みどりの野原

野原の便り

2月18日 ラックカイガラムシの話 (他 省略)

2025年02月22日 | Weblog

昆虫部会の講座をズームで視聴した。
落ち着いて視聴できなかったのだが、ラックカイガラムシは以前から興味があった。

*カイガラムシの生態。
*カイガラムシ防除の成功例
   ・ヤノネツヤコバチやヤノネキイロコバチなどによる、ミカンの害虫「ヤノ 
  ネカイガラムシの防除。(昔見たミカンの皮の粒々は見なくなった)
 ・ペダリアテントウの導入で、同じく柑橘の害虫「ワタフキカイガラム
  シ」 の防除

*害虫として知られるカイガラムシの仲間にも役に立つ種類がいる。
 「3大益虫」4000年以上前から人の役に立ってきたラックカイガラムシは樹
 脂や染料を生み出し、カイコやミツバチと共に3大益虫と呼ばれる。

*正倉院宝物の中にある「紫鉱」は種々薬帳に見える薬物。
 ラックカイガラムシが小枝に分泌した樹脂で。薬用とされた。

*ラックカイガラムシの色素の利用
*ラックカイガラムシはインド・タイ・タイワンなど東南アジア原産で養殖される。
ラックカイガラムシの体の表面から分泌される樹脂状の物質がセラック(シェラック)

*人体に無害な「天然樹脂」として、初期のレコードの原料などに使用。
現在でも錠剤や粒ガムのコーティング・柑橘類の果実を保護するワックス・バイオリンの塗装にも活用されている。

*人体に無害な「赤い色素」として、日ごろ食べている食品に利用されている。(成分表に「ラック」「コチニール」「カルミン酸色素(コチニールの化学物質)」などの表記がある)
(コチニールはメキシコ原産のカイガラムシの1種から得られる赤色色素

アンパン・カニかまぼこ・明太子・かき氷・イチゴオーレなどの添加物に。
染色にも使われる。

私の持っている「カイガラムシが熱帯雨林を救う」渡辺弘之著
おもしろいです。

大阪市立科学館にはラクカイガラムシの常設展示があるとのこと。
機会があれば行ってみたい。

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2月16日 [百人一首絵馬] 前期

2025年02月16日 | Weblog


橿原市博物館で開催中の「百人一首絵馬」展 前期
最終日の今日行って来た。

この絵馬は、牟佐坐神社(見瀬町)に奉納された江戸時代の絵馬。
牟佐坐神社には何回か行ったことがあるが絵馬は気づかなかった。
2005年に橿原市に寄贈され、橿原市博物館で保存しておられるとのことなので行った時には神社になかったのかも。
今は牟佐坐神社には代わりに写真パネルがあるらしい。

百人一首絵馬で、すべての歌人が揃っているものは全国でもここを含め2例のみだとか。(もう1か所は兵庫県 御形神社だそう)
そういえば「三十六歌仙」というのは時々見る。
百首を奉納するには費用もかかるので、100人揃った絵馬は大変貴重なものだとか。


絵馬保存用の箱 桐製で、湿気を一定に保つ特徴がある。


いつも見る1面の絵馬と違い、大勢の歌人と歌を1枚に描いてある。
前期は半分の50人分 全部で14面 1面に8人・7人・4人の絵馬もある。
大きいものでは横幅182㎝ 小さいもので幅94㎝


第1面(上)と第2面(下) 
歌人の下に書いてあるコメントが面白い。
「私です。中大兄皇子です」天智天皇
「女帝中の女帝よ」持統天皇
「帰りたいのに帰れない。日本LOVEです」阿倍仲麻呂

「坊主めくりおれ最強」蝉丸
「康秀さん 三河旅行いいね」これはわからなかった。小野小町
 ・・といった具合。
 

3面は4人分の小さい絵馬。
「平安一の色男」在原業平

他の面にも、
「女性のふりして土佐日記かきました」紀貫之
「私の順番間違っているんです」というのも。時代順に並んでいるらしい。
他にもいろいろ。


絵馬の下の部分に奉納者 泉屋平助 他 の墨書きの名前が見えた。

歌人の上部には歌が書いてあるが、字は消えかけていて見えない。
歌人の顔がなぜか消されたようになっているのはなぜかな?


