「観光」とは、「外国や他の土地(場所)を見て歩くことや景色、史跡、風景や景色を見てまわること」という意味をもっています。
つまり、ふるさとや生まれ育った土地以外の場所を見てまわることです。
観光によって、自分が生まれ育った土地と他の場所の文化や景色のちがいや共通点を知ることができます。
2000年代後半ごろから、観光学部や観光学科をもつ大学が増えてきました。現在、およそ50大学にあります。
学部や学科はなくても、観光コースや科目を設けている大学を加えると100以上の大学になります。
観光に関係した教育では、文化が場所により異なることを学習することができます。
グローバル時代にあって、児童生徒は多様な国、多様な文化や民族、くらしをする人びとと出会い、働いたり、活動することになるでしょう。
Diversity(多様性)を受け入れて、多様性が豊かさと感じられる人になる。
その意味で、「観光教育」という新しい教育分野がいま、徐々に注目されつつあります。
観光教育は観光関係の業界に従事する人材育成をすると思われることもありますが、もっと幅広いねらいをもっています。
今年度から高等学校では商業科の科目として、「観光ビジネス」が設置され、観光教育は学習の領域として認知されはじめています。
それは、自分の地域の見直しにつながることもあるでしょう。
新型コロナウイルスのような感染症が出てくる今の時代にあって、人と人の関係やライフスタイルが変化し始めています。
観光教育もその変化を取り入れ、これから推進されていくことになると考えられます。
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