みどりの野原

野原の便り

10月28日 シンジュキノカワガ 成虫 その後。

2024年10月30日 | Weblog


・今年はあちこちでシンジュキノカワガの幼虫をよく見た。(再度写真)

 成虫は見たことがない。見たいなあと思っていた。


・10月24日 室生ダムで観察会の時、メンバーのお1人が見つけてくださった見たことのない昆虫。
車にとまっていた。(再度写真)

深緑色に白っぽい縞模様。ステンレスのような金属光沢。連れ帰った。
帰って調べた結果、これが見たかったシンジュキノカワガの成虫とわかり大喜び。
虫嫌いの夫が「きれいな虫やな」というぐらいの美形。
  
翅を広げてほしいけれど一向に開く様子もない。

・そして今日。業を煮やして、翅を広げてみた。
 

黒とブルー・黄色・水玉模様・・なんというインパクト。


黄色い口吻が見える。
ちょっと強引に翅を広げ、弱らせてしまった。


毛むくじゃら。

その後、ベランダの葉の上にとまらせておいたら、横の支柱に移って・・


これぞ雲隠れの術。

その後、どこかへ行ったが、だいぶ弱らせてしまい、気の毒なことをした。

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10月26日 きのこ展・きのこ観察会

2024年10月26日 | Weblog

京都植物園で、きのこ展を見て、きのこ観察会に参加。

京都植物園


コスモスが満開。
枯れ込みやすい株元も枯れ込まず、さすが植物園のコスモス。秋らしい。


色もさまざま 新しい色合いのコスモス


シュウメイギク 白花もあった。


アマミヒイラギモチ


ウオトリギ 


ハギも咲き乱れていた。

植物園会館で「きのこ展」


すごい数 種類のキノコが展示されていた。
写真の展示やきのこ関連グッズのコーナーや、顕微鏡での観察コーナーも。
こんなに多種類のキノコ。どうやって集められたのだろう。

展示の中で・・見たいなあと思うきのこ。


イカタケ


カゴタケ


スッポンタケ


マツカサタケ 

マツカサから生えるマツカサタケ。どんぐりから生えるドングリキンカクキン。
出会えたらいいなあ。


冬虫夏草コーナー セミから生えるきのこ。カメムシから生えるきのこ・・。


セミノハリセンボン   背中がモゾモゾする。
調べてみると「スズキセミタケという冬虫夏草の不完全世代の姿」とのこと。
意味が分かっていませんが・・

さて、2時からは植物園内で「きのこの観察会」
人数が多くて3班?に分かれた。
講師の第一声「今日はきのこはあまり見られません」に、ええっ~と思ったが、去年の京都御所での観察会もそうだった。
なかなか展示のようなきのこは見られないものだ。


講師先生のきのこづくしのTシャツ。可愛い。


カワラタケ 
これは材が腐朽した時茶色に見える「褐色腐朽菌」とのこと。
ここで「褐色腐朽菌」「白色腐朽菌」があることを教わる。


ニガクリタケ 毒きのこ 木材チップによく生える。

ここでは「きのこは掘ってみないと何から生えているかわからない」というお話を聞く。


植物の根から。地中の落ち葉から。地中に埋まった木材から。昆虫から。
びっくりしたのは、モグラのトイレからでるきのこもあるのだとか。
そうか。地上に出たきのこだけを見ていたなあ。

私たちが目にするきのこは、胞子をつくるための部分「子実体」
傘・きのこの各部の名称も教えてくださった。


アラカシに生えたきのこ サルノコシカケの仲間(オオミノコフキタケ)
講師の楽しいアイデア。


キノコにカエルを乗せて。
Toadstool(食べられない毒きのこをさす英単語)とはヒキガエルのこととか。

きのこはあまりなかったが、楽しい工夫もあって、勉強になることも多かった。

終わってから、話に聞いたモグラのトイレに生えるきのこを見に、再度きのこ展会場へ。


ナガエノスギタケ モグラの糞に生えるのだとか。

温室に入るという友達と別れて、帰路につく。

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10月25日 日本書紀

2024年10月25日 | Weblog

日本書紀
天武天皇12年 天皇から連姓を賜った氏族の続き。

*白髪部造(しらかべのみやつこ)
補注によると、清寧天皇の名代(代理)を務めた白髪部を管掌する伴造。
白髪部は、後、光仁天皇の諱(忌み名・白髪)を避けて、真髪部と改称。・・。

