箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

しあわせの探し方

2019年05月01日 08時34分00秒 | 教育・子育てあれこれ
 
 
 
 
 
新しい元号にかわり、人びとはどんな時代を願うのでしょうか。
 
ただ、元号がかわろうとも、人として大切にすべきことはかわりません。
 
 
 
 
今の季節、クローバーが青々と繁っています。
 
 
クローバーに関わり、こんな言葉があり、私が以前中学生に話したことがあります。
 
「四つ葉のクローバーを見つけるために、三つ葉のクローバーを踏みつけるような人になってはいけない。
 自分の幸せはそのようにして見つけるものではない」
 
 
傷つきやすい現代の社会・世の中にあって、みんなが「私のことをわかってほしい」「私のことを気にかけてほしい」というヒリヒリとした気持ちになりやすいのです。
 
そうなると、どうしても人への関心は他者ではなく、自分に向くようになりがちです。
 
自分の楽しみ、喜びを第一に優先して、他者のことは考えない。
それが、ほんとうの自分の幸せにつながるのでしょうか。
 
答えはNOです。
 
他者に関わりをもち、自分の関わりにより、その人が感謝してくれ、喜んでくれる。
 
その喜びが同時に関わりをもった自分の喜びとなります。
 
自分の幸せは、他者の喜びから得るものである。
 
これはけっしてきれいごとではありません。
 
子どもを育む教員の仕事は、まさしくそうであるし、四つ葉のクローバーの探し方はすべての人に共通する生き方です。
 
自身もそうありたいと思います。