押しの1首にシールを貼ろう。一番人気は「春過ぎて・・」持統天皇


会場入り口にあったチョークアートはここの職員さんが書かれたとか👏

後期は2月18日から3月2日まで、来れるかな?来たいなあ。

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2月15日 海の中から地球を考える & ビックリ!記憶

2025年02月15日 | Weblog

ならコープの講演会に参加
初めて行くならコープ本部。地図を見ながらわかりやすそうな川沿いの道で。


佐保川沿い。春ならばお花見しながら行けそうな桜並木。


川の斜面にはスイセンが見頃だった。

何度か道行く人に確認しながら・・


ならコープ 本部に到着。思ったより時間がかかった。
挨拶が始まっていて、講演にはぎりぎりセーフというところ。


「海の中から地球を考える」
プロダイバーで環境活動家の講師中本匡弘氏。

普段、自然に関するテレビ。きれいな海や珊瑚の放送も見るのは大好き。
一方、地球温暖化で海面上昇して島国がなくなりそうとか、ホッキョクグマの悲劇を見ることもある。・・が・・

「海の話でいい話はありません」の言葉にギョッとする。
笑いも織り交ぜながらも、笑ってる場合じゃありません。と。

ダイバー歴47年という経歴の中で「現地に行って撮った写真」と「目撃者としてのお話」は分かりやすく、インパクトがあった。

講師がダイビングを始めた頃の各地の海底の様子→現在の写真。
壊滅的なサンゴの写真。海を漂い、海の底に沈んだマイクロプラスチック。
想像以上に環境汚染が進んでいるのにびっくりした。

「環境正義」という言葉も初めて知った。
化石燃料を大量に消費している先進国。その陰で、化石燃料をあまり使ってこなかった途上国が被害を被っている。その不公平を正していこうという考え方。

気候変動・海水温上昇・地球温暖化・海洋プラスチック・生物多様性・ジェンダーの問題・・それらは同じ問題だという。 聞いて納得。

素晴らしいのは、海の危機を目の当たりにして、プラスチックフリーのエコストア(量り売り・ラップを使わないカバーやプラスチックでないスポンジなど)を開いたり、マイクロプラスチックの調査や子供たちへの啓蒙活動など、実践しておられること。

その中で、子供たちが自分の学校で使うプラストローの数を調べ・・プラストロー全廃に繋がったという話は感動した。
子供たちはスーパーにもプラストローを使わないようにお願いに行ったとか。未来につながるお話だった。

自分の生活の中で何ができるか。
国や自治体が指針を示してくれるとやりやすいが・・
声をあげていくことが大事といわれた。
出来ることを考えて行こうと思った。

話は変わるが・・
今日、思いがけない出逢いがあった。
会場手前で一緒になった方。
受付で記名された名前を見て・・!!

講演が終わって帰り道、また一緒になったので、思い切って尋ねてみた「ひょっとして、以前「あおがき」の編集に関わっておられましたか?」  「はい」・・・やっぱりそうだった。

それは生協発足して間もなく「機関誌の名前募集」に応募したら「あおがき」が採用されたのだ。
そしてその後、家へ取材に来られたのが今日の方。
50年前の事だ。
お会いしたのはその時1回だけ。お名前もお顔もどんな方だったのかも特に印象になかったのに・・・
今日、名前を見た途端、ハッと記憶がよみがえったのだ。
名前や顔を覚えるのは超苦手。忘れん坊ナンバーワンの私。

記憶ってどうなってるの? 不思議なことがあるものだ。
お話しながら駅までご一緒したのだった。

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2月14日 飛鳥の神社を巡る。天神社(御園)・春日神社(立部)・史跡定林寺跡(立部)・龍神社(川原)・板葺神社(野口)・天王社(橘)・小泊瀬稚雀神社(野口)

2025年02月14日 | Weblog

野外サークルで飛鳥の神社を巡った。

天神社(御園)

来たことがあるなあ。
境内に来ると思い出すが、違う方向から来るとわからない。


境内にあった石 これは何? 手水石? 礎石?
石の横腹には矢穴があった。

旧阪合小学校跡(檜前)

1956年(昭和31年)、阪合村・高市村・飛鳥村が合併し、現在の明日香村になった。
そして、1981年(昭和56年)4月、三つの小学校が統合され「明日香村立明日香小学校」になり3校は廃校になった。


旧校庭に残っている二宮金次郎さん


高松塚休憩所のそば ヤドリギ


タチバナ 栽培地


遠くに牽牛子塚古墳が見えた。


アオノリュウゼツラン

八阪神社(平田)

祭神は素戔嗚尊 牛頭天王社とも呼ばれていた。
小高い所に建つ。

春日神社(立部)

祭神は天児屋根命
元は定林寺跡にあったらしい。
『元、是より50m上に鎮座されていたのを、国指定史跡定林寺跡」として買い上げされたため、現在のこの地に遷宮し、鎮座している』(説明板)

拝殿に「立部御池」の説明板の額があった。
御池には行ったことがあるが、だいぶ離れた神社になぜ説明板があるの?


