4月からは、今春に大学を卒業して社会人として就職する人は多いでしょう。
桜の開花が例年より遅く、ちょうど晴れの門出を祝ってくれています。
大学時代は人生の中でも、いちばん自由で、結婚、子育て、介護などとはまだ先で、自分が進む道や生き方を探すことが許される時期でした。
ところが、今年大学を卒業する人は、「フルコロナ世代」で、入学と同時にキャンパスに入ることが許されず、オンライン授業を余儀なくされました。
自己を抑え、感染防止の選択にはまりこみ、学習や研究活動、サークル活動が自由にできず、友だちもできない。
本来備わっている若々しい力を発揮できず、精神的に不調をきたした学生もいました。
けっこう長い間そういう時期を過ごした4年間だったことでしょう。
もともと大学生は、大人から監督されない、自律した立場ですが、コロナ禍では感染を広げないかと大人から監視される立場へと陥ったのでした。
しかし、社会人となるいま、その人たちは犠牲者だったとは考えなくていいです。
社会的にマイノリティに陥いり経験したことは、今後弱者の視点でものごとを考えることのきっかけになると思います。
実際、わたしが接したきた大学生も、他者に対してやさしい人が多かったというのが実感です。
今後、社会人としての活躍を期待しています。
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