対人関係に人はつまずき、傷つきます。対人関係に身を置くと摩擦が生まれることもあります。ストレスの原因にもなります。
しかし、対人関係では、つまずきや摩擦は必ずといっていいほど生じるものです。自分が傷つく経験や体験を避けることはできないのです。
しかし、一方で、楽しさや生きる喜びもまた、対人関係の中でしか得ることができないのも事実です。
ですから、子どもに対して「人とつながるのは素敵だよ」と、対人関係のなかに入っていく意欲を子どもがもてるように支援していくのです。
子どもがその意欲をもつのは、自分に価値があると思えるときであり、それは無視をされたり、「お前なんかいなくていい」とか「消えろ」「死ね」と叱責されることで、奪われていきます。
子どもへの虐待の深刻さは、この点にあります。
また、子どもをほめすぎることも、自分に価値があると思えなくします。自分の価値は、他の人による承認によって得られるものではなく、自分で「自分はこれができる」と知っていることです。
それを自信といいます。
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