みどりの野原

野原の便り

7月31日 明日香 下見に同行 アブラゼミ・ハグロトンボ・ヒロヘリアオイラガ・イヌビワオナガコバチ 

2023年07月31日 | Weblog

下見に同行した。


擬木の欄干にセミの抜け殻がいくつかついていた。
触角を見るとアブラゼミだった。
触角は、7節 ②番目より③番目が長い。 毛が多い。


別の場所にアブラゼミの成虫 町ではほとんど見かけない。


川沿いの道ではハグロトンボ オスの体は青い金属光沢。


ニワウルシの葉が透け透け。
メンバーの1人が葉に付いた虫に気づいた。


びっしりと・・ヒロヘリアオイラガの幼虫のようだ。

(虫嫌いの方 ごめん。でも覚えておいてね)

幼虫にある棘には毒があり、触れると強い痛みを伴い皮膚炎を起こす。
初期には集団でいるが、その内バラバラに散らばる。
「駆除するなら今の内」という段階。

写真に撮って、家で拡大して数えてみた。(番号をつけた)
さて、何匹いるでしょうか?
(答えは最後に)


イヌビワの果嚢 この木は雄木だ。 
口が開いているのもあった。


別の果のうを割ってみると・・うじゃうじゃといたのは・・
イヌビワコバチではなくて、コバチに寄生するというイヌビワオナガコバチ。
長い尾(産卵管)が見えますね。

オナガコバチは、果嚢の中の雌しべに産卵したイヌビワコバチの卵?幼虫?に、果嚢の外側から、長い産卵管を差し込んで自分の卵を産みつけるのだとか。(見えないのになぜわかるのか?)
そして、オナガコバチはイヌビワコバチを食べて成長。
成虫になったのを目にしているわけだ。
この後、果嚢から出る予定だったのだろう。
そして果嚢を出た後、どこへ行く?越冬は? 次々疑問が・・

こんなにいっぱいのイヌビワオナガコバチを初めて見て面白かった。

ヒロヘリアオイラガ幼虫の数は? 答えは255匹。 恐ろしや~。

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7月30日 ニワウルシ・カラスザンショウ・ウラジロマタタビとマタタビの髄・ゴンズイ・マツブサ・キジョラン・イワタバコ・マルミノヤマゴボウ

2023年07月30日 | Weblog

日中の暑さを避けて、いつもより朝早く出発。
バスの始発はまだなので、駅から歩く。


ニワウルシ 赤いのは果実だった。


カラスザンショウ 花 細かくてどうなってるのかよくわからない。


ウラジロマタタビ


ウラジロマタタビ 葉の裏は白くて脈腋に薄茶色の毛叢があった。


ウラジロマタタビ 髄は茶色で梯子状


マタタビの 髄は白く詰まっている。


ゴンズイ 果実はまだ裂開していない。


ツノハシバミ 果実 前回、グチャグチャッと見えたのがこうなるのか。


マツブサの果実 まだ白緑色。


クサギに巻き付いていたキジョランが、クサギを倒してしまった。


果実が1つ見えた。他のは木の下敷きに・・


キジョランの花 黄白っぽい花 中に生えている。


オニルリソウ 花 果実のある枝もあった。


イワタバコ 花が咲き始めている。


マルミノヤマゴボウ
花序は赤く色づいて、果実があったが、ちゃんと実っているものは少ない。

帰りのバスに間に合うように最後は大急ぎになった。

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7月28日 日本書記 藤原宮の瓦製造拠点 広瀬大忌祭と龍田風神祭

2023年07月28日 | Weblog

①6月30日の新聞記事「藤原宮の瓦製造拠点」
新しいニュースをすぐに取り上げてくださるのがうれしい。

藤原宮は、天武天皇が造営を始め、持統天皇が飛鳥浄御原宮から遷都した。
大極殿や朝堂院などの建物が瓦葺きだったそうだ。宮殿の瓦葺きは国内初。

寺院などと違い桁違いに必要な瓦の数200万枚を賄うため、瓦窯は日高山を含めて県内に5か所、県外に4カ所あったことが知られている。
遠くは香川県三豊市「宗吉瓦窯」(藤原宮専用ではない)で作られた瓦もあるそうだ。
藤原宮に最も近い「日高山瓦窯」はこれまでに3基見つかっており、今回の調査で出土した3基を含め6基が確認されたが、まだ地中に少なくとも2基の存在がわかっているとか。
平窯・穴窯といった瓦窯の構造についても説明があり、帰ってから資料を見て確認した。

