みどりの野原

野原の便り

4月30日 高安山

2007年04月30日 | Weblog
久しぶりに自然観察仲良しグループ4人が揃って、時々一緒に歩くMさんと5人で歩く。

信貴山口からケーブルで山上まで登り、尾根を信貴生駒スカイラインに沿って、自然道
を上り下りしながら十三峠へ。


           十三峠からの眺め      

ここから生駒のほうへどんどん歩いて、鐘の鳴る丘で恋人同士の誓いの鐘?を鳴らし、
いろいろ見ながらのんびり歩き、だいぶ進んだ所でコースの間違いに気付いた。
やれやれ、だいぶ行き過ぎだ。
 
         アカミタンポポが多い                 セイヨウタンポポ


 
      鐘の鳴る丘展望台からの眺め          愛を誓うカギがいっぱい
        
地図をもらっているのに、だれも確認せずに歩いていたわけ。のんきな私たち。
せっかく登ったり下ったりしてきた山道を、引き返す。
 
    こんなにウラシマソウが多い所は初めて           シロダモの新葉

間違えたからこそ、アゲハチョウの産卵も見れたしよかったわ。と、プラスな人たち。
それはそうだ。ちょうど私たちが歩いている前で、チョウ(キアゲハ?)がシシウドの葉に何回も止まり、卵を産むようなしぐさを繰り返していたので、葉をよく見ると、まーるい卵がいくつかくっつけてあった。みんな大感激だった。


やっと十三峠まで戻り、降り口に取り付く。

           スカイラインの下をくぐる

そこから「水呑地蔵を通って、お地蔵さんの並ぶ道を下って、服部川駅まで下りる。

間違えたせいか、ちょっと疲れた。
山本で降り、前にも行ったお好み焼き店で一杯して帰る。
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4月29日 犬と奥飛鳥を散歩

2007年04月29日 | Weblog
やっと私と娘の都合が合い、犬を連れて帰ってきた。
犬たちを紹介しましょう。

大阪にいる長女の家の犬は、ビーグル犬 名前は「ベーグル」愛称「ベグちゃん」 1歳半ぐらい
家の1階に住む次女宅の犬は、白柴犬 名前は「ころも」愛称「ころちゃん」 1歳ぐらい

 
            ベーグル                     ころも

ヤンチャ盛りで、まあ2匹揃えば賑やかなこと。まだそんなに合ってないせいか、追っか
けあいするわ、ワンワン吼えるわ・・・  慣れないせいか?気が合わないのか?

少し年下で、小さい「ころちゃん」は、無口で強気。追っかける。
年上で体も大きい「ベグちゃん」は逃げて吼えまくる。  と、大さわぎ。


          大接近!何かが起こる?

せっかく帰ってきたので家族と犬とでどこか散歩を兼ねていくことになった。

あまり人のいないところで、犬を歩かせるところで、人間もちょっとホッとできるところ
というので、やっぱり飛鳥しかない。
目的地は飛鳥でもあまり人のいない畑集落のあたり。
車2台で出発。

石舞台のあたりを通過。すごい人と車。路上にもずらりと車が並んでいる。
それを横目に山の方へ。

ぐんぐん坂を上がって、途中で見晴らしのよいところで景色を見て、ひと休み。



畑集落、といってもあまり家は見えない。元分校の近くで車を止め、古道を散歩
この辺からは私の趣味も大いに入って、娘夫婦も運動になるし、いい空気を吸え、
健康にもよいはず。

 
           ミヤマキケマン                  チゴユリ

一帯はマムシグサが多い。
古道の途中で引き返し、さらに上へ。
良助親王の墓のところに車を止め、そこから散歩。
山の左側を登り冬野集落へ。
冬野は現在家が4件。
談山神社からここを通って竜在峠~芋峠~なんとか峠を越えて吉野にいたる昔からの道
で、古くは本居宣長もこの道を通っている尾根道だ。