コウヤマキに古い球果が1個残っていた。

史跡 定林寺跡(立部)

聖徳太子建立46ヶ寺の1つと伝えられる。
高くなっている所は基壇跡?


この石は「立部の立石」「乳母石」とも言われるそうだ。
飛鳥には「立石」という謎の石がいくつもある。

史跡 定林寺跡から下った春日神社(上に記した)その下隣には「浄土宗 定林寺」というお寺もある。
このお寺も元は史跡 定林寺跡にあったものかなあ?


川原寺跡に出てきた。

龍神社(川原)

川原寺跡の東南の角にあるこんもりと繁った森の中に祠がある。

 
    小さい祠       灯籠には「龍神社」と刻まれる。
かつて弘法大師が龍王を招待した場所と伝わり、雨乞い祈願をしたという。
地元の人たちには神聖視されていて「掘れば祟りがある」といわれ、川原寺跡の発掘調査もここは行われなかったそう。
明治に、近くの板葺神社に合祀されたが、不幸事が続き、旧社(現在地)に戻されたとか。
豊玉姫を御祭神として残されている。

子供の頃、この森の横を流れる狭い水路にシジミがいたのを覚えている。
なじみがあったのに、ここが何なのか知らなかった。
この神社の話を聞けたのが、今日の一番の収穫だった。
龍神社は「龍 神社」ではなく「龍神 社」なのね。きっと。

川原寺跡を横切って・・

板葺神社(川原)

社地へと続く長~い石段 しっかりした手すりがあるので助かる。
右横に斜面の道があるが、階段以上にしんどそう。
これは祭礼などの時に荷物を運び上げるための道ではないかとのこと。


板葺神社 創建年代は不明  
なぜ「板葺」の名があるのか? 板葺宮と関係あるのか?
祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后
八幡宮と彫られた灯籠があった。後に祀られたものらしい。

天王社(てんのうしゃ)(橘)

木立の中に鳥居があるが社はなく、御神木のサカキが囲われている。
「天王社」と彫った灯籠があった。
昔、植村の殿様が馬に乗って通りかかったがこの前で馬が動かなくなった。
殿様が馬から降りると馬は動いたという。
この前を通る時には「馬から降りよ。輿から降りよ」と言われたとか。
こんな小さい神社にも昔からの言い伝えがあり面白い。

以前にはここにあるリンボクの花を見に来たものだ。
最近は来ていないが、枝が高くなって前より見にくそう。

小泊瀬稚雀神社(おはつせのわかさざきじんじゃ)(野口)

石段を上る。


祭神は武烈天皇と言われる。
なぜここに武烈天皇を祀るの?と思った。

ここは天武持統陵に近い場所。
「野口王墓」(現在の天武持統陵)と言われた御陵の場所には、以前、武烈天皇を祭神とする野口神社があったらしく、ここが「武烈陵」と言われたこともあったとか。

1880年(明治13年)阿不幾乃山陵記(鎌倉時代の盗掘の調書)の写本が発見され、鎌倉時代の古墳内の様子がわかり被葬者が確定し、宮内庁により「天武天皇 持統天皇 檜隈大内陵」に比定されたが、それまでには説が2転3転混乱していたらしい。

そこが、天武持統陵と確定したため、武烈天皇を祀る神社が現在地に移されたということらしい。


社の横の小高い所は、かつて「野口城」と言われ、狼煙で通信する場所だったとか。
飛鳥には他にもそんな「城跡」とされている場所がある。

今日は小さい神社をたくさん廻って説明も聞いた。
いろいろ伝説も残って面白い。
八阪神社とか春日神社とか・・どこがどこだか覚えられそうもないが、面白かった。


最近導入された近鉄の新型車両 
中もきれいで、駅名表示もでるのでいい。

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2月13日 西飛鳥 アイスプラント・タコノアシ・ショウガ穴・ニワウルシ・ケンポナシ・ソシンロウバイ