4巻、孝徳天皇10月の項に「倭漢直県(やまとのあやのあたいあがた)・難波吉士胡坐(なにわのきしあぐら)を安芸の国に遣して、百済舶(くだらのつむ)2隻(ふたつ)造らしめたまふ」とあり、海の事や造船技術ももっていたようだ。

*忍海造(おしぬみのみやつこ)
天武天皇3年3月の項に「対馬国司守(つしまのくにのみこともちのかみ)忍海造大国(おしぬみのみやつこ)が、対馬の銀を貢上る」と記され、これによって小錦下(しょうきむげ)の位を授かっている。これにより銀が倭の国にあることが初めてわかった。

忍海造は雑工の品部の伴造で、蘇我馬子が発願した飛鳥寺(元興寺)の搭の露盤に「意奴弥首 辰星(おぬみのおびと=忍海造)」の名があり(資財帳に書かれているそうだ)飛鳥寺の造営にも関わっていたようだ。
忍海造の外にも「阿佐都麻首 末沙乃」の名もある。朝妻は御所の人物。

露盤はふだん見るには高い位置にある。
寺名や紋などが彫られているのは見たことがあるが、造営に関わった工人の記録もあることを知った。

*羽束造(はつかしのみやつこ)
羽とは箭羽(やばね=矢の上端につける鳥の羽.) 
束とは簳(やがら=竹で作られた矢の長い棒の部分
鳥の羽根のついた矢を作るためには鳥を捕まえる必要があった。

いろんな職能の部族が天皇を支えていたことがわかる。

話を聞いている時は面白いが、いざ書こうとすると何がどうしてどうなったと納得できてなく、ぜんぜんまとまりません。
間違えていたら教えてください。

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10月24日 室生ダム周辺 減水裸地(アゲラタムやヤナギタデの大群落)・リュウノウギク・イナカギク・ヒメアザミ・ツルリンドウ・リュウキュウマメガキ・ミヤマガマズミ・シロダモ・シンジュキノカワガ成虫 

2024年10月24日 | Weblog

室生ダム湖の周辺を歩く。
いつもは水の中にあるが、この時期は水が引いていて裸地になっている所(減水裸地というらしい)にも入った。


いつもは湖の底。水中から生えていただろうマルバヤナギ。
今は草原。不思議な感じ。湿地だろうがじめじめはしていない。


アゲラタムのお花畑が広がっていた。
シカもくるらしい。


濡れ地蔵も今なら飛び石伝いにそばまで行ける。

しばらく植物観察した後、ダム湖の周りを歩く。

ダム湖周辺で見た主な植物(順番ではない)


ケシロヨメナ


まだツボミだったリュウノウギク。久しぶりに見た。


イナカギク 最近は少なくなってきているのか?


タラノキ 果実


紅葉し始めている木もあり秋を感じる。


ミヤマガマズミ


シロダモ 赤い実 ツボミもあった。


リュウキュウマメガキと教えてもらう。
葉柄が長いのが特徴とか。
果実付きの枝を拾ったメンバーがいた。
お陰で葉や実の写真も撮れた。
高~い枝には果実が付いているのが見えた。


