ここ数日天気が悪かったが、今日は大丈夫そう。
5月に観察グループで連れて行ってもらって、いいところだったので
もう一度行きたくて金剛山のカトラ谷へ。
沢の水が増えてたり危なそうだったら、登らずにふもとをうろうろし
てもいいし。

はじめは平坦な道 山道へ。右? 滝の横の道
小さい滝がたくさんあった
前に行った時、道はきつかったけど迷いそうなところもなかったし、
と思ったのが間違いの元。
春とは景色も全く違う。みんなで登った時は何ともなく登れたのが、
こんなに厳しい道だったかと思った。
前に途中で弁当を食べたなだらかな場所はけっきょくわからずじまい。
あの一面のお花畑の小さい草花たちは今は眠っているのだろう。

ハシゴを登る ロープを伝うオランウータン? 岩を登る
ロープが5か所ぐらい、ハシゴも何箇所かある。
それに道がよくわからない。
右か左か迷ったり、これが道なのかわからなかったり。
迷ったら「さっきのところまで引き返そうね」と何回も言った。

ハシゴは4つ足の方が 難所 ロープ伝いで岩を廻り込む
・・とはいえ、さっきの急な道を下るのはぞっとするな。と思いつつ、
いつでも引き返せるようにだいぶ後からついていく。
「だいじょうぶぅ? 行けるぅ? 引き返さなくてもいい?」
「大丈夫。なんとか行けそう。なんか道らしいものがあるような気が
する」と言うので、ちょっと安心してついて行く。
ところが安心も束の間、また道がはっきりしない。足跡もない。

またまたロープ 沢を歩く 山崩れの跡
大体、岩や石の山道と、沢の道なので、人の踏み後というものがない
のが困る。山崩れのところもあった。
前半の平坦な道では降りてくる人とすれ違ったのに、後は全くひと気
がない。
あの人たちは本当に今歩いている道を降りて行ったの?
ひょっとして私たちはコースから外れているんでは?

カトラの水
道を間違えていないか心配しながら登ってきたら、輪切りの木のイスが
置いてあるところへ出てきた。「カトラノ水」と書いてあった。
この道で合ってた!ホッとする。温度計が掛けてあり14度を指していた。
2.3か所から湧水が出ていてコップが置いてあった。
湧き水は手を切るような冷たさ。さっそく喉を潤した。
ここで遅~いお昼にした。
その後も山が崩れていたりわかりにくい道が続く。
そんなややこしい場所で花や虫を見つけたり、写真を撮ったり。
虫

オバボタル マイマイの仲間 ナナフシの赤ちゃん

虫の卵 何? キセルガイの仲間 キンモンガ
他にテングチョウ・オトシブミ・ザトウムシ・イトトンボの仲間など
植物

サルナシ実 オオバアサガラ花跡 クマシデ実

ユキザサ実 エンレイソウ実 ヒイロチャワンタケ

ウリノキ ヤマアジサイ タンナサワフタギ?
山崩れの場所に倒れていた。 頂上近い所に1本だけあった。
他にキツリフネ(花・群生)・オカトラノオ(花・群)・ミゾホウズキ
(花・多い)・タツナミソウの仲間(花)・バイケイソウ(高い所では蕾も)
・ショウマの仲間・ツクバネソウ(実)・コゴメウツギ(花終わったばかり)
・ミツバウツギ(実・バス停近く)・クワ(実)・マタタビ(花)・フサザ
クラ(実)・サワギク(花)・ギンバイソウ(ツボミ)・ウコギの仲間(花
終わり)などなど花の終わったものこれからのものもいろいろ
ミゾサザイの声がよく聞こえたそうだ。
こんなきれいな声聞こえないなんてかわいそうと言われたが仕方ない。
人が聞いたら笑うくらいの時間かかって、六地蔵の近くの道に出た。
ゆっくり上がったお蔭でまったくしんどくはない。
花の時期には遅く、花が終わっているものも多かったが、植生が豊かだ。
同行の妹はこのコースをえらく気に入ってくれた。
その後、堺へまわって友達のお家へへポポーの木をもらいに行った。