みどりの野原

野原の便り

2月29日 うちのベランダ カランコエ不死鳥・ワサビ 花・水草・水生シダ

2024年02月29日 | Weblog

ベランダも淋しい時期。
花が咲いているのは、カランコエ不死鳥とワサビだけ。
(他の多肉植物が時々咲いているが)


カランコエ 不死鳥
昔、沖縄の方で野生しているのを採ってきたキンチョウやハカラメ(セイロンベンケイ)は長い間楽しんだが、いつの間にか消滅。
不死鳥だけが今も元気。まさに不死鳥

今日は冬も元気溌剌の「水鉢の植物」を観察


水面から溢れんばかりに繁っている水草 2種類


水鉢の左の方に遠慮がちな丸い葉の水草。
去年、鹿児島の公園の池の端にあったものを持って帰った名前不明の水草


1株はこんな状態。丸いつるッとした葉の表。


葉裏を見ると・・縁を残して網目状。裏美人。 
葉はぷっくり膨らんでいる。


葉を切ってみた。網目は袋状になって、空気を溜めて浮袋になっているのだった。


上記の水草について来たらしいウキクサ(水生シダ)名前不明


この子は表面がうろこ状の葉で覆われていて、表顔がきれい。
ただ、団体では美しさがわからないなあ。


裏には長い根っこが伸びている。
勢力旺盛すぎる水生シダ。
①の子の生息場所確保のために、だいぶ抜いた。

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2月26日 フキノトウ ツクシ 春だ春だ!

2024年02月26日 | Weblog

まだ寒さが続くが、この時期、ツクシやフキノトウなどに無性に出会いたくなる。
食べたくなる。

春を探しに行った。

途中で見つけると車を停めて摘んだりしながら、山の上へ。

 
寒くてもちゃんと季節を感じて出てくるフキノトウ。
だいぶ伸びたのもあったが、下の茎葉を少し残して摘む。
花が咲いていても天ぷらにできる。

春、1回は食べたいツクシ。今年はまだ見ていない。


帰り道で見つけた今年初めてのツクシ。結構伸びていてびっくり。
足場の悪い場所で、危ないのと、たくさんとると後の始末が大変なので、少しだけ摘んだ。

娘にも少しお裾分けして、フキノトウは茹でてフキみそを作り、風呂吹きダイコンに添えた。
フキノトウの天ぷらも大好き。

一気に春気分になった。
ツクシは次の日に卵とじにした。

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2月24日 京都府立植物園 イチイ・ヤバネヒイラギモチ・ウグイスカグラ・ニッサボク・アカギ・歴史遺産樹木・「サクラ品種コレクション」講演

2024年02月24日 | Weblog

午前中は一人で京都府立植物園を巡る。
先日も来ているので、今日はあまり行ってないところを歩いた。

北山口近くの花壇
ハボタンの後にはパンジーが植えてあった。

 
今日は探していたイチイをやっと見つけた。
外国のイチイや、キャラボクの植栽は見るけれど、イチイの木を見たかったのです。
これを見ると高木で、キャラボクではないことはわかるけれど、民家に植えてある低い木がキャラボクなのか?イチイなのか?わからないのです。
側枝で葉が2列状になるかどうか・・比べてもはっきりしない。
右はイチイの葉だけど・・やっぱり葉だけではわかりにくい。


河津桜?咲き始め。


ヤバネヒイラギモ 濃い緑の葉、赤い実 
シナヒイラギ・ヒイラギモチ・チャイニーズヒイラギ、別名がたくさんある。


ウグイスカグラ 小さくて目立たないがいくつも花が付いていた。


帰りにはニッサボクも見つけた。
世界3大紅葉樹と聞くが、紅葉を見たことがない。


アカギが植わっていたのはビックリ。
なかなかの高木。外来種で小笠原では困りものだが、ここではそんな心配もないようだ。

珍しい木もたくさんあった。花が咲けばいいが、混みあっているのでどうかな?