②龍田風神祭・広瀬大忌祭
今は天武天皇12年あたりを勉強中だが、日本書記には「龍田風神祭」と「広瀬大忌祭」が何度も出てきた。
度々でてくるのはなぜか?と調べられたことを教えてくださった。

龍田・広瀬の祭の初見は「天武天皇4年(675)4月10日 
「人を遣わして風神を竜田の立野に祠らしむ」
「大忌神を広瀬の河曲に祭らしむ」
以後、数回途絶えた年もあったが、毎年4月と7月に祭が行われている。

なぜ「広瀬」なのか?なぜ「龍田」なのか?
「広瀬」(北葛城郡河合町)は奈良盆地を流れるたくさんの川が合流するところ。河川の交通の要衝でもあった。そこに水の神、大忌神を祀った。
また、敏達天皇が崩御され(585年)殯宮が建てられたのも広瀬。
その跡を広瀬神社としたらしい。

「龍田」(龍田大社 生駒郡三郷町立野南)
崇神天皇の時代に疫病が流行り、夢に大神さまが現れ、その御神託によって龍田の立野の小野に龍田大社が造営された。
龍田の神は「大気と風力を司る神」風神だ。

風の神と水の神を同時に祀り、五穀豊穣を願った。

資料によると、日本書記の記述が微妙に変わってるところがあるようだ。
「龍田風神、広瀬大忌神」→表記の順番が変わったり、「と簡略になったり「まつる」の字が「祠」→「祭」と変わったり・・

今日もいろんなことが聞けて面白かった。
テーマが絞られる方が理解しやすい。(頭がなかなかついて行かない)

いつもの通り間違いごめん。

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7月23日 ヤマユリ三昧・カラマツ 湧き水 キボシアシナガバチ・セミの抜け殻・スギドクガ

2023年07月23日 | Weblog

先日、金剛山麓で咲いていたヤマユリ。
ヤマユリの季節か。
何年か前に偶然見つけた秘密の花園のヤマユリも、もう咲いているかな?

車に乗せてもらって出かける。


違う道を通ったら、お~ここにもヤマユリが咲いてる~。
竹薮の縁に1群れ。竹薮の中にも1本。
草は刈ってきれいにしてあった。


車を停めて歩いていると、遠くに白い塊。
ずいぶん離れているのにここまで香りが届く。いつもの場所だ。


すごいすごい満満開。 むせかえる香り。圧倒される。


離れた1本 この1本には一体いくつの花がついているの?
数えてみたら、なんと花と蕾が31個。すごい。


花の中にハナムグリの仲間 
体中花粉まみれになりながら花粉を貪っていた。


ユリの葉陰にはハチの巣も。キボシアシナガバチのようだ。
巣の黄色い部屋はみんな塞がれていて、ハチの姿はない。
キボシアシナガバチは終齢幼虫がしっかり育つと、自分で黄色い糸を吐いて巣房を蓋するのだそうだ。
今頃は中で蛹になっているのかな?


山の中の神社のそばにもヤマユリが。ここも初めて見た。


神社の石垣についていたアブラゼミの抜け殻。
抜け殻のお腹はまだ柔らかかった。
セミが今ここから飛び立ったそうだ。


別の場所で、ヒグラシの抜け殻。


カラマツの球果もしっかり育っていた。

教えてもらって、湧き水があるという所へ。
ちょっと迷った。


思っていた雰囲気とは違ったが、飲めると聞いたので飲んだり手を洗ったり。
冷たくて気持ちがいい。
下界とは違う涼しい風。

山から下る途中。運転中の息子が、何かついてる・・と足に付いたものを払った。床に落ちたのは、緑色のイラガのような虫。
「触ったらあかんよ!」と私。外へ出すために虫をお菓子袋に乗せる。

