みどりの野原

野原の便り

2月28日 再度フクジュソウ  曽我川源流  ユキワリイチゲ

2013年02月28日 | Weblog
今日はいい天気。暖かい。
フクジュソウは開いているかな? ということで、再度西吉野へ。

高取町から御所市へ。昔の街道中津道を川沿いに通る。
家の近くに曽我川が流れているが、御所のあたりを流れているのは曽我川上流だという。
そして、だんだん細い流れになって山際を小川のように細くなる。

先日にもこの曽我川の源流が近くにあると聞いていたが、今日はそこへ行ってみることにした。
なぜか「源流」というと気にかかる。行ってみたくなる。わくわくする。

薬水を過ぎて重坂(へいさか)で、右折して山道へ。
少し登るとこの辺かという所に着いた。

 
ゴミの不法投棄を防ぐ金網などがあって「源流」という美しい響きとは少し違ったが、藪越しに少し水が見えた。
苔むす岩の間からちょろちょろと・・というわけにはいかなかったが、家の近くの曽我川の源を確認した。

ここ風の森峠は、曽我川の源流があり東へ流れて先は大和川へ。北に流れる葛城川も大和川へ。
南へ流れる宇智川は吉野川~紀ノ川へと、大和川水系と紀ノ川水系の分水嶺となっているそうだ。

ここを反対側に下ると国道24号線に出た。
五条はすぐで京奈和自動車道の工事が進んでいた。
吉野川の橋の下へはツバメ(イワツバメ?)が出入りしていた。

まだ蕾の固い賀名生梅林を過ぎて、この前もお弁当場所にした八幡神社でお弁当。
今日はこの間と違って日向ぼっこをしているような暖かさ。

フクジュソウの自生地は雪も消え、草にまぎれて目立たなかった蕾も今日は黄色い花が目に飛び込んでくる。

 
 
黄色く輝く花びら(本当はガクだけど)まばゆいぐらい。(コントラストが強すぎて写真は難しい)
花は前に比べて少なくなっている感じ。
聞くと「イノシシが斜面を掘り返すので減っている」とのこと。

斜面の下の方に群落が見えた。あそこまではイノシシも行かないのだろう。
まだまだ蕾もある。

フクジュソウを見た後は温泉でゆったり。

帰りに飛鳥へ立ち寄ってユキワリイチゲを見に行った。

 
        ひっそりと咲いているユキワリイチゲ。
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2月26日 「琵琶湖1周頑張ったで賞」 永源寺温泉 八風の湯

2013年02月26日 | Weblog
2011年3月4日から2013年1月17日まで、約2年かかって1周した琵琶湖歩きのご褒美に、3人で永源寺温泉へ。

電車が遅れて送迎バスが出てしまうというハプニング(最後の最後まで)があったが、引き返してくれたバスに乗って40分で永源寺温泉の到着。
愛知川(えちがわ)に面したいいロケーション。

温泉に入った後、おいしい食事をいただきゆっくり過ごした。

友達2人が2度目のお風呂に行っている間、休憩室の椅子でお昼寝の相変わらずの私である。


今日26日は風呂の日とかでくじ引きがあり、運良くも刺身こんにゃくの大当たり(5等)

山陰や河原の端に雪が少し残っていたが、青空でさわやかな日だった。

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2月25日 馬見丘陵公園 めずらしい鳥も

2013年02月25日 | Weblog
去年は鳥が少なかったせいか実が遅くまで残り、「去年の実と今年の実が重なってついている」という状態だったクロガネモチ。

今年は早くも実が全くのこっていない。それほど鳥が多いということか?