今年は京都府立植物園開園100年。
開園当初から植えられている樹木などに「歴史遺産樹木」の説明板がついている。

今日出会った「歴史遺産樹木 Heritage Tree」


①植物園会館前の ハナミズキ
ワシントンに贈られた桜の返礼に日本に渡来した樹木。


②ゴヨウマツ
開園当時に植栽されたと推定される、園内最大の個体。
こんな大きいゴヨウマツは見たことがない。


③果実が残っていた「ロウヤガキ」(ツクバネガキ)
我が国初導入種 第2代菊池園長が中国から持ち帰ったとされる。


④シナマンサク
昭和11年(1936)中国廬山植物園から我が国初として種子公館で導入 
昭和16年2月ここに植栽

⑤メタセコイア
1945年(昭和20)中国で生きた化石として発見され、アメリカで増殖されたものが、1950年(昭和25)苗木として日本に導入されたその一部。
1953(昭和28年)京都大学演習林から苗木を導入。

⑥クスノキ並木 
樹齢100年近いクスノキが約90本植栽されている。

全部で38種の樹木に説明板があるようだ。

 
コゴメイヌノフグリ 先日は天気が悪くて花は開いていなかったが、今日は全開。
花は純白で芯が黄色っぽい。茎や葉やガクなど毛が多い。
果実にも毛があった。

「早春の草花展」


ビニールハウス入口のそばの藁囲いの中にはボタンの花


あでやかに咲く”福雲”
草花展のハウスの中に、春咲きのものを開花調整して咲かせたという「正月牡丹」があった。


ナニワズ 満開


オステオスペルマム キクの仲間 スプーンのような変わった花弁。
オステオスペルマムには普通の花弁の花もあるようだ。

 
紹介は地味だが、実際はカラフルな春の花がいっぱいです。


出口近くの「100」の字をかたどった植物は・・


ムシトリスミレ 
スミレのような距があるが、タヌキモの仲間の食虫植物。


「サクラ品種コレクション」の講演 
講師は植物園の樹木に関わり、樹木医でもある方。

京都府立植物園の歴史
1924年(大正13年)に開園してから今年1月1日で100年を迎えた。
第2次世界大戦があり、その後連合軍の接収があり、1957年全面返還された。
この間、多くの樹木が伐採された。
1961年再開園
観覧温室や植物園会館もでき、多様な植物を楽しめる植物園になっている。

サクラの品種
開園当時は約70種類だったが、現在、展示されているサクラは180品種。
バックヤードで育成中のものも含めると、保有品種は200品種以上あるという。

これまで品種の継承には各時代にキーパーソンとなる人達がいた。
サクラを並木を作る・収集して畑で植栽 植木屋・桜守・サクラを研究して整理 研究家・植物園を設計 技師・サクラ苗を育てる・歴史ある桜を残していこうと取り組んでいる人・・
代々の植木屋 佐野藤右衛門氏の貢献が大きい。
たくさんのサクラに関わる人たちのお陰で江戸のサクラを今も見ることが出来る。

伝統ある桜を継承していくために、歴史のあるサクラの品種を日本植物園協会のナショナルコレクションに認定を目指す取り組みをされている。
そして、次の100年に向けて
「生きた植物の博物館」としての植物園機能の充実
サクラの栽培、樹勢回復のノウハウを蓄積し、広く発信する。
関西における桜栽培品種系統保存の拠点となる。
我が国を代表する桜の名所であり植物園であること。  と結ばれた。

「ソメイヨシノは短命」と誤解されるが、生命力は強く、芽吹いたり根を伸ばしたり、幹や枝を更新しながら同じ個体として長く生き続けられる。とのお話も。

1階で開かれている「開園100年の歩み展」を回る。


開園当初の作業服(男性用)大正 復刻版
今日の講師の先生も、この法被を着用しておられた。


開園当初の作業服(女性用)大正時代
モンペ姿だったんですね。

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2月23日 日本書記講座 天武天皇12年、連の姓を賜った氏族 延喜式

2024年02月23日 | Weblog

日本書記講座は、天武天皇12年9月、「連」の「姓」を賜った38の氏族の続き。
あやふやなところもありますが、自分の復習のために書きます。

「姓(かばね)」とは天皇から与えられた称号。ヤマト政権内での豪族の地位を示す。
「連(むらじ)」は職業・職能を持って仕えた豪族のリーダーに与えられた姓。

*縵造(かずらのみやつこ)
出自は、百済系氏族 狛氏
天武天皇8年、縵造忍勝が天皇に「嘉禾(よきいね)」を献った・・ことが出ていた。

補注を見ると、「縵」は頭髪の装飾物である「鬘」の意味らしく、鬘の製作にあたる伴造 とのこと。
(どんなものなのかなあ?)

