いよいよ本番。幸いにも暖かいいいお天気。
平城京跡のだだっ広い所でピューピュー北風が吹いたらどうなることかと思った。
応募した親子が集まった。3班に分けて生き物調査
私はB班の担当になった。小学1年2年の子供と親、他
調査範囲は下見のしていない所があたってぶっつけ本番だ。
下見したところはリストアップしたんだけど・・
B班の調査範囲は通路沿いの樹木と湿地の所も少しあるらしい。
子供達は網や虫籠・虫眼鏡・図鑑など準備してきている。
昆虫大好きな子供達は初めから虫モード。
虫には詳しくて、いくつか飼育したこともある子もいた。
虫ばかりに走りそうな子供を引きつけ呼び寄せしながら木や草も観察。
種名を記録してくれるのは副隊長の大学院生のお兄ちゃん。写真で記録してくれる人と3人で担当している。
どんぐりの木だけでも何種類もあるし、違いなど見てもらったり、木についている虫を見たりしているともうお昼近く。「まだ弁当と違うの~」「これを観察したらお昼にしようね」
でも、虫眼鏡を覗かせたらいろいろ発見してどんどん言ってくれる。
子供達いい観察眼してるなと思った。
コナラの幹で見つけたもの。 小さな穴から抜け殻が覗いていた。それが「ここにもある」「ここにも」とたくさん付いていた。
子供が引っ張り出してみると抜け殻だった。 戻って昆虫の先生に尋ねることにした。
後でお聞きすると、スカシバガのサナギ(ぬけがら)らしいと判明。私も初めて見るものだ。
チョウセンカマキリの卵嚢や幹の隙間に潜んだヨコヅナサシガメなど昆虫も観察。
お昼、弁当の時間の後の自由時間にはさっそく横の水路でザリガニ取り。
黒いからニホンザリガニかとワイワイ言っている。
北海道にしかいないのは分かっているが、あまり夢を壊しても行けないので「後で聞いてみようね」
午後からは湿地を少し回り、全員が集合する。
班ごとの発表も「私やる」1年生の女の子が手を上げてくれ、ムクノキのことをみんなの前で発表してくれた。こんな小さい時に私にはこんな積極性はなかったなあ。えらいな~。
他の班もしっかりと発表された。その後まとめをして解散。
植物名や昆虫名の記録もとのことで、難しかったが、いい経験になった。
最初の予定より早く終わったので、夜の「岩崎ひろみ&宗次郎」のコンサートにも「リュックで駆けつける」ことは免れた。
よかったなあ。透き通るような歌声、やさしいオカリナの音、2日続きのイベントも終えて、心癒された。