「24時間働けますか」とか「モーレツ社員」 と言う言葉がもてはやされた時代がありました。
残業や転勤をいとわず、会社が言う通りに働く人がもてはやされたのでした。
高度経済成長の時代から2000年ごろまでがそういう働き方に価値がおかれました。
そのように会社に拘束される働き方が求められた中心的な社員は正社員のなかでもおもに男性でした。
正社員の中でも、あまり拘束されないのは一般職で女性が多く、さらにもっと拘束されないのは非正規雇用やパートで、女性が担う構造になっていました。
しかし、今の時代は、そこまで仕事や会社に価値を置かなくなっています。
転職や兼業はふつうと考える人は、とくに若い世代の中で増えています。
その反面、自分をいかすことができる仕事がしたいという人が増えています。
会社に拘束されずに、プライベートな時間もほしいと思う働き方を男女を問わず求めています。
しかし、男女間格差の問題は据え置いたままであり、賃金格差がある中で、自分らしさを発揮できる職場を若い世代が求めているのです。
女性は、男性のような正規雇用は少なく、昇進の機会もあまりありません。
女性を労働力としか見ない社会は、これからの時代には発展しません。
男女格差の問題の解消とワークライフバランスは並行して推進されていくべきです。
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