時々この道を歩いているが、冬野は素通りなので、今日は少し登って、波多神社にも
行ってみた。
歴史の古い神社のようだ。


           波多神社

そこからぐるりと違う道を下り、車の場所までもどる。

 
           ヤマブキ満開                 トリガタハンショウヅル

山の中はヒンヤリとして気持ちがいいので、娘夫婦も楽しめたよう。
犬たちも「普段は平坦な道ばかりなので山は気持ちよかったワン」と思ってると思う。





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4月28日 栢森から高取

2007年04月28日 | Weblog
Hちゃんと久しぶりに歩く。早起きして飛鳥まで来てくれた。
栢森への「金かめバス」は2人貸し切り。
一番前の運転手さんの横に座ったら、「子供みたい」と運転手さんに笑われた。

栢森から出発。
川のそばにはイタドリがあり、田んぼ道には春の花勢ぞろい。
山へ入るまでにだいぶ時間がかかって、早くもお昼前。

作業道~小峠~芋峠の山道には、
イワボタンやネコノメソウ・ヤマネコノメソウなども多い。
ホウチャクソウは咲きかけ。ヤマアジサイは小さなツボミ・ミヤマシキミは花が終わった所。
チゴユリもところどころ花が残っていた。
    
   ミヤマシキミ これは花が残っていた         ムベ

途中で、すごく強い風が吹いて、スギの葉がバラバラと落ちてきた。
空も真っ暗で今にも降り出しそうだったが、結局降らずいい天気になり助かった。



高取城址への道
マムシグサが多い。なんだかほとんどが向こう向いている。


       マムシグサ

シダや木の芽吹きもきれいだ。
タカノツメの芽は食べられるのは知っていたが、葉が開かないとわからなかったが、
今はいろんな展開中の葉があり、芽がどんな形なのかもよくわかった。

  
           シダの若葉                  これがタカノツメの新芽


           カヤの新芽

  
         ウラジロの新芽           二つに分かれたウラジロの芽の先

イラクサも多い。



五百羅漢から壺阪寺へ下りてきた。

 
           五百羅漢                        壺阪寺近くからの眺め

ちょうど最終バスに間に合いラッキー。

連休初日というのに、山では高取城址で男の人1人に出会っただけ。
山も2人貸切だった。




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4月27日 陶展 & 高天彦神社~橋本院

2007年04月27日 | Weblog
香芝市のカフェ&ギャラリー宙(そら)で甥の平井明の陶展をやっているので、
友人と見に行った。(4月30日まで)

         平井明の作品

別のところで食事した後、

近くの浄願寺へ。
大きなお寺ではないが、皇室ともご縁があるお寺のようだ。
ボタンが見頃であでやかな花が映える。
ナンジャモンジャのような花が咲いていた。
前に見たのより、花びらの巾が太いけど。ナンジャモンジャでいいのかな?
知ってる方教えてください。

   
            浄願寺                         ボタン


      ナンジャモンジャ?

その後、5月の集まりの下見を兼ねて御所へ。

高天彦神社
葛城族のご祭神・高天彦神社神社に車をとめて、そのあたりを歩く。
参道にはモミジの巨木がある。
植え込みの根元にジロボウエンゴサクが終わりの花を咲かせていた。
ドウダンツツジが今見頃。

ここは金剛山への登山口の1つとなっている。

ここから橋本院目指して歩く。途中の野路も春の花盛り。

その中に赤い花に混じって白いカラスノエンドウが咲いていた。
初め1つ見つけたが、その辺りには結構シロバナがあった。
色の薄いピンクの花もあった。

アルビノかもしれない。
前に、ムラサキケマンのシロバナやサギゴケの色の薄いの、ツユクサの白い花
や薄い色も見たことがある。シロレンゲもあるよね。

スミレが道路の端に見事に咲き並ぶ道を歩く。

  
      白花のカラスノエンドウ                スミレ街道
 
橋本院
ご本尊は11面観世音。
「観音さまと茶花の寺」として広い敷地にいろんな花が植えられている。
 
           橋本院                         シャクナゲ

桜はすでに散っているが八重桜と「普賢象」という黄緑色の桜はまだ咲いていた。

ボタンはツボミのもたくさんあったが、5月18日にはどうかな?
白藤・オオデマリは咲きかけ。ハウチワカエデは花盛り。シャクナゲも見頃だ。

   
         普賢象                       ハウチワカエデ

いい香りのする花は、見たことのない木だ。
住職さんの奥さん?がいらっしゃったのでお聞きしたら、ガマズミの園芸種とのことだったが、
ちょっと違うような気もするけど??