2025年02月13日 | Weblog

久しぶりに西飛鳥の観察会。

アイスプラントのハウス見学 以前にも見学したことがある。


ハウスの中にはちょうど収穫時のアイスプラントが育っていた。

畑を作っておられる指宿さまにお話を伺いました。

アイスプラント(ハマミズナ科)
南アフリカ原産で、耐塩性が高い塩生植物として有明干拓地の塩分を吸収させ、土壌改良するために用いられた。

その後、サラダ用野菜として商標登録された。
地域により、プッチーナ(佐賀)・バラフ・クリスタルリーフ・シオーナ・
ソルトリーフ などの商品名がある。


葉は肉厚で、透明な粒々がある。茎にも粒々。


葉の表面


葉の裏面 

この水玉のような粒々は土の中から吸収したミネラル分が蓄えられている「プラッター細胞(塩嚢細胞)」というもの。

水耕栽培されることが多いそうだが、土で栽培することもできる。
その場合、土に含まれる重金属などを吸収してしまうため、栽培にあたっては「土壌に有害な重金属が含まれていないか」検査してもらうとのこと。

海岸など塩分濃度の高い場所に生育するものだが、畑の土壌に塩分はないため、収穫までに4%~5%の塩水を何回か株元に与えるそうだ。
虫も付きにくく、無農薬で育てているという。

試食させてもらった。そのままで食べてもほんのりと塩分を感じる。
見た目もかわいいし、シャキシャキした食感も面白い。
ミネラルやイノシトールなど様々な栄養素も含むらしい。

11月下旬に種まきして、4月下旬ごろまで収穫できるという。
5月に入り花が咲く頃になると苦みもでてくるので収穫は終わり。
どんな花が咲くのだろうと調べたら、マツバギクに似た白い花だった。
マツバギクも同じハマミズナ科だ。

こちらでは、種も自家採種しているとのこと。


種は極小で、種を蒔く時には細かい砂?土?と混ぜて撒くそうだ。
そんな蒔き方があるのを初めて知った。

帰りに、アイスプラントを2袋買って帰った。
翌日の朝のパンに挟んだり、夕食のサラダに加えたりした。


休耕田でタコノアシを2か所で見た。

 
ソシンロウバイの自家受粉を避ける仕組み「雌性先熟」を観察

牽牛子塚のそばを通って・・

 
山裾に作られた「ショウガ穴」新ショウガを保存しておく穴
左はショウガを埋めてある穴。 右は使われていない穴

 
ケンポナシの木 
   右)ケンポナシの枝(以前に拾ったものを見せてくださった)
肉質に太く変化した果柄は、昔は子供のおやつになったらしい。
メンバーの中にも食べたという人がいた。
私は食べた経験はなく、大人になってから食べた。

食べられる状態の果柄を拾うには少し時期が遅いが、枯れた果柄を見つけた人もいた。


ニワウルシ(シンジュ)の枝にシンジュキノカワガの蛹の繭が付いているのを見ることができた。(◯で囲んだところ)
蛹はこの厳しい冬を越せるだろうか。

畑に葉の枯れたパパイアがあった。枯れてしまうのか?冬越しできるか?


枝を切り詰めたイチジクの幹が白い。
カミキリムシなどの侵入を予防するために「石灰乳」を塗ってあるらしい。

マルコ山古墳でお弁当を食べて引き返す。


葉を落とした木梢にスズメの群れ。


高取川沿いに植えられているサクラの根元にクビアカツヤカミキリのものらしいフラスがあちこちに見られ、気になる。

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2月8日 京都府立植物園 一面雪景色 観覧温室 「植物の持つかおり」講演 

2025年02月08日 | Weblog

寒くて出かけるのがためらわれる。
・・と言いつつ今日もお出かけ。


北山駅を上がった京都府立植物園前は一面雪景色。きれい~。
こんな寒い雪の日でも入園客がいるってすごい。


何もかも雪の中


雪の中の 雪の雫 スノードロップの花


雪の中の梅林


吹雪の中、自然生態園を歩く。


池のそば


前に歩いた人の足跡も消えかけた川の横を歩く。
寒くても雪の道はいいな。銀世界。


ジョウビタキが止まっていた。


川のそばの枝に移動。こんな冬に食べ物は見つかるのかな?


