2019年終盤に流行し出し、2020年はじめに感染拡大したコロナ禍は、人と人の関係を問い直す機会になった人も多かったのではないでしょうか。
普通に家を出て、日々多くの人びとと対面していた日常が、突然に変わったのでした。
人と会うことを減らして、自宅にいることが多くなるという経験をしたのでした。
それはいつもと様子が違い、とまどいも多かったものです。
しかし、家にいて、自分を見直す機会をもつことができた人もいたのです。
アーティストなら、曲づくりに没頭したり、会社員なら家族と過ごす時間が増え、人間関係や家族関係についてあらためて考え直す機会になった人もいるでしょう。
子どもにとっては、学校に行かない日が続き、かけがえのない学校生活を失った人もいるでしょう。
でも、どんな人も何もしなかったわけではありません。
できることをやろうとした。やってきた。
コロナ後に学校では、不安感から不登校が増えたという結果が残りました。
でも、その子たちも悩みながらも、苦しみながらも、毎日を過ごしたきたという事実があるのです。
そのこと自体に意味があります。
自分を見つめ直す時間が持てたことは大きいのです。
ふだん、人びとは多忙な生活を送るなかで、自分を見つめる時間もないほど、慌ただしい日々を送っていて、自分を見つめる時間がなかなかもてません。
それが、少しでも自分について考えることができた。少なくともコロナ禍前よりは。
そう、思う今日この頃です。
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