神戸市の須磨海浜水族園が建て替え工事のため、2月末日に営業を終えました。
この水族園の歴史は古く、1957年に須磨水族館としてオープンしました。
イルカショーは関西の人にはなじみのあるもので、子どもを連れた家族連れが一回は訪れたことがある、有名な水族館です。
わたしも娘が小さいとき、家族全員で行ったことがあります。
阪神淡路大震災のときには、学校全体が避難所となり、授業が再開できない神戸市立鷹取中学校に水族園の一部を教室に貸し出したりしたこともありました。
本館の大水槽の前にはメッセージのポードがあり、来場者の思い出が掲げられています。
「震災にも笑顔が取り戻せた」
「息子と通った日々は、わたしの宝物」
「若い頃の思い出が詰まった場所」
このような感謝の言葉であふれています。
イルカライブショーの最後の日には、トレーナー、飼育員が深々とお礼をするのを、観客が温かい拍手で応えました。
いまの時期は、学校では卒業式を行う「別れの季節」です。
感慨深くなる弥生・三月です。
思い出を胸に抱き、新たに新生活のスタートをきります。
卒業は「出口」であり、「入口」でもあります。
須磨水族園は、2024年にリニューアルして民営化され、再スタートします。
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