*鳥取造(ととりのみやつこ)
祖は天湯河板挙(あまのゆかはたな)
成人しても言葉を発しなかった垂仁天皇の皇子が、鵠(くぐい=白鳥)を見て初めて「これは何だ」と言葉を発し、(水鳥を捕獲する鳥取部であった)天湯河板挙に命じて「鵠」を捕獲させた。その結果、皇子は言葉を放すことが出来るようになり、「造」の姓(かばね)を賜り、鳥取造と名乗った。

*久米舎人造(くめとねりのみやつこ)
舎人(とねり)とは、天皇や貴人に仕える官職。
菅原道真の撰進となる「類聚国史」に「久米舎人望足」の名がでる。

*檜隈舎人造
檜前舎人を管掌する伴造

鬘を作る。水鳥を捕る。・・いろんな役目があるんですね。

もうお1人の講師からは
古墳の事や、1月24日の朝日新聞夕刊の記事にあった「築紫君磐井」とその古墳とされる福岡県八女市の「岩戸山古墳」のお話。
そして、「延喜式」のお話もあった。

氏姓制度や延喜式の事など、詳しくはなくても、およその理解ができたらいいなと思うが、なかなかむつかしいです。
でも、こういうお話を聞けることは幸せなことです。

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2月22日 平城宮跡 水上池 コナベ池 ツグミ・ヒバリ・モズ・オオタカ・オシドリ・ミコアイサ・他 

2024年02月22日 | Weblog

野鳥好きのメンバーと平城宮跡~水上池。


満開のウメとバックのサザンカの赤い花と散った花弁の絨毯の赤。


センダンもまだたくさんの果実を残している。
早く食べないと実がしわしわになって食べられなくなりそう。


木の上にツグミの群れ。


地面にもツグミの群れがいた。
少し近づいたら、広場に点在するイチイガシの木に逃げ込んだ。

今日はヒバリもよく見た。
高い空で羽ばたいているのは、縄張りをアピールしているらしい。
急に降りて草の中へ入るともう見つけられない。

水上池へ。
初めあまり鳥の姿が見えなかったが、少し奥へ行くとコガモやマガモ・カイツブリ・オオバン・ミコアイサなどがいた。


マガモの群れ

遠くの木陰にオシドリ色が微かに見えた。

午後

仁徳天皇の皇后磐之媛陵 お堀


御陵の際に カナメモチの赤い実 葉も紅葉?


ソヨゴ


コナベ池 白濁した水にカルガモ マガモの群れもいた。


コナベの古墳の高い木に止まっていたのはオオタカだそう。

ウワナベ池には行かずに戻る。


モズ 雌のようだ。


途中の池でミコアイサの雄や雌がいた。オオバンと。

西大寺駅まで戻って駅中でコーヒータイム。しばらくおしゃべりを楽しんで解散。

西に展望デッキが出来ていて、外へ出られるようになっていた。


展望デッキより、西大寺駅西側の線路。


朝、改札出たところから見た西大寺駅東側の線路。
奈良線・橿原線・京都線・・何本もの線路が平面で複雑に交差していることで有名だそうだ。
先日家でその話になったばかりだった。
写真はここからでは一部の線路しか撮れない。

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2月18日冬の淀川河川公園 淀城跡 石垣・ヨシガモ・桂川河原で石拾い・チャート・ホトケノザ白花・三川合流地

