私の娘の子はいま2歳半になりますが、少し前まで人見知りが強くあらわれました。
お母さんとお父さん以外の人を見ると、「わー」と泣き出し、久しぶりに会ったので抱っこしようものなら、大声で泣きわめきました、
こちらにすれば、仕方ないと思いました、
それと同時に、こうも思いました。
少し前までは、知らない人にも、微笑んでいたのに。
でも、思い直しました。
人見知りとは、人を見て正しく判断し始めるようになったのだと。
つまり、母と父を絶対的に安心感のある人として認識して、心を向けることができるようになったのだと思ったのです。
ゆえに、人見知りとは成長の証だと、私は考えます。
その後、大きくなって思春期には、親やおとなに反抗する時期が現れるのがふつうです。
親しかった人に心を閉じることも特徴です。
でも、これも成長の一過程です。
親からの自立を求め、独り立ちしようとしている時期です。
親に依存しなければ生きていけない子どもから、親を越えようとしているのが思春期の成長です。
この時期の子育てのキーワードは「見守ること」です。
おとなに見守られ、自然と子どもは成長していくのではないでしょうか。
だから、自然の成長の流れにのって、その時期に応じて、子育てをしかたを変えていけばいいのです。
子どもの可能性を信じて、その可能性を伸ばす環境づくりが必要になってきます。
「早くするのよ」。このように急かさない。
本人にとって大きすぎる理想もいりません。
自然に子どもが育つ流れにおとなが合わせるのが、中学生の子育てだと考えます。