 
    サンシュユ蕾                アセビ咲きかけ


 カンヒザクラ 開花は間もなく。

満開のロウバイ、ほぼ満開のウメ、コブシやモクレン、ボケやアセビカンヒザクラのつぼみもだいぶ膨らみ、
春はすぐそこ。この春を待つころが私は好き。

 
         クヌギ冬芽              クリ冬芽
よく似ているクヌギとクリ 冬芽は全く違う。

 
      イチョウの短枝             ユリノキ冬芽

 
ドウダンツツジの果実は上向き     サラサドウダンツツジの果は果実部分だけ上向き


サクラの木が痛んでいるのが気がかり。修復しようとしてか途中から根を出している。 

珍しいオジロビタキが来ているとのことで見に行こうと歩いていたら、大阪の知り合い数人とばったり。
オジロビタキを見に来たとのこと。情報の早さに驚く。
その後、私たちもオジロビタキを見ることができた。
地味な鳥だ。木の枝に止まったり、地面に降りたり忙しく動き回っていた。
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2月24日 北山緑化植物園 サラセニア

2013年02月24日 | Weblog
メモ帳を見てみれば去年の3月にもここに来ていた。
1か月違うと花の咲き具合もかなり違う。
花はまだまだこれからだ。

 
     モクレンつぼみ     ジュウガツザクラ たくさん咲いている割には華やかさはない。   

 
食虫植物サラセニア 枯れた花筒中にはハエやアブがびっしり詰まっていた。
獲物がこんなにあったなんて。


温室の中のオクナ(ミッキーマウスノキ) ミッキーマウスに見える実は見たことがあるが、花は初めて見た。

 
 常緑ガマズミ 花が1輪だけ開花       フクジュソウ 太陽を受けて全開。   

帰りは展望台から銀水橋へ歩いて下ることにした。
前に逆に銀水橋から植物園まで登ったことがある。その時いい山道だったことを覚えている。

墨華亭近くから山道に入る。

  
下ってみるときついところもある。大阪城に使う石を採石したというが、なるほど途中には大石がごろごろしている所もあった。
 銀水橋から下り、花見時には賑わうであろう夙川沿いの遊歩道を夙川駅まで歩いた。
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2月23日 カイガラムシを食べている

2013年02月23日 | Weblog
カイガラムシと言えば植木に着く厄介な害虫。
私が知っているのは、白いロウを被ったもの。剥がしてみると内側は赤っぽい肉状のものがあった。
赤黒いルビーロウカイガラムシ・ミカンの皮の上に張り付いたゴマ粒のようなヤノネカイガラムシ。
これは昔、家の畑で採れたミカンにはよく着いていたが、このごろは見かけなくなった。
動かないように見えても(動き回るものもあるらしいが)カイガラムシは昆虫だ。
昆虫図鑑にセミやカメムシの近くに載っている。
種類はすごく多いらしい。

「あなたはカイガラムシを食べていますよ」と言われる。
「絶対ない」と言いたいところだが、今までにもお話を聞いているので・・はい食べてます。


「食品の表示を見てください」次々に出されたカイガラムシ使用の商品のオンパレード。

今日のお話に出てくるのは「ラックカイガラムシ」「コチニールカイガラムシ」
どちらもやはり吸汁性の害虫だが、それらの分泌物や虫体から着色料や染料等になるのだ。

赤色の食品着色料としてラック色素やコチニール色素で染めた食品としては、アンパン・三色団子・ハム・ソーセージ・明太子・ジャム・ジュース・三色そうめん・ようかん・カニかまぼこ・・こんなものにまでと思う和菓子にも「ラック」・「コチニール」の表示があり驚く。

色素としての添加や染料としてだけではない。カイガラムシのワックス成分も利用されている。
敷居滑り・糖衣錠など薬の表面やチョコボールなどの表面のコーティング。
胃酸から薬剤を保護して腸まで薬を届けたり、くっつかないためや、光沢剤として。
塗料やニスとしても。バイオリンの名器ストラディバリウスにもカイガラムシから採ったニスが使われているのだとか。

粘着テープの裏側がはがれやすくなっているのも剥離剤としてワックス成分が使われているから。
フルーツのワックスは水分が抜けるのを防ぐ。遅行性肥料の表面にも。
自動車関係・電気器具・印刷関係・家庭用・医療用・・用途はいっぱいある。
正倉院御物「紫鋼」はスティックラックだそうだ。

