補助犬には3通りあります。
*盲導犬:視覚障害者が安全に歩行できるように補助する犬
*聴導犬:聴覚障害者に音源を知らせる補助をする犬
*介助犬:手や足に障害のある人を補助する犬
これらをひとくくりにして補助犬といい、身体障害者補助犬法は不特定多数が利用する公共施設や交通機関で補助犬を受け入れるように義務づけています。
この法律が成立して今年で20年になります。
しかし、厚労省の調査では、7割の人が法律を知らないという結果が出ています。
実際、周りの理解はあまり進んでおらず、入店拒否や同伴拒否が起こっています。
レストランに盲導犬を連れて入ろうとすると、「他のお客様の迷惑になります」と断られたケースがあります。
ホテルに宿泊するため予約するときに「盲導犬もいっしょです」と伝えると、断られたりすることがあります。
わたしは以前に中学生を対象にした、盲導犬を連れた視覚障害者を学校に招き、講演を聞かせてもらう学習をしたことがあります。
でも、最近ではそのような学習をする学校が減っているそうです。
また、補助犬に関する報道も減っています。さらに、理解を深めるための企業の啓発研修や取り組みも停滞しています。
とくに学校では、法律の学習も必要ですが、それよりも、生徒が補助犬を連れた当事者の話を聞き、それとあわせて法律があることも学習するのがいいと思います。
そういう人は社会に出たとき、勤務中に補助犬を連れた人が来たとき、「ああ、学校で習った」と思い出して、少なくとも入店を断らない、受け入れるたいう行動につながる可能性が開かれていくからです。
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