これは何の花? これも知ってる方、教えてください。


5月18日はこのコースに決めてみんなに連絡することにした。



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4月26日 野草天ぷら & 高松塚 & 甘橿丘

2007年04月26日 | Weblog
里山クラブの13期生の講座で「野草クッキング」をサークルが担当。

班分けして草を摘みにいき「天ぷら」とヨモギダンゴを作る。

ノビル・ユキノシタ・オオバコ・ツバキ・タンポポ・フキ・スイバ・
タケノコも掘って
天ぷらにする。
ヨモギは茹でて刻みお団子に。

出来上がってみんなで食べた。
うちの班ではノビル・スイバ・タケノコが人気だった。

ヨモギダンゴは黄な粉とアンコをつけた。たっぷりヨモギが入って
いい香りだ。


片付けも済んだ頃、外がなんだか騒々しいと思ったら、警備員が大勢
いて、ちょうどトラックが入ってくる所だった。
高松塚の天井石が修理所に運ばれてくるところだ。


とたんにカメラを構えて野次馬になる。


       大勢の警備員に守られて

中身を撮れるわけでもなく、ただのトラックを写してどうすんの?と
思うけど、飛鳥でしかない出会いだもの。
公園館の後ろの修理所?に運ばれていった。



その後、甘橿の丘へ。キリの花が満開、タニウツギやコバノガマズミ
らしいものも花盛り。

キケマンも咲いていた。ぱっと見た時は見慣れたミヤマキケマンかと
思ったが、実が違った。
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4月25日 動物園へ行こう

2007年04月25日 | Weblog
自然環境市民大学の修了生の会で、天王寺動物園へ。
子供と来た時以来。「ずいぶん変わってるよ」と聞いていたので、
一度来たいと思っていた。

動物園の歴史や社会的役割などのお話を聞いた後、小雨の中、園内
を案内してもらう。


         アジアの熱帯雨林

「生態的展示」というやり方で、棲んでいる環境に似せた中で動物を
見せるような工夫がなされている。

草原にいる草食動物は一緒に入れてある。
草原を感じさせる芝は、年中絶やさないよう、養生したり、冬は冬用
の芝を植えたりしている。
その中で遠くでキリンが首を伸ばして木の葉を食べ、手前ではダチョ
ウやシマウマがいる。

必要な所には電柵を張って仕切ってあるが、こちらから見れば目立た
ないので、一緒にいるように見える。

カバは「水中透視プール」といって、水中の姿を見れるようにしてある。
あのでかい体も軽々と浮いて泳ぎ回り、時々大きな空気をぷわーっと
出して呼吸する。その周りにはテラピアが群れて、フンを餌にしている。
カバはいやされるなあ。

ライオンのいる岩場は、手前の偽岩にはヒーターが仕組まれ、夏は冷風
が横から噴出すようになっていて、お客さんが見やすいようになっている。

ゾウの糞は、バイオでリサイクルし肥料化して、毎週土曜日に配布され
るとか。


             ゾウ

小雨がふり、時間も短いうえに、説明がうまく聞き取れなくて残念。
もう一度ゆっくり来たい。

動物園ばかり思い、「午後からは何をするんでしたっけ?」と隣の人に聞
いたら、「総会」「ああそうかい」
午後から座ると眠くなる。夜更かし寝不足はいけませんね。
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4月24日 音羽三山 頑張った!