ヒメアザミ  ヨシノアザミもあった。


今年初めて見たツルリンドウ。うれしい。


こんな草の中を下りて、2か所目の減水裸地へ。


ヤナギタデの大群生。


広~い草原?が広がっている。


トキンソウ いつも見るものとは違った感じがした。


メアゼテンツキ 今日はこれぐらいは覚えたいなあ。
シダもヒメワラビとミドリヒメワラビぐらいは覚えたいなあ。


ダム湖にかかる赤人橋


「しもとはし」 どんな漢字か調べよとしたが、うまくいかない。
橋名板(下の写真)があったのに・・


しもとはし 橋名板

そして、今日一番の収穫は・・
メンバーのお1人が呼んでくれて行ってみると・・


魚釣りの人が止めた車に付いていた昆虫。
ナニコレ!わからないわ。見たことのない虫。
思わずビニール袋に入れて連れ帰ってしまった。(どうすんねん)

帰って調べると、この昆虫は、先日から見たい見たいと思っていた「シンジュキノカワガの成虫」だとわかった。
うれしい~~。ドキドキ・・
声をかけてくださったメンバーさんありがとう。

これについては後日、書きたいと思います。

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10月23日 家の庭のセンナリホオズキ と 昨日見た ヒロハフウロンホオズキ

2024年10月23日 | Weblog

家の庭に、いつどこで採ってきたかわからないホオズキの仲間が毎年どこかに出てくる。
今まで比べるものがなく、あいまいに済ませてきた。

うちの庭の センナリホオズキ


今も花と果実をつけているセンナリホオズキ


花はヒロハ・・とそっくり。 果実の脈は淡黄緑色

昨日見たヒロハフウリンホオズキを再度


ヒロハフウリンホオズキ 花 


果実の脈は紫色 


果実を並べてみる。 
上)ヒロハフウリンホオズキ 下)センナリホオズキ

やっと疑問が解けてスッキリ。

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10月22日 散歩 田んぼウォッチング ニオイタデなくなった。ヒロハフウリンホオズキ発見 ニセシマニシキソウ増える アメリカキカシグサ  昆虫(クロマダラソテツシジミ成虫・ツマグロキンバエ)

2024年10月22日 | Weblog

久しぶりの近場の散歩。
ちょっと出かけるといろいろ発見がいくつもあって楽しい。



ベランダで大きく成長しているニオイタデ。草丈2mぐらい。
自生地が気になっていて久しぶりに見に行ったが・・全く姿なし。
自生地ではこれほど大きくはなかったが、1mぐらいのが何本かあったのだ。
人が草刈りするような場所でもなし、なぜなくなってしまったのか‥

悲しいけれど、後日、家で出来た種を撒いて戻そうと思う。

ヒロハフウリンホオズキ 発見。


田んぼや畑のそばの道のそばに、1本だけホオズキの仲間。
花は萎みかけていた。


黒紫色のガクの筋(脈)のある果実が出来ていた。
これが、ヒロハフウリンホオズキか~。初めて見た。 
うちにあるのは果実は緑色。混乱していたが、うちのはセンナリホオズキのよう。
緑色の果実のセンナリホオズキ(と思っているもの)は何カ所かで見たことがあるが、これは初めて見た。


枝を家へ持って帰って水に活けて置いたら花が開いた。


花の裏側から写す。
今まで、ヒロハフウリンホオズキとセンナリホオズキと区別できなかったが、両方見て、これはヒロハフウリンホウズキで間違いないと思う。 
もし、違っていたら教えてください。


アメリカキカシグサ と思う。田んぼの中に。

今日の昆虫
①畑のそばに植えてあるソテツ。葉が傷んでいるなあ。齧られたような葉も。
見ると、小さいチョウがヒラヒラしてる。


クロマダラソテツシジミだ。少し遠かったので何枚も写真を撮る。


上の写真をトリミング。


交尾しようとしているもの。他にも数頭がヒラヒラ・・

葉を何枚かめくってみたが、卵らしいものはよう見つけなかったが、卵を産むに違いない。
また見に行ってみたい。

こんな近い所でクロマダラソテツシジミの成虫を見るのは初めてだ。
宮古島・南大東島・与那国島・・などでは成虫を見た。
桜井市で食痕を見たが成虫は見なかった。
だいぶ分布が広がっていそうな気がする。



