箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

何かできることを

2019年08月25日 08時12分00秒 | 教育・子育てあれこれ








明日から箕面市の小中学校は2学期の開始です。

学校へ登校するのを楽しみにしている子どもが多いのは、今も昔も変わらない心理です。

しかし、なかには「明日から、また学校か。気が重いなあ」と感じている子どももいるのがいまの現状です。

とくに1学期に、学習や人間関係で悩んできた子どもは、それがまた毎日やってくるのかと思い、気が重くなるのです。

あっけらかんと「楽しみだ」と嬉々として登校してくる子は、大きなストレスとはあまり縁がありませんが、みんながみんなそうではありません。


4年前に、文科省が子どもの自殺が増えるのは9月がいちばん多いというレポートを出しました。

その傾向は毎年続いています。夏休みはいちばん長い学校の休業なので、家庭でホッとしていた子には、切り替えが難しいのでしょう。

もし、子どもが学校に行こうと思うけど足が向かない様子なら、親御さんも心配です。

サボっているのではないのはわかるが、どうしたらいいかと心配になります。

登校に気が向きにくいだけでなく、教室に入ることがしんどいという場合もあります。

そんなときは、現段階で少しでも、何かできることは何かを話し合ってみるのも一つです。

「どんな方法なら、学校へ行けるかな?」と聞いてみて、たとえば「遅れてでも少しなら行けるかも」とか、子どもが一歩踏み出す方法を学校と相談してみてください。

学校は、教室に入るまでの準備として、別室への登校や子どもとの面談、保健室での受け入れ、スクールカウンセラーとのカウンセリングなど、柔軟なサポートを行います。

(本文の内容と写真の人物は、関係ありません)




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