下見に同行した。
擬木の欄干にセミの抜け殻がいくつかついていた。
触角を見るとアブラゼミだった。
触角は、7節 ②番目より③番目が長い。 毛が多い。
別の場所にアブラゼミの成虫 町ではほとんど見かけない。
川沿いの道ではハグロトンボ オスの体は青い金属光沢。
ニワウルシの葉が透け透け。
メンバーの1人が葉に付いた虫に気づいた。
びっしりと・・ヒロヘリアオイラガの幼虫のようだ。
(虫嫌いの方 ごめん。でも覚えておいてね)
幼虫にある棘には毒があり、触れると強い痛みを伴い皮膚炎を起こす。
初期には集団でいるが、その内バラバラに散らばる。
「駆除するなら今の内」という段階。
写真に撮って、家で拡大して数えてみた。(番号をつけた)
さて、何匹いるでしょうか?
(答えは最後に)
イヌビワの果嚢 この木は雄木だ。
口が開いているのもあった。
別の果のうを割ってみると・・うじゃうじゃといたのは・・
イヌビワコバチではなくて、コバチに寄生するというイヌビワオナガコバチ。
長い尾(産卵管)が見えますね。
オナガコバチは、果嚢の中の雌しべに産卵したイヌビワコバチの卵?幼虫?に、果嚢の外側から、長い産卵管を差し込んで自分の卵を産みつけるのだとか。(見えないのになぜわかるのか?)
そして、オナガコバチはイヌビワコバチを食べて成長。
成虫になったのを目にしているわけだ。
この後、果嚢から出る予定だったのだろう。
そして果嚢を出た後、どこへ行く?越冬は? 次々疑問が・・
こんなにいっぱいのイヌビワオナガコバチを初めて見て面白かった。
ヒロヘリアオイラガ幼虫の数は? 答えは255匹。 恐ろしや~。