なんて有用な害虫?だこと。
食べるだけではなく世話になりまくっている感じ。
もちろんコーティングや色素の原料はカイガラムシだけに限らないが。

ラックカイガラムシは主にタイや東南アジアや中国やインドなどで生産されている。
寄生樹種にカイガラムシを放虫、増殖させ収穫して塊や精製したシードラック・シェラックとして輸入されるらしい。

コチニールカイガラムシはメキシコ・アメリカ南西部のウチワサボテンに寄生。

 
枝にびっしりと付いたラックカイガラムシ シードラック 固まってしまっている。    

農業とも競合しないので、もっとうまく機能すると雇用も増え、森林再生され、地域経済に貢献するのではということだ。
その辺にいるカイガラムシも今度からもうちょっとよく観察してみようかな?
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2月22日 雪の中のフクジュソウ 二見の大ムク・・温泉も

2013年02月22日 | Weblog
西吉野のフクジュソウ開花のニュースに誘われて見に行ってきた。

ただ、ここ数日冷え込んでいるので、心配なのは雪。あの坂道ははたして車が通れるのか?
危なそうなら引き返すことにして、行けるところまで行ってみることにした。

丹生川沿いの温泉近くまでは全く問題なし。そこを過ぎてからの坂道がどうか?


登るにつれて道端に雪が残っていたが、時間が遅かったせいもあるのか凍結もなく無事に駐車スペースに到着。


さすがに周りは雪景色。向こうの山を望む。

 
      称名寺       雪の積もった屋根からツララが下がっていた。


寺の下の遊歩道は雪が残って滑りそう。手すりに頼りながら歩く。

 
落ちたナンテンの葉形に雪が溶けているのが可愛い。

フクジュソウは?
 
雪の中から顔を出したフクジュソウ 雪のないところでは下の草とまぎれてかえって見にくい。

曇り空で開いた花がない中・・
 
少し開いた花もあった。もう少しお天気が良ければ輝く花が見れたんだけど・・
                     雪の中健気に咲くフクジュソウも最高。


斜面には雪を少し溶かしてフクジュソウのつぼみがたくさん見えた。

下って丹生川近くの神社で弁当を食べ、次に思いついた「二見の大ムク」を見に。
 
 天然記念物「二見の大ムク」 神社ではなく民家の邸内にある。
 樹齢1000年 樹高は主幹が台風で折れて約20mぐらいだそうだ。
 ムクノキでは全国で6番目に大きいとか。

 
 塀から根元を覗く。でかい! 見上げると・・これもすごい。

次に五条史跡公園にある蒸気機関車を見た後、民俗資料館へ。


江戸末期に五条代官所の長屋門だった建物。
中には天誅組に関する資料などの展示があった。

次に近くにある五新線の橋脚を見に行く。

 
五条と新宮を結ぶ鉄道として計画され建設が始まりながら結局列車が走ることなく工事が凍結され「まぼろし」となってしまった「五新線」の跡。以前にはあったR24号線を跨いでいた部分は切り取られたらしい。

さて、最後に近くに温泉があったはず・・


「金剛の湯」なめらかな泉質。浸かりすぎたか湯あたりしそうになったが、いい湯だった。
湯あがりに冷水がほしいところだった。
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2月21日 笠置周辺 「ウソ」のような話

2013年02月21日 | Weblog
大河原から木津川に沿って笠置まで歩く。途中で小雪がひらひらと舞った。
風は冷たいがさほど寒さは感じない。

木津川は表情豊かな川だ。

  
流れの激しいところ。穏やかなところ。
水辺にはネコヤナギの銀色の花穂が光っている。

 
激しい流れに川底のくぼみで小石が回転してポットホールを作ったところ。(甌穴群)
どこから運ばれてきたのか大岩がごろごろあるところ。
h23年夏にカヌーを楽しんだあたりも通った。

