緑の、東京ブログ

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

ホテルオークラ本館建て替え計画の進捗状況 2017年4月23日

2017年05月06日 06時01分00秒 | 再開発・港区


ホテルオークラ本館建て替え計画:工事進捗率1% 2017年4月23日
2014年5月23日、ホテルオークラがマスコミを通したプレス発表で建て替えを行うと発表しました。ホテルオークラは、東京都港区の虎ノ門の閑静な住宅街の中に建っている本格的な高級ホテルであり、2020年の東京オリンピック前の、2019年春に営業再開する予定となっています。そもそも、ホテルオークラが開業したのは1964年(昭和39年)の東京オリンピックの2年前であり、開業後50年近くが経過していて老朽化が長年の課題となっていました。2020年の東京オリンピックに向けて、遂に計画が動き出したと言えます。

2015年8月末に本館建物を閉館し、9月から既存建物の解体に着手します。2016年1月に本体着工、2019年2月末の竣工を目指します。


新日鉄興和不動産のホームページ内から拝借した、完成予想図です。

ホテルオークラとは?
東京都港区虎ノ門二丁目地区の閑静な住宅密集地帯の中に建っている高級ホテルです。日本国内では「老舗ホテル」とされており、帝国ホテル東京、ホテルニューオータニとともにホテルの「御三家」と称されています。大手ゼネコンの大成建設などの創設者である大倉喜八郎の長男で大倉財閥の二代目である大倉喜七郎氏によって設立されました。

公職追放により帝国ホテルを離れた大倉は、憲法の制定により華族としての待遇も奪われます。しかし、国内屈指の工芸家たちへ日本の美を以って諸外国の貴賓を迎えるホテルの理念を熱心に説き、その協力を得てホテルオークラを開業させました。明治以降の日本に存在したであろう貴族の精神を証明するという野心と「最後の男爵」としての意地により、「帝国ホテルを超えるホテル」をコンセプトに設立されたホテルとなっています。

再開発計画の概要
現在のホテルークラ東京の施設は、地上10階建ての「本館」と、11階建ての「別館(サウスウイング)」に分かれています。1973年に完成した別館の建物はそのまま使用され、1962年5月に開業した本館は取り壊されます。敷地内に設置されている日本の私立美術館の草分けである「大倉集古館」(1917年8月開館)も保存されることになります。

本館は2015年8月末に営業を休止した後、9月から解体工事に着手します。敷地内には高さ約195メートルと約85メートルの2棟の高層ビルが建設されます。高さ約195メートルの超高層棟は地下6階、地上38階建てで、ホテルのほか4~21階にオフィスが入る複合ビルとする計画です。高さ約85メートルの高層棟は地下6階、地上13階建てで、全体をホテルとして使われます。

現本館の客室数は408室であり、建て替え後は、2棟のビルを合わせて現状の3割増しとなる約550室を確保するほか、1室当たりの面積が50平方メートル前後の広めの部屋を増やします。

また、敷地面積の半分に当たる約1万3000平方メートルは緑地として整備されます。都心のオアシスとして開放するほか、災害時の一時避難場所として使われることになります。

建替え計画の概要
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目10番
現況敷地面積 約26200㎡
建物延床面積 約18000㎡
建物高さ 195m(地上38階、地下6階)
建物用途 ホテル、オフィス、美術館、駐車場
現本館閉館 2015年8月末
建替工事開始 2015年9月
新本館竣工 2019年2月末
新本館開業 2019年春
※記載の数値には、公益財団法人大倉文化財団所有の土地・建物(大倉集古館)を含みます。

プレスリリース:ケンプラッツ発表のニュース 2014年5月26日 
五輪にらみホテルオークラも建て替え、超高層に ケンプラッツ
プレスリリース:株式会社ホテルオークラ発表の報道資料 2014年5月23日
ホテルオークラ東京 本館建替計画について
プレスリリース:新日鉄興和不動産のホームページ内 2016年6月1日
「ホテルオークラ東京本館建替計画」オフィス事業の取り組みについて~2019年の完成を目指し、2016年6月1日着工~



江戸見坂の急坂を南側へ向かって登っていきます。東京都心部の虎ノ門地区内において、20パーセントもの急坂が存在していること自体が驚きですね。




江戸見坂の急坂を上っていくと、前方にホテルオークラ東京本館の従業員宿舎の建物が見えて来ました。その隣には、工事用タワークレーンが一基、構築中でした。




江戸見坂の坂上前にやってきました。坂上から振り返って、坂下方向を見渡して撮影しました。




南側から、再開発工事現場の敷地の東側に設置されている工事用プレハブ小屋の全景を撮影しました。




江戸見坂上から、再開発工事区画の敷地の南側を通っている道路を歩いていきます。




ホテルオークラ東京本館の建物群がすべて解体されて更地状態となったことによって、赤坂一丁目地区の高層ビル群を見渡すことができます。




南東側から、再開発工事区画内に建っている「大倉集古館」の建物を見上げて撮影しました。背後には、赤坂一丁目地区内の「赤坂インターシティ」の高層オフィスビル群が建っています。




