2019年度の2学期が、箕面市立の学校で今日から始まります。
夏休み中の部活で真っ黒に日焼けした生徒を見かけます。
2学期、中学校は大きな学校行事、文化祭や体育祭のあることが多いです。
その学校行事は、実技教科の発表をする機会でもあります。
たとえば、文化祭で踊りや美術作品、合唱を発表する。
体育祭で走りを発表する。
そして、多くの場合、団体で取り組むことが多いのです。
実技にはいろいろとありますが、今回は音楽をとりあげます。
中学校の文化祭では、一つの学年がクラス単位で、また全体合唱を披露する学校があります。
文化祭のために、連日練習を重ねて美しいハーモニーの合唱を磨きあげます。
クラス発表の場合は、そのクラスを構成する生徒の音楽的な才能(音感など)に合唱のできばえが影響されることは、たしかにあります。
それ以外に、クラスの仲間関係の状況が合唱に反映されます。
まとまったクラスや仲のよいクラスは、声がよく出て。やはりいいハーモニーを作り出します。
でも、停滞したいるクラスは声が小さいとかハーモニーがうまく調和していないなど、クラスの状況が如実に表れます。
学年合唱はクラスの集合体でうたうので、同様に学年の仲間関係が影響してきます。
また、学校行事だけでなく部活の吹奏楽の演奏でも、部員の技術の高さはある程度揃いますが、コンクールなどで入賞するとなると部員同士の人間関係やチームワークが問われてきます。
そこで、わたしが経験上、音楽の発表について考えていることは、次のことです。
信頼しあっている人たちが発する音は自然と美しい音楽になる。
音楽でいちばん大切なことは何かというと、個人の技術であるという考え方もあるでしょう。
それも関係しますが、団体で発表する場合、いちばん大切なのは生徒同士の信頼関係であり、顧問と部員たちの信頼関係であることは、動かしがたい真実です。
この点を考えたとき、中学生は人との信頼関係を築き、信頼関係の大切さを学ぶためにも日々学校に来ているという考え方もできます。
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