コスモスにとまっていたのは、ツマグロキンバエのよう。


ニセシマニシキソウがあちこちに広がっている。


用水路のそばに植えてあったダルマギク。
鹿児島の海沿いの草原ではダルマギクがお花畑になっていてきれいだった。

田んぼウォッチング。


気持ちの良い刈り跡。


藁を残した田んぼ 藁も使い道がいろいろあるんだろうな。


休耕田もあちこちにある。 草1本も生えてないのはどうなってるのかなあ?


ここも稲を植えた形跡なしの田。
ひと所に稲の株があるのは、何か意味があるのだろうか?


雑草だらけの田 
せっかく植えた稲は刈り取られるのか?
こんな田んぼが何カ所もあった。・・切なくなるような田んぼ。

3面張りの水路は今は水がなく・・


?マルタニシ カワニナ シジミの殻も。小さいエビの死骸も1個。


ここは、マルタニシ? リンゴスクミガイの貝殻が混じる。
こんなにたくさんの貝が棲んでいたのか?

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10月21日 藍染体験 失敗の巻 アイギョクシ 

2024年10月21日 | Weblog

藍染体験に友達と申し込んで行った。

木綿のものとのことだったので、ハンカチやストール 帽子・ブラウスを持って行った。

説明の後は戸外で作業。

水に浸けて絞った後、藍の染液の中で揉み込み・・水洗い・・また染液に入れを数度繰り返し、最後に水洗いして干す。


染液の中へ。


出来上がったものを干す。


全部持ち込みなので、大きいもの・布手提げ・帽子・傘・・いろいろです。
きれいに絞りがでているのもあるなあ。


黄色やピンクのは何?

そして、私のはあまり染まっていない・・
帰ってから色止めのクエン酸液に浸けて1昼夜おいたが・・ほとんど色が抜けていた。
失敗の巻。藍の染料が足りなかったとおもう。またの機会に染め直そう。
初めての企画だったらしいので、今後に期待。

終了後、


オオバナミズオジギソウ


チョウマメ 八重

気になるものを尋ねたら案内して下さった。

アイギョクシ (カンテンイタビ)
この園のカンテンイタビは戸外なのに元気に育っているのは知っていたが・・。
果のうが出来ていた。


去年初めて果のうをつけたらしい。 
種ができないまま落ちてしまったとのこと。
寄生するコバチがいないからかも? 雌雄異株のはずなので雄株なのかも?
果のうが4・5個できていて、それだけでもうれしい。

ついでに出口までにある植物を見る。


キバナツノゴマ すっかり枯れてデビル状の角が開いている。
一時、これにはまってベランダで育て、若い果実を茹でて食べた。


見慣れないトゲトゲの実 イザヨイバラ
トゲを取れば食べられるらしい。ビタミンCが豊富でサプリメントの材料になるそうだ。


これも見たことがない。ホホバ という植物。
種子から採ったオイルが、ホホバオイル 名前は聞いたことがある。

いろんな植物があって面白い。

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10月20日 くろんど池~高山城跡 三角点 ハンノキ ネジキ カマツカ ウメモドキ アオハダ イソノキ 

2024年10月20日 | Weblog

くろんど池~高山城を歩く。

くろんど池は、2018年8月に息子と歩きに来たのが初めてで、今日は2回目。
その時は池の中に「オオマリコケムシ」を見つけたのだった。
まだオオマリコケムシはいるのだろうか? 
この季節でも見られるのか?もう解体しているのか?
気になったが、今日はゆっくり池の中を覗く間がなかった。


草むらに咲いていたのは「サイヨウシャジン」とのこと。
ツリガネニンジンとの違いを帰って調べると「花冠の先端がすぼまる 雌しべが花冠の長さに近いほど明瞭に突出する」のが特徴らしいが・・よくわからない。


