
9月16日から25日は、SDGsの取り組みを進める「SDGs週間」です。
異常気象が世界で頻発し、ウクライナ侵攻は影響し、いま世界の「食」が危うくなりつつあります。
気候変動について、「暑さが尋常でなくなってきた」という実感や大雨による大規模な自然災害の頻発など、今の時代は、それらが目に見えて変化が感じられるようになり、人びとの受け止め方が変わってきています。
気候変動は農業や食料の生産に悪影響を及ぼします。
SDGsの17の目標のうち、1が「貧困をなくそう」、2が「飢餓をゼロに」です。
1993年のことです。その年は冷夏の年でした。
国産米はたいへん不出来で、日本国内ではお米が足りなくなりました。
日本の国産米はジャポニカ米という品種ですが、東南アジア付近ではインディカ米が使われることが多く、わりと細長い米でパサパサとしているのが特徴です。
1993年には、国産米が足りなくなり、インディカ米を混ぜたブランド米で、米不足をしのいでいきました。
コンビニやスーパーで売っているおにぎりは、一時期ブレンド米ばかりになった期間がありました。
国産米のありがたさを知った1年でした。
現在、日本の食糧の自給率は40%で、とても低い数字です。6割は輸入にたよっているという現状です。
そこで、食品ロスを減らすと食料輸入を減らすことができます。
日本で食料の消費を減らせば、海外で食に困っている人が助かるのですが、そのためには余っているところから足りていないところへちゃんとまわるしくみが必要です。
それ以外にもSDGsの課題はあります。
私の家では畑でサツマイモや大根を育てます。じつはサツマイモのツルは炒めたり、煮たりするとおいしく食べることができます。
大根の葉は炒めたり、漬物にするとおいしく食べれます。
これをロスにするのはもったいないとも思うのですが、ツルをつけたままのサツマイモ、葉のついたままの大根では輸送コストがかかり、もうけが出ません。
農家としては、廃棄することで利益が出ているという現状があります。
このように考えれば考えるほど、現場が抱える課題もみえてきます。
じつはSDGsのとりくみは、「こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが立たず」となることが結構あります。
大根の葉は炒めたり、漬物にするとおいしく食べれます。
これをロスにするのはもったいないとも思うのですが、ツルをつけたままのサツマイモ、葉のついたままの大根では輸送コストがかかり、もうけが出ません。
農家としては、廃棄することで利益が出ているという現状があります。
このように考えれば考えるほど、現場が抱える課題もみえてきます。
じつはSDGsのとりくみは、「こちらを立てればあちらが立たず、あちらを立てればこちらが立たず」となることが結構あります。
かなりきめ細やかな政策が手立てが必要になってくるのです。
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