イギリスの教育情報誌が、世界大学ランキングを発表しました。
それによると、1位はオックスフォード大学、2位はスタンフォード大学でした。
日本の大学は、東京大学が29位、京都大学が55位と低迷しています。
中国やシンガポールの大学よりも遅れをとっています。
日本の大学の評価は低下し、少子化による学生数の減少が見込まれています。
そこで、いま日本では、秋季入学を導入する予定の大学があったり、海外からの留学生の受け入れ拡大をはかる大学が増えています。
そして、英語による授業が行われ、日本人の学生にとっては、各国から集まった学生に囲まれ、世界の共通語である英語を身につけることができると意図しているのが、最新の大学情報です。
しかし、長年英語教育にかかわってきたわたしから見ると、英語は使えるにこしたことはないですが、グローバル世界や国際世界で活動するには、それだけでは不十分です。
世界や国際的に通用する人権感覚・人権意識を身につけていないと、立ち行かなくなります。
国連の人権理事会が、日本に是正を勧告している案件が多数あるのが現状です。
英語が使えるだけで、コミニケーションができると考えるのは早計です。
国際的に通用し、活躍できる人材は、人と人との間の良好な人間関係を築くことができる人です。