2024年02月18日 | Weblog

博物館行事に参加

淀競馬場の名は聞くが、淀駅は初めて降りた。


城跡のそばに與杼(よど)神社 式内社 今日は前を通っただけ。
すぐそばに稲葉神社の名も見えたが今日は立ち寄らず。


徳川の淀城跡 
ここは、伏見城廃城に伴い、2代将軍徳川秀忠が松平家綱に命じて築城させた江戸幕府の城。
明治維新後、城は破却され、本丸石垣や内濠の一部が当時の名残をとどめるのみ。
城跡公園として整備されている。

豊臣秀吉が築いた淀城(古淀城)はここより北にあったが、伏見城築城で廃城となったそうだ。


今日は石の観察 不揃いな石で積まれた本丸の石垣。
花崗岩・砂岩・チャート・泥岩・・いろんな石が用いられている。


石垣から上ると、内濠の横へ出る。


こんなところに「三等三角点」の標石があった。標高17.53m
三角点は山の上ばかりでないことは知っていたが、こんな低い三角点を見るのは初めて。
(一等三角点でも、もっと低い標高2.07m(佐賀県)もあるようだ。ネット)


カワヅザクラのつぼみが膨らんでいた。


濠で大好きなヨシガモがよく見れた。うれしい。
雌雄のペアの後に、あぶれ雄らしいのがいた。


淀城跡公園を出て、桂川に出る。


移動中、ツツジの植え込みの下で、参加メンバーの小学生が翅を拾っていた。
「ツグミや」という。翅を見て何の鳥かわかるってすごい。
タカの仲間にでも捕食されたのか。


道端の石。フズリナの化石が入ってると教えてもらう。
小さい丸い点が見えた。これが化石なのか。
何でもない石も見る人が見れば、いろんなことがわかるんだなあ。


桂川の河川敷へ下りていく。


ブルーシートで覆われているのは?
説明板には「特定外来生物ナガエツルノゲイトウの防除のために覆っていて、枯れたら焼却する」
淀川でもはびこっているのを見たことがある。
この方法で防除できるかな?


セイヨウカラシナの大群生の中を下る。
花茎が立っていれば摘んで帰りたいところ。
河川敷は広い。


小石や砂のある桂川の河原 ここで石ころ拾い。
拾った石は学芸員さんや指導者が教えてくださる。

土器の欠片のようなものや、骨のようなものを見つけた子供や大人もいる。


私は石の中でも一番知りたいチャートに絞って拾う。
間違いないか確認できるのがうれしい。

チャート=固い・茶色のイメージがあったが、いろんな色があることがわかった。
チャートは放散虫の殻が堆積してできたものなので、顕微鏡で見れば放散虫が見えることもあるらしい。
ルーペではちょっと無理。家で実態顕微鏡で見たら見えるかな?

石拾いを終了後、淀川河川公園でお弁当。

 
公園には「残念石」があちこち置かれていた。いろんな形。ノミ跡のわかる石もある。

「残念石」とは、使うはずの石が、何らかの理由で使われなかったもの。
ここにある「残念石」は、二条城修復のために船で運んできた石材で、草津港で陸揚げされるはずが、桂川の川底に落ちてしまったらしい。
「落ちた石」は、当時は引き上げて使うことはしなかったらしい。
ネットによると、2015年川底から引き上げられ、ここに展示されたそう。


天王山大橋 桂川を渡る。


御幸橋(ごこうばし)宇治川を渡る。
向こうに展望タワーが見える。
三川合流地点に近い「さくらであい館」がある。


近くの河原におりる所で見た 白花のホトケノザ。

「さくらであい館」で解散後、友達数人とさくらであい館の展示を見、展望塔にも上った。


展望タワー エレベーターで上がれる。

展望タワーから見た下流の景色。 左)木津川 右)宇治川 
もう少し下流で、桂川が合流し、淀川となって大阪湾に流れ込む。
桂川と宇治川の間が桜の名所の背割り堤だ。
間もなく桜の季節。大勢の観光客で賑わうことだろう。


今日のお土産は全部「チャート」 しばらく近くに置いて眺めよう。

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2月16日 京都府立植物園 セツブンソウ・セリバオウレン・ヤマアイ・ノシラン・オオアリドオシ・アリドオシ・オニシバリ・コゴメイヌノフグリ・ビカクシダ