イラガとはちょっと違う。
「早よ外へほかしよ」 「ちょっと待って。写真撮ってから・・」
「はたいた時触ってしまったけど大丈夫かな」
やいのやいの言われながら、写真を撮ろうとするが、動き回る虫。
ようやく撮影が終わって、窓からポイっ。


よく見ると、背中に茶色い毛束がある。 
調べたら「スギドクガ」らしい。
ドクガの名がつくが、毒刺毛はないとのことだった。

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7月21日 金剛山麓 ヤマユリ・ヤハズアジサイ・クマノミズキ・リョウブ・モミジカラスウリ・ミゾホオズキ・ミズタマソウ・シオデ・ヤマガシュウ・クマシデ・・

2023年07月21日 | Weblog

金剛山麓の観察会 
バスの途中の温度計は25度 暑さも少しはましだ。


下見の時、つぼみだったヤマユリが咲いた。
濃厚な香りで迎えてくれた。


ヤハズアジサイ 1本 壮大な葉の割には花序は控えめ
葉は先端がヤハズ形に切れ込む。


クマノミズキは果実になった。秋には黒く熟す。


リョウブの花 近くで嗅ぐといい香り。


モミジカラスウリ 高~~いところに大きい果実が見えた。


花も高~~いところに咲いていた。果実に比べ小さい花だ。


ミゾホオズキ 花とガクに包まれた果実もある。


ミズタマソウ 花と果実

サルトリイバラ科 3兄弟?


①シオデは草本なのでわかりやすい。トゲはない。
奥に花が終わったばかり。果実ができかけている。


サルトリイバラ 艶のある葉 見慣れているが・・
中には艶も少なく迷うこともある。


これはヤマガシュウか?最下の葉は葉脈が5本ある。
直角に出る鋭いトゲが特徴だが、トゲが目立たない。

図鑑通りとはいかないものも多く、日ごろ見慣れていない植物は迷ってしまう。
みんなであーやこーやと言い合うのも楽しいひと時。
とはいえ、すっきりしたい思いもある。


オニドコロ 雌雄異株 これは雄花
いい香りがあり、歩いていても、どこかにオニドコロがあるな、とわかる。


オニドコロ 雌花もあった。(雌株)


クマシデの葉


真上に花序がいっぱいついているのをメンバーの1人が見つけてくれた。
お~。びっしりと果序がぶら下がっている。
近くで見たいなあ。


ヤマグワ 1本の木にもいろんな形の葉。
もっと切れ込みの細かいのもあった。


完熟のエビガライチゴ 甘かった。

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7月16日 ②豊浦まで歩く。イヌビワ・オニドコロ・ママコノシリヌグイ・ナツメ・ナンキンハゼ・アカメガシワ・クサギ・ヤブミョウガ

2023年07月16日 | Weblog

万葉ゼミ終了後、豊浦まで歩いた。
冷房の効いた部屋で体を冷やしていたせいか、しばらくは暑さもましだった。


イヌビワ 雄果嚢と思う。熟してきた。


カクレミノ 若い果序


オニドコロ 雄花


オニドコロ 雌花


カエデドコロはまだ花はなし。


ニガカシュウ? 遠くて葉柄のヒレを見れない。


ママコノシリヌグイ


田んぼの縁の ケイヌビエ


これは何? ご存じの方教えてください。


ナツメ 若い果実


ナンキンハゼ 花序の基部に雌花がつく。


アカメガシワ 雌株 果実


クサギ 蕾 花が楽しみです。


ハグロトンボ


山陰にヤブミョウガ群生


カキノキ 春、雄花が付いていた木、実がなっている。

バスの時間に間に合わず、迎えを頼んだ。

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7月16日 ①万葉ゼミ「こけ」「草壁皇子挽歌」

2023年07月16日 | Weblog

万葉ゼミに久々の参加
①今月のカレンダーの歌は「こけ」(原文の「こけ」の字はむつかしい)
万葉集に11首の「こけ」の歌があるが、苔そのものを詠んだのは1首のみ。
「み吉野の 青根が峰の苔蓆 誰が織りけむ 経緯(たてぬき)なしに」
わかりやすい歌。

