわかる。

後この計画のために、ジョン自らの手を汚すというのも、愛する妻を救うがための一途なジョンの怖いまでの執念。まあこんなことは現実にあり得ないだろうけど・・・・。いやもしかしたら、あったりして。

蓄えていたお金もだんだん減っていく。偽造パスポート、飛行機のチケットを取るために、怪しい闇グループから高額な料金を提示され、ただそれもララを助けるためにと。危険承知での行動はハラハラドキドキ。ここまでするジョンの姿が何ともいえません。

 
大学教授には見えない。銃さばきもなかなか!

さて後半。ここからは、スピードアップします。

 
いよいよ決行する時が、、、、。

元脱獄囚デイモン・ペニントンの言葉、「脱獄より逃げ続ける事の方が困難」と言ったけど、まさしくそのとおりの展開。後半はマジ凄い。橋の閉鎖、高速道路の検問、鉄道の駅での見張りも。。。。。

警察も俊敏に指名手配のチラシや大人2人、子供一人などの情報を流すも、ジョンの方も途中で老夫婦を乗せ情報を惑わすといったなかなかのやり口だ。おぉ~やるじゃんなんて感心しました(笑)

途中息子を動物園へ迎えに行くという事態となるが、時間が迫ることで逃亡の妨げになると言うことで息子を置いていくということになりますが。。。。。

あら息子を迎えに行っている?何処でどう変わったの??ちょっとこのあたりでガクン状態でした。そして空港での搭乗口、問題のチラシは運よく搭乗口を通り過ぎた時に、、、、。

ここまで書けば、もうラストは分かりますよね。

解説(goo映画より)

無実の罪で投獄された妻を救うため、命懸けの脱獄計画に挑む男の姿を描く「告発のとき」のポール・ハギス監督作。出演は「ロビン・フッド」のラッセル・クロウ、「やさしい嘘と贈り物」のエリザベス・バンクス、「ボーダー」のブライアン・デネヒー、「24アワー・パーティ・ピープル」のレニー・ジェームズ、「トロン:レガシー」のオリヴィア・ワイルド。

オリヴィア・ワイルド、もっと重要な人物かと思ったら、単にジョンの息子の遊び相手のお母さんでした。

メディア 映画
上映時間 134分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(ギャガ)
初公開年月 2011/09/23
ジャンル サスペンス/犯罪/ドラマ
映倫 G

 

それにしても長いですね。2時間14分はちょっと疲れました。

 

公式ウェブサイト(英語)

公式ウェブサイト(日本語)

 

 

 

 

 

 

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