再整備工事中の「大倉集古館」の建物をズームで撮影しました。大倉集古館の建物ですが、工事用フェンスが構築され始めていました。




「ホテルオークラ東京・サウスウイング棟」の敷地前から、江戸見坂方面を見渡して撮影しました。奥の方には、虎ノ門一丁目地区内の虎ノ門ヒルズ森タワーの高層オフィスビルが建っています。




再開発工事区画の敷地の東側一帯に広がっている、虎ノ門三丁目・四丁目地区の市街地を見渡して撮影しました。




南東側から、大倉集古館の建物を見上げて撮影しました。




南西側から、再開発工事区画内を撮影しました。構築中の工事用タワークレーンを撮影してみようと思ったのですが、半分しか映りませんでした。




南西側から、3番ゲートを撮影しました。




再開発工事区画の南西角の交差点前にやってきました。交差点前から、再開発工事区画内を撮影しました。正面には「大倉集古館」の建物を撮影しました。




交差点前から、再開発工事区画の敷地南側を通っている道路の全景を撮影しました。




この辺りからは、虎ノ門ヒルズ森タワーの高層オフィスビルをどこからでも眺めることができます。




ホテルオークラ東京の地図です。

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(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業の進捗状況 2017年4月23日

2017年05月06日 06時00分00秒 | 再開発・港区


(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 2017年4月23日
2014年3月に開通した環状第2号線に面した虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館を含む再開発計画です。いずれの建物も1960年台前後の高度経済成長期に建設されたビルであり、近年になって一斉に寿命を迎えていたので、建て替えられることになりました。UR都市機構及び国家公務員共済組合連合会が事業主体となります。

再開発事業の概要
国立印刷局・虎ノ門工場の機能を他所へ移転、本局の共同通信会館への仮移転ののち、跡地に地上19階、高さ約99メートルの病院棟を建設します。現在の虎の門病院の跡地には地上36階、高さ約179メートルの業務棟の高層ビルを建設し、国立印刷局の本局や共同通信会館の機能を移転します。

さらに現在の共同通信会館敷地の一部を活用したアメリカ大使館前交差点の改良、広場・歩行者デッキの整備、周辺道路の拡幅整備なども同時に実施される予定です。

2009年度 地権者により再開発協議会設置
        機構に対し再開発協議会から事業への参画要請
2013年度 地権者による地区計画の提案
        機構による都市再生特別地区の提案
        再開発事業の施行認可申請
2014年度 特区及び地区計画に係る都市計画決定(予定)
        施行認可(予定)
2015年度 病院棟着工
2019年度 業務棟着工
2024年度 竣工



「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」
所在地 東京都港区虎ノ門二丁目及び赤坂一丁目各地内
用途地域 商業地域、防火地域
事業手法 第一種市街地再開発事業(予定)
施行予定者 独立行政法人都市再生機構(予定)
        国家公務員共済組合連合会(予定)
敷地面積 約22500㎡
延床面積 約255200㎡
計画容積率 1000%
工事期間 平成27年度着工~平成36年度竣工
建築物の階数・高さ
・業務棟/約179m 地上36階地下3階
・アネックス棟/約20m 地上2階
・病院棟/約99m 地上19階地下4階

プレスリリース:UR発表の報道資料 2014年1月20日
「虎ノ門二丁目地区」都市計画提案の提出について
プレスリリース:同じく、UR発表の別の資料 2014年4月
虎ノ門二丁目地区 都心の大規模病院の周辺街区との一体的な建替えによる機能更新(環状2号線〔新橋~虎ノ門〕周辺地区)



再開発工事区画の敷地の南側を通っている「汐見坂」の坂下前にやってきました。




南東側から、汐見坂下前から「(仮称)虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事区画を撮影しました。




現在も、地下区画の工事が行われているようです。




同じ場所から、汐見坂の道路の全景を撮影しました。




南側から、再開発工事区画の敷地の東側を通っている道路の全景を撮影しました。




南側から、再開発区画内を撮影しました。




再開発区画の敷地の西側に建っている「共同通信会館」の建物を撮影しました。




汐見坂上から再開発区画内を見渡して撮影しました。




汐見坂下をズームで撮影しました。




虎の門病院、共同通信会館、国立印刷局を含む一つの区画全域(JTビルは除く)が再開発区画です。

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