とくに長い休み明けの場合は、しんどいと思う子が増えます。
学校に来なくなる子はそれぞれに理由がありますが、その理由を安心できる人にしか話しません。
だから、大人からすればその子が考えていることはそう簡単にはわかりません。
もし、その子にとって学校との信頼関係が壊れているならば、たとえば教師から学校に来ない理由を聞かれても、正直な気持ちを言おうととはしません。
そして、「もう、この学校、この世の中無理!」と思ったら、学校には行こうとしません。
その場合、話せない、対話できない学校や世の中をつくってしまった大人の側に、不登校の原因があるとしか言えないのだと思います。
こういう主張を聞かれると、それは子どもの甘えでないのか?
大人が「私のころはもっとたいへんだった」とか「しんどくても、ほかの子はがんばっているんだ」と言っても、その声は届きません。
増えたとはいえ、学校に来れない子は全体の数からすれば「少数派」、つまりマイノリティです。
マイノリティの示す課題は、その人たちの問題ではなく、マジョリティ側の問題であるのが常です。
学校に来るのが難しいという子の話をしっかりと聞くこと。
そして、マイノリティの子にとって安心できる大人、教師や親が少しでも増えるよう、大人が変わることしかないと思います。
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