キンモクセイが満開 例年より開花が遅いようだ。
気温が高いほど開花時期は遅くなるという。


ハンノキ 雄花序・雌果序がわかる。葉芽も葉腋に見えた。

くろんど池のそば。


ネジキ 早くも紅葉


カマツカも紅葉が始まっていた。


足元に生えていたきのこ
ナラタケモドキ おいしいキノコらしいが・・


ウメモドキ 赤い実はいいなあ。


ふれあいの森遊歩道 起伏のある道を登って行くと・・


くろんど池 四等三角点があった。標高257.4m
やった~!と言うほどの達成感はないが、少しうれしい。


アオハダ 幹の表面を削ると内皮の緑色が見える。


短枝が出るのも特徴。


イソノキのようだ。コクサギ型の葉序が混じる。
アオハダもイソノキも普段は見ることがない。


下って、くろんど池のそばに降りた。


スワンボートが浮かぶのどかな風景。

ぐるっと池を廻ってから、高山城跡へ。


最初は山道だったが・・


階段道になる。階段続く。


登りきると城跡は小さい広場になっていた。
この地を治めていた「鷹山氏」が築いた山城の跡で、標高の約218mの頂上に主郭があったそうだ。

城の名残か石塔が建ち、九輪が乗る搭の上部は横に降ろされていた。
見晴らしはきかない。


ここから来た時と同じ階段道を下ると聞いて、ええ~っと思ったが・・
知らない内に里に下りていた。


里の道のカキがきれいに色づいていた。


途中にあったヌルデの虫こぶ ヌルデミミフシ。


割ってみると、アブラムシの幼虫がいっぱい。まだ有翅虫はいなかった。

タンニンが多く含まれるヌルデの虫こぶは五倍子とよばれ、漢方薬、 染料、 皮なめしとして利用されたという。

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10月18日 金剛山ロープウェイ周辺 ケシロヨメナ アキチョウジ フトボナギナタコウジュ ナギナタコウジュ ヤマグワ ヒメコウゾ アブラチャン

2024年10月18日 | Weblog

本番でした。
暑さも少しやわらいで過ごしやすかった。
ちょうどお昼ごろ雨が降ってきたが、屋根の下で弁当を食べ、金剛山に詳しいメンバーのお1人から金剛山についてお話を聞いているうちに、雨も上がり、ぬれずに済んだ。

下見から日が経っていたが、ボタンヅルの果実の綿毛はまだ開いていなかった。

 
山道では、アキチョウジとケシロヨメナが満開。あちこちにお花畑ができていた。


ナギナタコウジュ 


フトボナギナタコウジュ 名の通り花穂が幅広い。
苞は偏円形で2個ずつ対につく。
花はほとんど終わっていた。

ナギナタコウジュもフトボナギナタコウジュも良い香りがする。


オトコエシは果実になっていた。
小苞が翼状になり上に果実が乗っていてUFOのよう。(見たことないけど・・)

 
みーんな ヤマグワの葉    ヒメコウゾ ここにはないが、5裂することもある。
ヤマグワとヒメコウゾ どちらも異形葉性がある。

側脈が鋸歯に達するヤマグワ・側脈が縁でつながるヒメコウゾ。
それでだいたいわかるが、今の季節なら冬芽を見ると分かりやすい。

 
左)ヤマグワの冬芽 芽鱗は3~5枚 着物の打ち合わせのように重なる。
右)ヒメコウゾの冬芽は小さくて見にくいが、芽鱗は2枚で冬芽の真ん中に縦筋が見える。
(後に冬芽がほどけてくると1本には見えなくなるが)

葉脈と冬芽の違い、それに葉の手触りや鋸歯の粗さ、葉柄の長さなどを確認すればばっちり・・のはず。
私も数年前までどっちがどっちか迷っていたものだ。
今日はしっかり観察できた。