枯れたハスの中に白い鳥 コサギ?ダイサギ?とカルガモの姿が見えた。
適当に撮ったら鳥が写ってない。


花が咲いているのはロウバイ 満開


離れたところにソシンロウバイ 満開


これは雪の花 一番きれい。


太鼓橋の雪景色 絵になるなあ。

歩き回って珍しい雪景色を堪能。
フカフカの雪は足元も濡れないし滑らないし歩きやすい。

観覧温室を駆け足で観覧


観覧温室


アルソミトラ 今まであるのに気づかなかった。


アルソミトラ つる性。高い所に葉が繁っていた。
ボゴール植物園に2回行ったが、蔓や葉は見れたものの、見たかった果実や種子は2回とも見れなかった。
京都府立植物園で果実ができれば最高だな。期待!


ケガキ(カキノキ科)
説明板に「用材(材)・食用(果実)」と書いてあった。

2011年、娘と行った台湾で、街路樹の下に、カキノキそっくりでフェルト状の毛が一面に生えた果実が落ちていた。木にも成っていた。
それが初めてのケガキとの出会い。

以下は台湾のケガキ    ブログ 参照

街路樹 ケガキ

落ちていたケガキ     切ってみた 種の部分が大きい。

「食べたらあかんよ!」もの珍し気に見ている私に娘の声が飛んできた。
(1人なら絶対齧ってみた)食べられたらしいのに残念なことをした。
以上台湾のケガキ でした。


パラミツ(ジャックフルーツ)世界最大になる果物。大好き。食べたい。


ツバキカズラ(フレイジア科)可愛い花


ハイドゥンツバキ 見ごろ。

観覧温室を出た時には雪も少し溶けていた。


雪の座布団を掛けたベンチ。

午後は「植物のもつかおり」のお話。

「香り」とは揮発性物質の一部をいう。
香り(匂い)は情報になり、植物同士や植物と虫とのコミュニケーションに役立っているというお話だった。
動けない植物は、棘を多くしたり、軟毛の密度を高めたり、葉を硬くしたり、タンニンの量を増やしたりと食害を防衛している。
植物の香りは動物や植物同士のコミュニケーションにも役立っている。

植物と昆虫のコミュニケーション
例えば、
アオムシサムライコマユバチはキャベツを食害するモンシロチョウの幼虫に寄生する寄生バチ。
キャベツの実験では、アオムシサムライコマユバチが寄主のモンシロチョウの幼虫を探す時、機械でつけた傷のある株や、無傷の株よりも、モンシロチョウの幼虫に齧られた食痕のある株を選ぶ。
寄主ではない他の昆虫の食痕のあるものは選ばない。

植物は食害している虫に応じて特異的な匂いをだすそうだ。
キャベツは「モンシロチョウの幼虫に齧られた」という情報を持つ匂いによって、モンシロチョウ幼虫の天敵コマユバチを誘導するということか。

植物同士でも食害の情報を近くの植物に香りで伝達しているという。

帰りに、京都園芸倶楽部が京都府立植物園の開園100周年記念に寄贈したという「ウツクシマツ」を探した。


ウツクシマツ 2本 
見つかったが、場所がちょっとわかりにくかった。

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2月3日 カンムリカイツブリ・キンクロハジロ・ミコアイサ

2025年02月03日 | Weblog

昨日息子が撮ってきた水鳥の写真を見せてくれた。


ミコアイサ (トリミングしたもの)


カンムリカイツブリ (トリミングしたもの)

