伊勢本街道歩きもだんだんと伊勢に近づいてきた。
今日も早朝出発(Tさんは発駅5:57・私6:29発)
榊原温泉口から津市のコミュニティバスを2つ乗り継
ぎ、大橋(津市美杉町上多気)で下車 電車とバスで2時間余り。
ご苦労さんなこと!
曇りで涼しいのは助かる。
宿場町「町屋」は宿場町で栄えた所。
旅籠だけでなく商家も屋号を持っていたらしい。
「足袋屋」「左官屋」など業種が屋号になっていた店も。
「登富屋」と看板の出ていたお家があった。登富屋?ああ豆腐屋か。
「なかや」 家の前のお籠は素朴な竹カゴ造りだった。
地図に載っていた「サカムカエ場」何の工場?と思ったら、「坂向
場」つまり、伊勢参りに出た人が帰ってくるのをこの辺で出迎えた場
所だったらしい。
ススキの道を ウグイスの水
この後、峠地区を目指して歩いたつもりが、標識を見落として、とん
でもない登山?となった。
車の通れる林道を登る。だんだん急な坂になってきたが、峠なので
こんなものかと進むうち、道が突然無くなった。
そういえばこの道に入ってから標識もなければ伊勢本街道の木札も
かかってない。やっぱりおかしいわと元に戻ることにする。
道がない!
急な登りの分、下りもきつい。だいぶ余分な時間がかかった。
オタカラコウの群落 道を間違えたお蔭で見れた。 ハダカホオズキ
そこからあらためて峠地区を目指し主に国道368を歩く。
結構遠かった。お弁当時間も遅れを取り戻すために「短縮!」との仰
せ。でもちゃんと食後のコーヒー付きだった。
昭和50年廃村になった峠地区は標高450m。伊勢参りの拠点として、宿
屋や茶屋が軒を連ねていたという。今は昔・・
そこから櫃坂の山道を下る。こんなに登って来たの?と思うぐらい
下り、車道へと出る。
ホトトギス センダングサ
センダングサは昨日のブログに載せたコシロノセンダングサ・アメリ
カセンダングサ・コセンダングサと同じ仲間 黄色い花弁を持つ
桧皮
木の皮を積んだ所があった。杉?桧? 仕事をしている人に聞いた。
これは桧皮で、表側を剥がして神社などの屋根に使う。奈良へ持って
いくとのこと。
ちょっと迷いそうになったりしながら時々民家もある上仁柿~下仁柿
をひたすら歩く。ここは松阪市。
Tさん歩くの早い! 途中から小雨が降り出した。
雨はたいしたことなく、柿野神社を横目にバス停へ。
出発10分前に到着。ハアッ。Tさんすごいわ。
間もなく来た三重交通のバスで松阪駅へ出た。
バス停のある大通り
今日は知らない花3つに出会えた。
初めて見る花① 初めて見る花②
葉がシオガマギクに似てると思って調べた①は多分「コシオガマ」
②花の様子からハコベを想定して調べたところ「オオヤマハコベ」
地味で小さくて写真はうまく撮れなったが、腺毛は確認できた。
初めて見る花③
③国道のガードレールの外に見つけ「カラスノゴマ」?とガードレー
ルを跨いで近づいて見れば、知らない花だった。
何科? 楽しみに調べてみよう。 ラセンソウだった。