2007年04月24日 | Weblog
Tさんの計画で音羽三山(音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳)へ。

下居バス停から急坂を丁石をたどり、50分。1300年前の創建という音羽山観音に到着。
歌碑があり、飛鳥の橘寺近くで説明を聞いた「大鳥の羽易の山」の顕彰をされた生田蝶介
の歌碑だとか。

ご本尊の「千手千眼11面観世音菩薩」を拝す。
その昔、「音羽の大流水」と呼ばれる土石流にみまわれたり、幾度かの災難で観音様は
昔の様子とは変わっているそうだ。
「音羽の大流水」は「粟原流れ」と同じ?

ところで、千手はわかるけど、千眼ってどこにあるの?と思ったら、左500本・右500本の
手に、それぞれ目がついているんだとか。なるほど。
手はそれ以外に6本ある。

一昨日来たばかりなので、あんじゅさんはよく覚えていてくださった。
お茶と塩まんじゅうをいただいて、出発。

ここから先へは初めての道。
お葉付きイチョウの横を通り、行場の横から山に入る。
「これ道?間違えてないよね」水がちょろちょろ流れる石ごろだらけの谷川の中を歩いて
いるような道は20分ぐらい続いた。

   
       谷底のような道              これも道

谷から離れた後も倒木やササの道が続き、手入れされたスギ林を少し下り、また上がると
標高852mの音羽山山頂だ。見晴らしはなく、少しの裸地があるだけ。

         音羽山山頂(852m)

そこから下り、又登って尾根を回り込むと経ヶ塚山
ここも見晴らしはない。
ここは多武峰の鬼門にあたるために経文を埋めたところだそうだ。
灯篭が1つ立っていた。

         経ヶ塚山山頂(889m)

そこからは又、急坂を下りに下る。

 
         きつい下り                  すごい道


10分ぐらい下った岩道から前を見ると、熊ヶ岳が望めた。
すっきりと整ったきれいな形の山だ。

    熊ヶ岳を望む 次はあの山へ登る

でもまだまだ下りは続く。すごい下り。あの山に登るんやろ? 
この辺で空中回廊がほしい。

下りがあれば登りあり。熊ヶ岳へは、登ったり下ったり、いくつかのピークを越えて1時
間近くかかった。

途中振り向くと経ヶ塚山の姿が見えた。


           熊ヶ岳山頂(904m)

熊ヶ岳のあたりはササが多い。
下りはすごくきつかったけど、ササの海を泳ぐように歩いたり、明るい岩場にはサルトリ
イバラや、クロモジの花が咲いていたりして、いい道だった。

         クロモジ満開
             
  笹の中を掻き分けて下りる。   倒木をまたいで通る。    

ぐんぐん下り倒木の多い稜線をたどり大峠へ下りてくる。
大峠には「女坂伝承地」の碑が立っている。

ここから下ると林道となり、滑りやすいコンクリート道を下り、集落を超えて又山道とな
り、結界のしめ縄が川に渡された所からもかなり歩いてやっと不動の滝へ出てきた。

           勧請縄

この間の林道では、ネコノメソウやイワボタンやヒトリシズカ・ミヤマカタバミの花も見
られ、トウゴクサバノオもたくさん咲いていた。
花は終っていたがショウジョウバカマも多い。
コクサギも多かった。
 
        トウゴクサバノオ               ミヤマキケマンの群生 


           不動の滝

予定では不動の滝バス停からバスに乗る予定だったが、山道が崩れたためここまではバス
が来ないとわかり、時間も迫っていたので、次の百市バス停まで走る。
走るのはしんどかったー。待っていたバスに飛び乗り桜井駅へ。

いくつもの山を縦走するのは初めてだったが、頑張れたわ。Tさんのお蔭です。

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4月22日 音羽観音

2007年04月22日 | Weblog
昨日の天気予報では今日は雨。 予定していたところも中止になったらしい。

やることは溜まっているし、片付けdayにしようとゆっくりしていたら、
妹から「どこかに行かない?」と電話があった。
雨もすぐにも降りそうにもないので、急遽出かけることになり、音羽観音に
行くことになった。

