1月20日のブログ、「悩みの循環から離れる」の続きです。
私は思うのですが、不登校の子には、できるようになった小さな変化を認めていくことが大事だと。
ずっと学校を休んでいた子が、週に二日だけ登校できるようになった。
毎日登校できることから見れば、「二日しか行けなかった」となります。
しかし、「二日も行けてよかった」と考えるなら、子どもにとっても親にとっても救われた気持ちになります。
「今日は学校に行こう」と家を出たが、途中で引き返してきた。
学校は、「欠席」になります。しかし、行こうとして途中まで行くことができたと考えると、明らかに前進しています。
本人が行こうとした変化こそが重要なのです。
このことを認めていくべきなのです。認められることは、小さくても本人の自信につながるでしょう。
不登校の子には、スモールステップが必要です。
そして、このスモールステップができたことを言葉にして、子どもに伝えます。
子どもが、どうがんばったかを認識させないと、また週に一度も行けなかったとき、サポートができなくなります。
子どもが、不登校を脱するために、たどってきたプロセスを自分で自覚できているなら、必ず次に活かすことができます。