他は「苔生す」(長い年月を経る)などの意味で詠まれている。
その中に、「君が代」の元歌と言われる1首
「我が君は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔の生すまで」
和漢朗詠集に納められている祝賀の歌で酒宴などに歌われたという。

「我が君」は天皇とは限らなかったようだ。
後に「我が君」を「君が代」と置き換え、天皇を崇める国歌とされたよう。

②草壁皇子の挽歌
草壁皇子は天武天皇と後の持統天皇の皇子
大津皇子との皇位争いが有名だ。
天武天皇の後継として共に世を納められたので「日並皇子」とも。
持統天皇3年(689年)病で崩御され、皇位にはつかれなかったが、「岡宮天皇」の尊号が追贈された。
高取町佐田に岡宮天皇真弓丘陵がある。

挽歌として詠まれた歌。
・柿本人麻呂の長歌と短歌2首
・その他に、舎人たちが悲しんで作った歌が23首ある。
 
「島の宮 上の池なる放ち鳥 荒びな行きそ 君いまさずとも」は、歌碑が建っているから知っている。
「よそに見し 真弓の岡も 君ませば 常つ御門と侍宿(とのゐ)するかも」も聞いたことはある。
他の歌は知らないけれど、悲しんで歌を詠んでくれる人がこんなに大勢いるのは草壁皇子は舎人たちの人望が厚かったと見える。

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7月14日 藤井寺周辺 道明寺天満宮・道明寺・仲姫命陵・古室山古墳・応神天皇陵・・モクゲンジ・チョウトンボ・トキワススキ・スズサイコ・クビアカツヤカミキリ

2023年07月14日 | Weblog

ガイドさんの案内で藤井寺周辺をウォーク 

道明寺天満宮

道明寺天満宮 うそかえ祭に何度か来たことがある。
祭神は、菅原道真公・天穂日命(あめのほひのみこと 野見宿禰の遠祖)・覚寿尼公(道真公の叔母にあたる)をご神体とする立派な神社
見どころは多い。


牽引実験を行うために造られた「復元修羅」
修羅は、後でそばを通る三ツ塚古墳の、八島塚と中山塚の間の濠跡を発掘調査した際に大(全長約8.8m)小(約2.8m)の2基発見されたという。
本物は、保存処置を施した後、大は「近つ飛鳥博物館」小は「藤井寺市立図書館」

復元修羅は、西岡常一さんら宮大工によって、徳之島のオキナワウラジロガシで、オノ・チョウナなど古い工具を使って作られたものだそうだ。
本物は、大はアカガシ 小はクヌギまたはアベマキで作られていたらしい。


落ちない梅「常成梅」受験生の切なる願いを込めたおみくじがびっしり。

道明寺


横を東高野街道が通る。
元は、現在の道明寺天満宮の南側参道付近にあったとか。
その後、天満宮の境内地に移転。明治の神仏分離令によって現在地に移されたという。

本堂には、十一面観音菩薩(国宝)が安置されている。
「ほしいひ」(炊いた米を乾燥させた保存食)が名物として売られていた。

道明寺と言えば西宮神社のモクゲンジを思い出す。
もう一度見に行きたいと思いつついけないでいた。
ガイドさんに尋ねると、大阪府天然記念物にも指定されていた「西宮神社のモクゲンジ」は大分前に倒壊してなくなったという。
「ここにもありますよ」見ると、数本のモクゲンジがあった。


見ていると若い果実があった。お~ラッキー。
花が見たかったなあ。

次の場所へ移動中、ふと左を見上げると・・


モクゲンジの木があり、花が残っていた。お~2度目のラッキー。


近くの溝には・・モクゲンジの幼木だ。

少し遅れた集団に急いで追いつく。

三ツ塚古墳の横を通り、仲姫命古墳へ。
仲姫命(なかつひめのみこと)は応神天皇の皇后
「この辺は古市古墳群の中では最も標高が高い場所で濠には水がない」とのこと。


濠の堤にはカミヤツデ なぜこんな所にカミヤツデが?