談山神社への途中に観音道の道標のあるところが登り口だ。
音羽観音はここから17丁登ったところにある。

          観音道 道標

いつもはそこから急な山道を登る。が、今日は途中まで車で行くという。

参道には1丁毎に石灯篭が立っている。天保15年などと読み取れるものもある。
横にはたいていお地蔵様もいらっしゃる。

        丁石 石灯籠

今は道も広がっているが、昔は人が2人並んでは歩けない山道だったとか。
山道は花盛り。ツルカノコソウ・ヒメウズ・ミヤマキケマン・マムシグサ・シャガ・クサイチゴ・
アオキ・ハナイカダの雌花もあった。
花はまだだがミヤマカタバミやホタルブクロもたくさんあった。
 
         ヤマルリソウ                  マムシグサ

わき道へちょっと入ってみた。谷のそばにはアケボノソウらしい葉、ミカエリソウらしい葉もある。
コクサギも花を咲かせていた。

7丁・8丁と登り15丁の無常橋という小さな石橋を渡る。最後の急坂を登ってやっと音羽観音に到着。
     
         もうすぐ頂上                 あと一息


           音羽観音

結婚前なんどか今の夫と(今も昔も1人だけ)登ったことがある。
どんな道だったかは忘れたが、とにかく胸突き八丁のすごい坂道だったこと、前のあんじゅさんが
お茶を入れてくださっていろいろお話しし、ノートに何か書き残したことを覚えている。

そして、去年秋、久しぶりに登った。
そして今日。

ここには有名なお葉付きイチョウの大木がある。お堂の横で苗木をたくさん育てておられる。
オハツキイチョウの実はお守りの中にも入れられるそうだ。
   
     お葉付きイチョウ大木           お葉付きイチョウ苗木

「お茶をどうぞ」あんじゅさんが声をかけてくださって、座敷に上がってお茶をいただいていると、
食事の準備をしておられるようなので、お茶のお礼をいって帰ろうとすると、「お食事をどうぞ」と
いわれる。びっくりしていると「お接待ですから」とのこと。
炊き込みご飯にフキノトウの天ぷらとワカメとそうめんの入ったすまし汁。
高野豆腐と生麩と絹さやの炊き合わせ、和え物と漬物を出してくださった。

実をいうと、あわてて出てきたのでおにぎりも持たず、山を下りてからどこかで食べようと言って
いたのだった。今日は「護摩の日」でお接待があることを知った。
おいしくてお言葉に甘えてご飯をおかわりをしてしまった。

びっくりしたことに、台所から「○○さん(私のこと)じゃないの?」という人がいた。
妹もよく知っている人がお手伝いに来ておられるのだった。
「まあ悪いことはできないねえ」といい合った。

この寺の本尊は千手千眼11面観世音菩薩で眼病に霊験あらたかだという。
掛け軸の千手観音様は薪でも背負ったような姿だった。
今の姿は少し違っているという。
毎月17日にお勤めが行われ、大法要の日や秋のお葉付きイチョウ祭りには、大勢の参拝客
があるようだ。
とはいえ、参拝の人全員。あの険しい道を上がってこないといけないんだからすごいこと
だ。

世の中信仰心の強い人はおられるようで、今日も母娘2人が観音堂の周りをお百度参りの
ように一回廻っては手を合わせ、何回も廻っておられた。
後で聞くと時々お参りに来られているそうで、33回廻るのだという。

このお寺は尼寺で今のあんじゅさんも何代目かになられるんだろうが、すごく若いきれい
な女性も頭を丸めておられたのも驚いた。
明るい声でもてなして、湧き水で入れたおいしいコーヒーもごちそうになった。