わりに近くで見れたという。
カンムリカイツブリは今年見ていないので、新庄の池へ見に行くことにした。

水鳥は見えるがちょっと遠い。


キンクロハジロ


ミコアイサ 遠いがよくわかる。
2羽いたが、しょっちゅう潜る。


これは・・首をすくめて寝ているが、カンムリカイツブリに間違いない。
お昼寝中で、首を伸ばしたところは見れなかった。

岸にはヒドリガモがずらりと並んでお昼寝中。
カイツブリやヒドリガモもいた。

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2月2日 節分 節分飾り・巻きずし・焼きイワシ・豆まき

2025年02月02日 | Weblog

「立春」の前日が「節分」の日。
今年は例年より1日早く、今日が節分の日。 
うっかりしそうだった。

立春の日が1日ずれるのは地球の公転が365日ピッタリではないためだとか。
それを少しずつ調整しているからそうだ。
詳しくは調べてね。

さて、うちの節分。
しまい遅れていた正月飾りを数日前バタバタと片付けて、節分飾りを出した。


節分飾り

昔はやっていた「ヒイラギの枝とイワシの頭を玄関近くに挿す」というのはもう完全に忘れている。

豆は買った。
夜、ベランダに「鬼は~外」 部屋の中に「福は~内」
盛大に撒くと片付けが大変なので、チョボチョボと・・
年の数だけ豆を食べる。・・とてもできません。


巻きずしは毎年娘が作ってくれるので楽しみ。
サケやアナゴやアボカドや卵など入っておいしい。
今年の恵方は西北西とか。 
2本で1人分 家族は2本食べたが、私は1本半。半分明日に残した。

丸々太った焼きイワシも1匹。私は頭から尾まで食べた。
写真は撮り忘れた。

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2月1日 長居公園(ジャカランダ果実・ロドレイアつぼみ・)& 長居植物園(ヒノキバヤドリギ・カミヤツデ・ソシンロウバイ・ロウバイ) 

2025年02月01日 | Weblog

長居公園


ジャカランダの果実 目立つ。 左はサルスベリの果実


木の下で、大きく立派な果実を拾った。
今まで拾ったものの中で最大。
すごく硬いので、割れません。


タイワンツバキ まだまだ咲き続く。


ロドレイア つぼみ


コブクザクラ 開花期間は長い。

長居公園


近年植えられたオキナワウラジロガシ
日本のブナ科で一番大きいどんぐりがなる。
こんな寒い時期に若葉を出して大丈夫なのか?
大きく育ってどんぐりがなるといいけどなあ。


ツバキに寄生しているヒノキバヤドリギ


ネモフィラ 苗が植えられていた。 
4~5月頃、一面ブルーの海になる。


冬中咲いていたビワの花も、ほとんど咲き終わり。
果実になる部分がわからなかったが、切ってみたら子房と胚珠が見えた。


カミヤツデ 
カミヤツデは「紙」を作る「ヤツデに似た植物」の意味。
葉はヤツデに似て、切れ込むが、ヤツデの仲間ではない。

「紙」といっても、私たちがイメージする「紙」とは全く違う。
切った茎の外皮を取り除いた「髄」の部分を「かつら剥き」にする。
大根のカツラ剥きとは違い、刃物で薄くスライスする。
そうしてできたカミヤツデの紙(通草紙)はライスペーパーや造花などに使われたそうだ。

去年8月、台北植物園で、カミヤツデの事を知る機会があった。

  参照 ←台北植物園の記事 こちら


奥がカミヤツデの幹
左手前が外皮を取り除いた髄。
中心部は隔壁がある。


台北植物園の腊葉館に、紙づくりの様子が写真展示してあった。

写真 上の中央と下の左側が、茎を削いでいる所(かつら剥き)
下の中央のような薄い紙が出来る。
写真右側の白線で囲ったものが本物の紙(写真の上に乗っている)。
下の写真が透けている。こんなに薄い紙が出来るのだ。
「人の手でしかできない」そうだ。

私たちのイメージする紙づくりとは全く違う「紙づくり」。


地下茎で増えるカミヤツデ。


ジュウガツザクラ 開花中 
早咲きで、ソメイヨシノが開花することまで次々と咲き続く。


ソシンロウバイ


ロウバイ 内側の花被片が赤い。この赤色をハエが好むらしい。

花の少ない時期の貴重な花だ。

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1月31日 景行天皇陵 濠 & 葛城市 ミコアイサ

2025年01月31日 | Weblog


東の山がかすんでいる。


途中のヤドリギがいっぱい付いた木。
鳥の姿は見えず。


水口神社(みなぐちじんじゃ)近くに駐車

天理 景行天皇陵へ行ってみた。水鳥は少ない。


マガモの群れ カイツブリ 他の水鳥は見えず。

葛城市の池へ。




ミコアイサを見ることができた。
雄雌2番が仲良く泳いでいた。

この池の周りは高い草が繁り、池を見る方にとっては見にくい。
水鳥にとってはそれだけ安心できるのだろう。

コメント (2)
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