澤田八幡神社に立ち寄る。
「境内に踏切のある神社」として有名だそうだ。知らなかった。
1922年(大正11年)大阪鉄道が仲姫陵の堤沿いに線路を敷設することになり・・数多い古墳を避けて・・神社を横切ることとなったようだ。


しばらくすると電車が通った。近鉄南大阪線
鳥居をくぐり、この踏切を渡って拝殿(写真手前側)へ参拝となる。

古市古墳群では2番目の規模という仲姫命陵の拝所を過ぎ・・

古室山古墳 
前方後円墳 後円部の標高が前方部より高いのは古い古墳の特徴


登れる古墳だ。


後円部の墳頂 見晴らしがいい。


チョウトンボ 雌 なんでこんな墳頂にいるの?

赤面山古墳(せきめんやまこふん)
上を西名阪自動車道がとおる。
1辺15m、高さ2mの方墳 古市古墳群でも初期の古墳らしい。
元はもっと大きかったとか。


道路建設より以前に国史跡に登録されていたため、保存しながら道路を作ることになったらしい。
そのため、道路の橋脚は1本減らされている(強度は別策で)
下道も古墳に合わせてカーブしている。

応神天皇陵古墳 恵我藻伏崗陵

応神天皇陵古墳 恵我藻伏崗陵 拝所 古墳の前方部から見ている。
仁徳天皇陵(大山古墳)に次ぐ大きさの前方後円墳
古墳の右側には奈良時代の地震による崩れた所もあるそうだ。

途中で、
古室山古墳のウメの木でも気になっていたが・・



クビアカツヤカミキリの被害が多いのに驚く。
フロス(虫の出す木クズ)の出た木がたくさんあった。
防ぎきれない感じ。
実はクビアカツヤカミキリの姿を見たことがない。
ちょっと覗きこんだりしたが、ゆっくり見てはいられない。

太平洋戦争の末期、予備の滑走路として設定されたという府道も紹介された。

アイセルシュラホール(藤井寺市 生涯学習センター)


舟形埴輪と修羅をモチーフにした建物。インパクトがある。

涼しい室内でお弁当。

その後館内を見学した。
たくさんの展示の内で・・

石斧 こんな斧で木をくり抜いたりしてたんだなあ。


井真成(いのまなり) 蓋付き墓誌
阿倍仲麻呂や吉備真備や僧 玄昉 等と共に遣唐使として唐に渡り、現地でなくなったといわれる。
藤井寺あたりの人物だったらしい。

仲哀天皇陵
古墳時代中期の前方後円墳
室町時代には城として利用されたという。


幅広い濠が廻る。水が満々。濠はこうでなくちゃ。
・・と見ていたら、左手堤にトキワススキが見えた。
左手の白く見える部分。
トキワススキは家の近くで見られるが、そんなにあちこちでは見かけない。

濠の堤に沿ってあるいていると・・

あっ。スズサイコだ。どなたかが目印をつけてくださっている。
久しぶりに見た。

式内大社 辛国神社(からくにじんじゃ)


「茅の輪」をくぐって拝殿へ。
身についた厄災や穢れを落とし、心身清らかに、無病息災で過ごせますように。

葛井寺(ふじいでら)
7世紀代に葛井氏の氏寺として建立されたらしい。
西国5番の霊場
6番は南法華寺(壷阪寺)7番は龍蓋寺(岡寺)へと続く。


葛井寺 南大門(仁王門) 国の重文


西門(四脚門)
慶長6年(1601年)に豊臣秀頼により建立された旧南大門を天明5年(1785年)にここに移築したもの。 
葛井寺で現存する最古の建物(国重文)

ここから藤井寺駅へ出て解散となる。

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7月11日 畝傍山周辺 タシロラン・ナツフジ・カラスウリ 昆虫(ゴマダラカミキリ・イチモンジチョウ・ナガサキアゲハ・メマトイ)