2024年02月16日 | Weblog

例会で京都府立植物園へ。

ブログ、ずいぶん遅れていますので、簡単に紹介します。


京都府立植物園は今年2024年1月創立100年を迎えた。

北山口近くの花壇のハボタンは抜き取られて、春の花を植える準備中。
でも今日は風が冷たくて真冬のように寒い。


バクチノキ 若い果実が付いていた。
葉柄基部には蜜腺が見えた。

生態園


セツブンソウが見ごろ 草丈は短い。
夏に地上部が消えてしまうスプリングエフェメラルと言われる春植物。


セツブンソウの花。
キンポウゲ科で、白い花弁に見えるのはガク片
花弁は退化して先が黄色い蜜腺となっている。
その内側にたくさんある青紫のものが雄しべ。
雌しべは中心にある。
花の後ろに見える黄緑の葉は苞葉で花茎の途中についている。
根元からは長い葉柄をもった根生葉がついている。


セリバオウレンも満開。
雌雄異株で、これは子房が見えるので雌花(両性花)
雄花もあった。セリバオウレンは年中葉を付けている。


ヤマアイも満開 雌雄異株だが、雄花ばかりのようで雌花は見えない。


ノシラン 青紫の種子がきれい。
扁平な茎にたくさん種子が付いて重そう。
種子はまん丸ではないので弾み玉としては使えない。

 
オオアリドオシ 果実付き             トゲは短い

 
場所は違うがアリドオシもあり、違いがよく分かる。 (トゲは長い)


オニシバリ 夏には落葉するため ナツボウズ ともいう。


フキノトウが顔をだしていた。寒くても春なんだなあ。

「これは何?」植え込み桝の際にあった植物を尋ねられた。


ああ、これはアレや・アレアレ・・アレが出てこない。
別のメンバーがスマホで検索「コゴメイヌノフグリ」
当たり。それそれ。今日は曇っていて花がしぼんでいる。


2017年3月30日、コゴメイヌノフグリを初めて見つけたのもここ。(違う場所)
今日はお天気がよく花がしっかり開いていた。

どこからか入り込んだ帰化植物だ。7年ぶりに見た。

昼食後、温室に逃げ込んだ。

ツバキカズラ・オオベニゴウカン・ムクナ・フウリンブッソウゲ・ウナズキヒメフヨウなどの花
有用植物など。


ビカクシダ


別の場所のビカクシダの葉裏でソーラスがよくわかった。

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2月12日 村屋神社 ミコアイサ・マルト醬油 瓦・浄福寺 

2024年02月12日 | Weblog

先日ミコアイサを見た池へ妹を誘った。

去年ヒレンジャクを見たところに立ち寄ったが、いなかった。

初瀬川(大和川)そばの「しきのみち はせがわ展望公園」に駐車


角地にあった「地蔵神社」の表記があったと思うが・・。
これは地蔵っぽくない。
坊主頭ではない。剣?のような棒状のものを持つ。2本の足が見えている。


社務所の前を通る。獅子の鬼瓦 左は牡丹?


村屋神社(村屋坐弥冨都比売神社(むらやにいますみふつひめじんじゃ))
祭神は、美穂津姫命(みほつひめのみこと)と 大物主命 
お二人は夫婦神

「三輪さん(大神神社)だけでは片詣り」と言われ、大物主命を祀る大神神社と、美穂津姫命を祀る村屋神社の両方お参りするとよりご利益があると言われる。


イチイガシの巨樹が茂る村屋神社の森は奈良県の天然記念物に指定されている。


一の鳥居のそばに、ヤドリギがたくさん付いた木があった。
・・ヒレンジャクはいません・・


道標 (右 かうや道 左 ミわ はせ道)
村屋神社は中ツ道沿いにある。


小学校の近くの人工の溜池。四角い池が2つつながっている。
初めて来たが、堤防に上るとたくさん水鳥がいた。
マガモ・カルガモ・ヒドリガモ・ハシビロガモ・カワウ・アオサギ・ダイサギ。
それにミコアイサも2つの池に6.7羽ぐらい?いた。
小さい池なので近くでよく見えた。