クマノミズキは実が落ちてしまっていたが、珊瑚のような赤い花序柄が美しい。


クマシデの枯れた果穂


オオバアサガラの枯れた果穂


アブラチャン 果実 果皮を取り除くと大きい種子が出てきた。
種子は多量の油を含み、採った油は燈火用に使用されたという。

アブラチャンやダンコウバイなど早春に咲く木は、早くもつぼみを付けていた。
前に歩いたルートとは植生も少し違う気がした。

金剛山についてのお話も面白かった。

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10月15日 石山寺・瀬田唐橋 史跡めぐり 

2024年10月15日 | Weblog

石山寺・瀬田唐橋を巡る。


石山寺に向かう途中。何やろか? 
気になって帰ってから調べたら、大津市内の洪水対策のために開削された放水路とわかる。


ここが螢谷貝塚跡 ・・と言われても・・
6300年前縄文時代の瀬田川河床から見つかった貝塚。
セタシジミなど淡水貝や土器なども出土したという。

石山寺 東大門
淀君が大修理したと伝わる。


石山寺 本堂


崖づくりだが、景色は見晴らせない。
紅葉はきれいそう。


源氏の間 紫式部はここに籠って物語を書いたという。


少し上の方に紫式部供養塔が建つ。


いきなり岩山現る。何だここは!


この岩塊は 石山寺硅灰石と言われる。「硅灰石」初めて知った。
石灰岩が花崗岩に接触し熱作用で変性したものという。


多宝塔 国宝
源頼朝の寄進と伝わる。

お弁当を食べた後、滋賀県在住でここで600席の講談にチャレンジしているという若い講談師、旭堂南風さんの講談を聞く。
紫式部は晩年幸せになったのか・・源氏物語によって多くの人が惑わされ、地獄に落ちた。という話もあるのだとか。
紫式部の晩年の様子を書いたものは残っていないのだそうだ。
墓は「紫野」と言われる場所にあり、なぜか「小野篁」の墓と隣り合っているのだとか。

近くにある石山観光会館へ。

入ったところに「石山貝塚の貝層はぎとり標本」
シジミなど淡水貝 中に巻貝の殻も混じる。
フナやコイ・スッポン、サルやイノシシの骨や骨角製品や石器・縄文土器も見つかっているとのこと。
貝塚はゴミ捨て場ではないとおっしゃった。


瀬田川に沿って遊歩道(瀬田川ぐるり散歩道)を歩く。


御霊神社(鳥居川町) 御祭神は大友皇子


神社の前の広場に「壬申の乱 勢多橋の戦い跡」の碑。
天智天皇崩御の後、皇位を争っていた大友皇子と大海人皇子。
ここが大海人皇子軍との最後の決戦地となり、大友皇子は戦いに敗れ自ら縊死。

大友皇子を祀る御霊神社は他に2社(北大路の御霊神社・瀬田大江の御霊神社)あるそうです。


瀬田の唐橋を渡る。


ゆったり流れる瀬田川。琵琶湖から流れ出る唯一の河川。

橋ができるまでは丸木舟を横に並べてフジ蔓を絡めた「からみ橋」だったらしい。
(からはし の名の由来の1説) 丸木舟をつないだ橋・・想像つかない。
名の由来には他に唐橋・辛橋・韓橋などの説もある。

ネットで調べると、
・天智天皇6年 近江大津の宮への遷都時に、はじめて瀬田に橋が架けられた(日本書記) 
・現在のような姿に近づいたのは、織田信長と豊臣秀吉の時代
・戦乱や火災や地震により消失するたびに架け替えられた。
・1889(明治)22までは瀬田川に架かる唯一の橋だった。
・1924(大正13)瀬田唐橋が初めて鉄の橋になった。
・現在の橋は1979(昭和54年)に架け替えられたもの。

いろんな時代の擬宝珠があるというので、見ながら渡る。

  
 昭和54年の銘      明治8年の銘      令和4年の銘

京阪唐橋前駅から帰る。

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