
私たちはの思考には、「比較する」とか「比べる」という働きがあります。
こちらのほうが大きいとか小さい。
あちらほうが高いとか低い。
あの人の方が人気がある。
こちらの人の方が仕事ができる。
友達の方がお金をたくさんもっている。
そして、自分が優越感や劣等感をもつのです。
そんななかでも、他者と比較せず、自分の足りないところだけを考え、努力を続ける人がいます。
その人の心には、区別もないし、卑下もないのです。
おそらく、そういう人ほど心は安らかなのだと思います。
その人はすべてが肯定されていて認められているのだと思います。
人間の本質の世界は、比較することではなく、その人自身がどういう状況や状態にあるかをみて、自己を改善する点にあるのだと思います。
自己を見つめるのは苦しいです。悲しくなることもあります。
でも、苦しみが終わってみてはじめてわかることがあります。
じつは、悲しくて涙を流して泣いていたときが、いいちばん輝いていたことに。
そうか、闇の中に自分がいたのではなく、本当は光の中にいたことに、あとになって気がつくのです。
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