コロナ災禍によって、非正規の日本人労働者や日本にいる外国人技能実習生からの相談が急増していると、相談機関は伝えています。
「賃金が低いといったらやめさされた」「パワハラがひどすぎる」・・・。
新型コロナウイルス対策でテレワークが認められるのは正規社員だけで、非正規社員は認められていない。条件の改善を求めたら解雇された。
また、正社員には休業手当が支給されるのに、非正規社員には支払われない。
このように、不安定な労働条件や不当な解雇が非正規社員には横行しているのが、日本の現実です。
この状況は、2008年のリーマン・ショックに端を発します。契約社員や派遣の労働者がたくさん解雇されました。年を越せないということで、日比谷公園に年越し派遣村ができました。
また、外国人労働者への冷遇も際だって多いのが日本です。
新型コロナウイルス感染拡大で、給料が下がり、住居費の支払いだけすませるとあとは手元に残らない。このような窮状を訴える技能実習生もいます。
このように人を大事にしない、「使い捨て雇用」が常態化しているのです。日本では、2013年頃から景気拡大の対策を進めてきましたが、この間賃金はほとんど上がっていないのです。
さらに、2012年には非正規労働者は約990万人でしたが、2020年には約1200万人へと増えているのです。
人を大事にして、だれもがあたりまえに暮らせる生活を保障しなければならないのが、日本の雇用上の課題です。
このように人を大事にしない、「使い捨て雇用」が常態化しているのです。日本では、2013年頃から景気拡大の対策を進めてきましたが、この間賃金はほとんど上がっていないのです。
さらに、2012年には非正規労働者は約990万人でしたが、2020年には約1200万人へと増えているのです。
人を大事にして、だれもがあたりまえに暮らせる生活を保障しなければならないのが、日本の雇用上の課題です。