箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

珠州の製塩

2024年03月10日 09時28分00秒 | 教育・子育てあれこれ
珠州市には製塩所があります。






その製塩法は「揚げ浜式」といわれ、伝統的な作り方で500年以上続いています。

海から海水を汲み上げ、塩田の砂浜に均等にまきます。






それを天日干しして、塩分を含んだ砂を集めます。

それに、さらに海水を注ぎ、凝縮した「かん水」を釜に入れ煮込み、水分を飛ばすと塩ができると、現地の人に聞きました。

ここの塩は人工的でないというよさがあり、天然のうまみが散りばめられています。そしてほのかな甘さもある味をしていて、観光客にも好評で、お土産に買って帰る人も多くいます。

製塩所はパイプを海岸まで伸ばして、塩田まで海水をひいていましたが、今回の地震で海岸が隆起して海岸が遠くなり、パイプが届かなくなったと聞きます。






また、かん水をためておくタンクのパイプも地震で損傷しました。

それでもかろうじて、タンクの中にはかん水が入っていたので、それを使い塩作りを再開した会社があるのです。

珠州の塩作りが、たくましく復興していくのを願います。