この前、三中の職員室を訪ねてきた3年女子生徒が、私に言ってきました。
「先生、もう(勉強ばかりで、)たいへんです」
私は、この子は学習がたいへんだということを言っているのだと察しました。
一瞬、私は何を言おうか考えましたが、
「そうやね、3年生はもう大きな学校行事は、終わってしまって、勉強ばかりだから」
「・・・」
「でも、そのたいへんさや苦しさは、終わりがないのとちがうよ」
「終わるときは。必ず来るから」
「うん、がんばります」
こういって、その生徒は職員室を去っていきました。
3年生は進路懇談を行い、そろそろ受験する高校を考え出す頃です。
勉強ばかりの毎日に息苦しさを覚える生徒もいます。
誰かにつぶやきたい、誰かに聞いてほしい。
子どもがマイナスの方向に向いているとき、おとながその気持ちを受け取り、その気持ちにつきあうことで、子どもはまたやる気をとりもどします。