 
               道端の地蔵さん2体

コガモ・ヒドリガモの群れ・カワアイサ1羽他・・見逃しもあったが・・


うれしかったのは遠くながらオシドリの群れを見れたこと。
始め4.5羽 次に20羽・手前の藪から数十羽が飛び立ち、泳いでいたのが飛び立ち少し離れた所に着水・・
感激のひと時。


ウソもきれいに見えた。
うわさ通り?サクラのつぼみをついばんでいる。 
「おいおいそのぐらいにしてつぼみ残しておいてよ」


コースの終わりの笠置駅でホームのベンチに座り、残りのおやつを食べていると・・
前のサクラにウソが3羽。
まさか座ってウソを見れるなんて! ウソのような話。
電車が近づいているのに平気で食べ続けている。
電車に乗り込んでからのぞいてみたらさすがに飛び去ったようだ。      
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2月18日  雨の降る日はジャム作り  スイバジャム ハッサクマーマレード

2013年02月18日 | Weblog
朝から雨。
今食べている「ニンジンとリンゴのジャム」がもうすぐ終わり。

そこで昨日摘んできたスイバをジャムに。
ついでに前にもらったハッサクもマーマレードにした。


スイバは洗って刻み、1回茹でて汁は捨てる。 それを砂糖を入れて煮るだけ。

 
スイバジャムの出来上がり。  ハッサクマーマレードもできた。

しばらくはこれをヨーグルトのトッピングにする。
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2月17日 飛鳥

2013年02月17日 | Weblog
4月に案内するルート探しに。甘樫の丘周辺を歩いた。
寒い中でもホトケノザやハコベ・ナズナ・タンポポなどが咲いていた。

 
    キツネアザミのロゼット         ブタナのロゼット?

 
赤く紅葉したノゲシのロゼット。葉を食いしばって寒さに耐えている感じ。もうちょっとの辛抱だよ~。
                    真っ赤に紅葉したスイバを摘んで帰った。

 
   コケの新芽?が花のよう。        胞子も付けていた。


休耕田にもこもこと緑色に盛り上がったものは何かと近づいてみると、ジャノヒゲだった。
かなりの年数が経っているようだ。

 
  枝に残ったイヌビワを割ってみると中に果実らしいものがあった。 雌株のようだ。 

   
  ハランの種子を見つけた。
まだまだ知らないところだらけの飛鳥。ルートはまだ決まらなかったが発見もあった。   
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2月15日 長居植物園 & 夜の部

2013年02月15日 | Weblog
昨日とは打って変わって朝から雨。しかも寒い。

雨天実施の長居植物園での観察会

ちびていた靴からは水が滲みてきて冷たい。
雨で見にくかったが、この時期ならではの植物を観察した。


今満開のマンサク 花弁がたくさんあるように見えるが花弁は4枚 花がいくつか集まっている。
                   アカバナマンサクという花の赤い種類


サンシュユ まだつぼみが多い。小さいが、花の作りはハナミズキと一緒
                      オガタマノキはモクレンの仲間   


ニホンスイセンというけれど・・古い時代に外国から持ち込まれたものらしい。


クリスマスローズ 花弁に見えるガク片が長く残りいつまでも咲いているように見える。
              花弁は退化して蜜腺となっている。(雄しべの根元)


クロマツとアカマツの冬芽 今までよく見たことがなかった。全く違うのに驚く。


ウメの花 左はめしべあり   右はめしべなし。 
昆虫のいない春先のコスト削減? それとも若い木の負担を減らすため?


フリソデヤナギも「濡れネコ」になっていた。 
 右)別の場所で赤い実の付いた枝を見つけた人がいて「何かな?」と言っていたのはランシンボクと判明した。

終了後、急いで帰宅。
今日はなつかしいメンバーと何年ぶりかのカラオケに。
若い人たちに元気をもらいました。
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