新しい元号にかわり、人びとはどんな時代を願うのでしょうか。
ただ、元号がかわろうとも、人として大切にすべきことはかわりません。
今の季節、クローバーが青々と繁っています。
クローバーに関わり、こんな言葉があり、私が以前中学生に話したことがあります。
「四つ葉のクローバーを見つけるために、三つ葉のクローバーを踏みつけるような人になってはいけない。
自分の幸せはそのようにして見つけるものではない」
傷つきやすい現代の社会・世の中にあって、みんなが「私のことをわかってほしい」「私のことを気にかけてほしい」というヒリヒリとした気持ちになりやすいのです。
そうなると、どうしても人への関心は他者ではなく、自分に向くようになりがちです。
自分の楽しみ、喜びを第一に優先して、他者のことは考えない。
それが、ほんとうの自分の幸せにつながるのでしょうか。
答えはNOです。
他者に関わりをもち、自分の関わりにより、その人が感謝してくれ、喜んでくれる。
その喜びが同時に関わりをもった自分の喜びとなります。
自分の幸せは、他者の喜びから得るものである。
これはけっしてきれいごとではありません。
子どもを育む教員の仕事は、まさしくそうであるし、四つ葉のクローバーの探し方はすべての人に共通する生き方です。
自身もそうありたいと思います。