箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

内面を高める服装、身だしなみ

2021年10月06日 07時10分00秒 | 教育・子育てあれこれ


新型コロナウイルス感染防止のため、テレワーク、リモートワークが進み、マスクをつける習慣が定着しました。

外へ出かける回数が減って1年以上がたち、人の身だしなみやファッションにも変化が出てきています。

たとえば、メイクよりスキンケアを重視する、口元より目元に留意する、外出着に注意を払わないなどの傾向が出てきているようです。

とくにボトムスはオンラインで映らないから部屋着で済ませるという人が増えたとか。

また、いまは服よりもアクセサリーやジュエリーがよく売れています。

つまり見えないところより、見えるところに注意し、キラッと光るような目立つアイテムでルックスをよくしようという考えだと思います。

ただ、見えるところだけに力点を置いて身だしなみをするのは、少々の違和感をわたしは覚えます。

そもそも、考え方にもよりますが、ファッションやメイクは誰かに見せるというよりは、自分の内面を高めることに役立つものです。(と、わたしは考えます。)

その意味で、「見える部分」だけ着飾るのは、ちょっとちがうのではないかと思います。

一般の学校では、コロナがあろうがなかろうが、「中学生らしい」服装をすることを指導します。

そして、多くの中学生はそれを誠実に守り、実行しています。

着崩すのではなく、端正に制服を着用している中学生には、それ相当の雰囲気があると、わたしは考えています。

大人だけ、「見えないから」といい加減にして、手を抜くのはいただけないと、わたしは考えます。


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