偶然思いつきできたのに、思わぬ幸せな1日になった。
観音様のお導きか? 単純! とにかく観音様に感謝。




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4月21日 里山イベント タケノコ掘り

2007年04月21日 | Weblog
飛鳥のイベント「里山しごと体験」のお手伝い。
家族・大人同士・1人で参加者約60人 スタッフや関係者約20名

説明の後、先ずはタケノコ探し。グループ毎にトウグワなど道具の貸し出しを受け、
ヘルメットをかぶって、山に登る。足場の悪い斜面にも関わらず、大人も子供も
一生懸命。
あまり出ていないようで、グループに最低一本でもおみやげを持って帰ってもらえ
るか心配していたが、大勢の目で探せばあるものだ。
大きいの小さいの細いのとあるが、戦果はあったよう。

          タケノコ掘り体験

竹伐り体験もしてもらった。

お昼はスタッフが準備したタケノコ入りのブタ汁の振る舞い。
大きなお鍋にいっぱいの具沢山のブタ汁 ほとんど売り切れた。

     大鍋のタケノコ入りブタ汁はほぼ完売

午後からは竹を使った「ウグイス笛作り」子供も大人も夢中で竹をノコギリで切っ
たり、ナイフで削ったり、終わりごろにはあちこちから笛の音色が聞こえてきた。
音は1つ1つ違う。

     ウグイス笛 大人も夢中 子供も夢中            ウグイス笛完成

何分間か、みんなでいっせいに好き好きに吹いて合奏をしてもおもしろそうだな。

タケノコとウグイス笛をおみやげに喜んで帰られた。

終わりぎりぎりに私もウグイス笛を1本作った。なかなかいい音色で気に入っている。

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4月20日 飛鳥 鬼の雪隠・亀石・石舞台周辺

2007年04月20日 | Weblog
里山クラブ 歴史サークルで、3月に終了した12期生歓迎ハイクで、
飛鳥の石舞台周辺の史跡を案内してもらった。

今まで気がつかなかったが、道端に「つぼさか・かうや(高野)、
いせ・?」などと道しるべが彫られているお地蔵さんがあった。

「鬼の俎板・鬼の雪隠」「天武・持統天皇陵」など。
この地域は「聖なるライン」と言われたりするらしい。
このあたりの主な御陵や古墳がこの線上にあるとのこと。

鬼の俎板・鬼の雪隠のあたりは、遠足の小学生でいっぱいだ。

 
   道しるべのあるお地蔵さん            鬼の雪隠(石棺の蓋)

里山クラブ員の1人の女性は、一緒になった小学生に、タンポポの
笛を教えてあげておられた。

飛鳥らしい観光客とのふれあい方だなあ。とほほえましく思った。
かと思うと、男性クラブ員が小学生に「どこから来たの?」と尋ね
たら「言ったらあかんで」とそばの女の子がたしなめたようだ。
「大人の人に聞かれても答えないように教えられているようだ」と、
その方はおっしゃってた。
今頃の世相を繁栄した話だが、ちょっとさびしいなあ。

亀石や橘寺・川原寺を通り、板葺宮跡でお昼の休憩。
宮跡はかなり広範囲にわたるようだ。
石畳が敷かれるなど当時の姿を復元し、史跡公園として整備されて
いるところもあれば、埋め戻されて今は田んぼになっているところ
もある。

このあたりはいくつもの時代の遺跡が重なっているらしい。

一番下層には「岡本宮」の遺跡。中層には板葺宮遺跡。上層には浄御原
と、3層がほぼ同じ区域に重なっているという。

以前、うちの田んぼだった所も飛鳥京 板葺宮跡にあたるようだ。
大化の改新をすすめるため、中大兄皇子らが蘇我入鹿を暗殺したとされ
る所らしい。
そんな話を聞くと、歴史の中にいるように感じる。

その後、実家のあった近くを通り、石舞台~都塚古墳~阪田寺跡と廻り、
祝戸から展望台のある山へ登り、公園館で解散となった。


           石舞台           祝戸展望台からの眺め(耳成山・香久山が見える)          
途中の道は春の野の花がいっぱいだ。
久しぶりに田んぼでシロレンゲを見つけ、子供の頃よくレンゲ畑でシロレンゲを探したのを思い出した。

          シロレンゲ



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