今日の目的はここからしばらく歩いた「大安寺池のミコアイサ」だった・・
前にミコアイサをたくさん見れたのだが、今日はここで十分見れたし、風も冷たかったので、ここで水鳥の観察は終了。


岐多志太神社(キタシタジンジャ)の森

 
岐多志太神社(キタシタジンジャ)でお弁当。
「岐多志太」とは、キタ氏の田という意味で、キタ即ち鉄を鍛える鉄工の神を祭ってあるらしい。

この後、気になっていた「マルト醤油」を見に行く。
1689年創業したマルト醤油醸造所は奈良最古の醤油の蔵元だそうだ。
蔵をリノベーションした宿泊施設やレストランがあるらしい。



ここが玄関入口のよう。 ちょっと覗きにくい雰囲気。

たくさんの建物が連なって取り囲んでいる。

屋根の鬼瓦だけでも見ごたえあり。
鬼瓦を探訪する。

 
寿老人? 鹿を従えている。 俵に乗った大黒様

 
龍と毘沙門天?       鯛を抱えた恵比須様

 
龍?(体が短いが)足元に「十種の神寶」の文字が見える。
                                       右)上は? 下に 能面?

家紋は柏紋か?

素晴らしい鬼瓦の数々・・
中の建物を見てみたいが、機会はあるだろうか・・


伊与戸会所(村惣堂) ソテツ 雌株
普通隔年に花や実が付くという。
①は今年の実(まだ未熟)②一昨年(2年前)の実 
③4年前の実もまだわかるぐらいに残っていた。
①の下には緑の葉 ②と③の間にも枯れた葉が残る。

初瀬川の東に見えたお寺へ。


四角の屋根の上に6角屋根が乗った変わった屋根。
上に露盤と宝珠が乗る。

東源山 浄福寺 融通念仏宗のお寺。
創建は室町時代と伝わる。建物は安政6年頃の再建とか。

 
    鬼瓦の側面に瓦師の名前  左のを拡大。何と読む? [源の字はわかる]


慶応二年五月 ????(上の写真と同じ)「源」の字はわかる。

十市郡俵本 瓦師善四郎 と読める。

境内で瓦を見上げていたら、お掃除しておられたご住職が本堂へあげてくださった。


どうぞ写真を撮ってくださいと言ってくださる。
本尊は阿弥陀如来 両脇に勢至菩薩と観音菩薩を従えた阿弥陀三尊

本尊の木造阿弥陀如来は来迎印を結んだ座像。
坐像の来迎彫像は珍しいらしい。
向かって右)観音菩薩は左膝を立て、すぐにも動き出しそうな前傾姿勢。
向かって左)勢至菩薩は両膝を揃えた跪坐の姿勢で胸の前で合掌
左右の脇侍の形式が違うのは珍しいそう。

仏像の事はあまりわからない。


横から。阿弥陀三尊 奥の観音菩薩が前傾しているのがわかる。


お堂の中の木の彫刻


境内のクロガネモチの古木

変わった屋根の形、銘の入った鬼瓦、本堂の阿弥陀三尊
お話も聞けてゆっくり見せていただいた。

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2月11日 笛吹神社 偶然にも・・お田植祭

2024年02月11日 | Weblog

午後、ちょっと歩きに行かへん? と息子。
朝からパソコンに向かっていた私。
う~~ん。今日はやめとこうかな・・と言いかけたが・・
ちょっとぐらいならいいか。「じゃあ短時間で」
「広陵の方でもいいか?」 「どこでもいいよ」
「御所の方へ行こか」「いいよどこでも」
いつも通りのいい加減さで出発。
笛吹神社の駐車場に車止めてそこからその辺歩くことに。

笛吹神社近くには路上駐車の列。駐車場もいっぱい。
1人2人と神社に入っていく人。 何かあるのかな?

