若い人たちを中心に退職代行業の利用者が増えています。
ここ1年間で転職した20代の5人に1人程度が退職代行を利用していたと、就職情報サイトにのっています。
利用するのは民間だけでなく、学校の教員もです。
昨年には、わたしが勤務していた教育委員会管下の小学校で、学級担任をしていた初任者の先生が、突然退職しました。
学校は本人と連絡が直接はとれなくなりました。
退職代行に依頼する動機はさまざまです。
●「退職を引き留められた(引き留められそうだった)」が、およそ4割。
●「自分から退職を言い出せる環境でない」がおよそ3割。
●「退職を伝えた後にトラブルになりそう」が2割ちよっと。
退職代行を頼ってやめるのは、働き手と職場の間にコミュニケーションが十分にとれる関係が築けていないことが推察されます。
少なくともやめたい人が、双方の納得のもとで退職できるよう、企業等には意思疎通がしやすい環境・風土の職場づくりに努めるべきです。