2023年07月11日 | Weblog

しばらく歩いていないので散歩に行く。

森にセミの声が響く。梅雨明けも近そう。

野菜の花


キュウリの若い果実 先にガクの付いた花が残る。
ガクって意識したことがなかった。


ゴーヤの雄花 ハナバチの仲間?が潜っていた。


ゴーヤの雄花 ここにも虫が来ていた。しっかり働いておくれよ。
つるはすごい腺毛がある。


カラスウリの雄花の蕾  ガクがついている。


ナツフジの季節


ヤブカンゾウが花盛り 雄しべや雌しべが弁化して八重になる。
弁化しきれていない雄しべが花弁とくっついている花。


植栽のヒマワリ 東北八重ひまわり?(ネットで調べた結果)
内側から外まで細い花弁が密集。丈は高い。


森の中に花期の過ぎたタシロランが数本


以前、花も見られた ウマノスズクサの斜面
きれいに(😿)草刈りされていた。


草刈り機から逃れひょろっと残ったウマノスズクサの葉の裏に、ジャコウアゲハの卵が7個も。(ピンボケです)
これはどう見ても過密。食糧不足です。どうするのでしょう?
なすすべもなく立ち去る。


ノブドウに、セグロアシナガバチ


イチモンジチョウ 裏翅も確認した。


ヒカゲチョウ ビークマーク(鳥のくちばしの跡)
眼玉模様のお陰で命拾いしたか・・


メマトイの正体 軽くたたいたので少し潰れ加減・・
薄暗いところでうるさく目の周りにまとわりつくハエの仲間。


サルトリイバラに、コフキコガネ?


写真ではわかりにくいが、ナガサキアゲハ
真っ黒・尾状突起がない・大型です。


シオカラトンボ 
飛んでは地面に止まり、また飛んでは地面にとまり・・
そばの日陰にとまればいいものを、なぜか熱い日向の道路にとまる。


ミカンの木の幹に塗ってあるのは、石灰の入った薬剤か?
ひららの郷でもカミキリムシ予防の話を聞いたなあ。
・・と、思っていたら・・


小さいみかんが出来ているなあと近づいたミカンの木(さっきの木ではない)に、ゴマダラカミキリ発見! 
久しぶりに見た。
見ているぶんにはすごくかっこよくて好きなのだが・・

以前、うちの庭のサザンカにゴマダラカミキリがとまっていたことがあって、カメラを取りに戻っているうちにいなくなって残念だったが、その後、そのサザンカは枯れたのだった。
きっと、あの子のせいだと思っている。

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7月7日 金剛山麓周辺 下見 ハナイカダ・サルトリイバラ・キブシ・ミツバウツギ・クマノミズ・アサガラ

2023年07月07日 | Weblog

何回か周辺を歩いたが、7月の観察会は初めて。
今日は下見です。
本番は再来週なので、今日咲いている花は果実になっていることでしょう。
花は少ない季節ですが、本番の頃にはまた別の花を見れるでしょう。


ヤマクルマバナ 


一重ヤマブキ 果実


ハナイカダ 緑の若い果実、黒く熟した果実、たくさんあった。


サルトリイバラ


キブシ


ミツバウツギ 高い所に見えた。


コアカソ


クマノミズキ 谷間に花盛り。


イヌガヤ 種子ができていた。

今日うれしかったのが、以前、葉だけの時、何かわからなかったものが判明したこと。

アサガラだった。果序が残っていた。
アサガラや特にオオバアサガラは何度も見たことがあるが、遠くから花の時期に見ていたので、そばで葉だけを見てもわからなかった 。
果序が広がりから、最初はオオバアサガラ?と思ったが・・。


果実は5稜あり、アサガラと判明
オオバアサガラの果実は10稜あるそうだ。


セミの抜け殻 ヒグラシだそうで、もう鳴いているらしい。
触角は根元から4番目の節が3番目より長い。 写真で確認した。


ヒラタアブの仲間のよう。
なぜかこの子は隣の若いメンバーより私が好きで・・
肘に止まったり手に止まったり、指に止まったり・・離れようとしない。
1度など、右手で捕まえたぐらいじっとしている。
私の汗が気に入ったのかな?

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