鳥居の前にいた村人に尋ねると、今日はお田植祭の日とのこと。
もうすぐ始まります。見ていってくださいと言ってくださった。

笛吹神社 
正式名は「式内社 葛木坐火雷神社(かつらぎにいますほのいかづちじんじゃ)」
主祭神は、火雷大神(火の神)と天香久命(音の神)


「笛吹神社のイチイガシ」は奈良県天然記念物になっているそうだ。


階段を上る。


広場からさらに階段を上ると拝殿。


拝殿の中では祭礼が行われているらしい。

奥には古墳もあるらしいが今日は行かず。


境内にあったオオアリドオシ 実は付いていなかった。


拝殿下の広場にしつらえられた斎田
4方に竹を立て、しめ縄を張り巡らせ、美しく箒目が付けられた砂が敷いてある。


祭礼が終わった拝殿から白装束の氏子さんに曳かれた牛さんが降りてきた。
牛さんの中には2人の氏子さんが入っているよう。
斎田の外を1周して、牛曳きさんとともに椅子に座ってスタンバイ。


祭壇前での祭礼後、神職さんにより参拝客にお祓いがあった。


その後、4隅に、紙吹雪のようなものを撒かれた。
「切り幣(ぬさ)」というらしい。これもお祓い。


4隅を鋤(スキ)を入れる仕草。


いよいよ牛さんの出番
後ろに取り付けた「唐鋤(カラスキ)」で斎田を1周し田起こし。


次は「馬鍬(マンガ)」で斎田を1周し田起こし。
カラスキ マンガ・・昔聞いたことがある農具の名前


鍬(クワ)で耕す仕草。


田の準備が整ったところで、田植が始まる。
稲苗に見立てた杉束を撒き、田植完了。
松の束を撒く所は見たことがあるが、杉を使うのは初めて見た。


撒かれた杉の束は参拝者がいただいて帰る。

そして、いよいよ御供(ごく)撒き。


拝殿のある高い石垣の上から、下の斎田にお餅が撒かれる。
もち米は氏子さんからの奉納されたものだそうだ。

しばし、戦場・・・。
オタオタしていたが、なんとかそれなりに拾えた。
大きいお餅だ。ありがたくいただいて帰る。

危険な御供撒きの場をためらう人には、別に手渡しされるという優しい気配り。

偶然にお田植祭に参加。これだけで充分な気持ちだったが、少しは歩こう。

周辺のお寺や神社を数か所歩いてひと回り。


ここは葛城山の麓。場所によって、ロープウェイの架線が光って見えた。


場所を変えて望遠で撮ると、ロープウェイの山上駅もわかった。

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2月10日 万葉の森 コース下見 マンサク・イラガ前蛹

2024年02月10日 | Weblog

夏に万葉の森周辺の観察会を担当する。
大福駅~万葉の森~耳成駅
全コース歩いたことがなかったので、歩いてみた。

この季節に見られたものをいくつか。


クワの冬芽 芽鱗は4.5枚あった。
葉痕と托葉痕も見える。


サクラの木にイラガの繭がたくさん付いていた。
殻は硬い。持っていたハサミで殻をつついて割る。


イラガの前蛹が出てきた。 黒い毛の束のようなものがある。
幼虫は毒毛を持ち、刺されると激痛や炎症を起こすという。
刺された経験はない。
繭や前蛹はどうだろうか?ネットでは「刺すのは幼虫だけ」と書いてあるものが多いが、痛いのは嫌なので、触らない。
これは「玉虫」と言って、タナゴ釣りの餌として使われるそうだ。


妙法寺(御厨子観音)の前 磐余池推定地
大津皇子の辞世の歌碑が建っている。

万葉の森
花も少なくひっそりとしている。


唯一の花 マンサク リボンのような花弁


巻き込まれたリボンが1つ1つほどけていくのが可愛い。


オオデマリ 花のない今の時期、短枝がよく目立つ。


クチナシの色づいた果実が残る。
栗きんとんを作る時、お世話になる。

突き当りまで行って引き返し、古池から帰路に。


カンサイタンポポ 

耳成駅まで歩いた。

本番は暑い夏でもあり、日陰のない道を往復歩くのも大変なので、コースを短くしてゆっくり観察することにして、帰路はバスを利用することにしよう。

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