ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ちび庭夏バテ中。

2005年08月12日 | 京都
かわいそうにちび庭。主がお盆の関係でここんとこ休みが少ない為、ちっとも手入れできず。あれよあれよと言う間に植物の元気がなくなっています。かろうじて寒冷紗を張ったと思っていたけれど、なんと先一昨日ぐらいに支柱が3本ともぽっきり。一緒にきゅうりも危うくなってます。その半分倒れた上を、のんきに朝顔だけが順序よくつるを伸ばしている。加賀太胡瓜、ついに雄花onlyで終わろうとしている。葉っぱはもうすっかり黄色がちになってしまいました。肥料はちゃんとやってるんだけど、なぜ?くっすんこ。

ちなみに、ちびスイカはちゃんと1個だけなりました。で、連れが毎日写真にとっていたのですが、ある日鉢がカラカラに乾いていたので慌てて水をやったところ、夜にふと見るとパッカリと割れていたのでした!おお!と、ちょうど「スイカいらんか?」と電話がかかってきたにわか農民歴ウン年の父から「スイカは根元から離して水やらんとアカンネン。スイカは難しいネンデ。」と得意げなコメントをいただいたのでした。

それでも、ぽつぽつと花を咲かせようとする植物は偉い!植え替えそびれているキキョウ(Platycodon grandiflorum)は、それでもひとまわり小さくなった花を咲かせている。深い紅色のニチニチソウ(Catharanthus roseus)、ひらひらと細く裂けた花びらが幽霊のような(?)イセナデシコ(Dianthus ×isensis)、いつの間にか、バラ‘アプリコット ネクター’まで、小振りながら花を咲かせている。ごめんよお。ちゃんと花がらをとってあげたいんだけど。コリウスの植替えもしたいし、せっかくサツマイモの苗も買ってあるんだけどなあ。

さて、京都のお盆花。もう、昨日の園芸店の作業場はしっちゃかめっちゃか。やっぱり、おもしろいですねえ。私は家にそもそも仏壇がないので、お盆はお墓参りに行くくらいで、実家のしきたりもどんなだかよく知りません。どれも初めてみるものばかり。まず、仏花。まん中に1列に(ここがポイント)竹串に挿したホオズキ、蓮の蕾、そして…いけない、なんだっけ。小ギクとヒサカキだったかな?マキも入っていました。それをきれいに三角形になるようにまとめて、下をきゅっと緑色の紐でくくります。それから蓮の葉。大きいのは果物などのお供えのお皿に、小さいのは水に浮かべるのだそうです。他にも、マキ(コウヤマキ)の束、水に浮かべる為のマキの小枝(「みずぐけ」という)、シキミの束、松。そして、「おはし」のかわりにする「オガラ(麻がら)」。ちゃんとしたお家だと、箸で御先祖をお迎えする為の13段の階段を作る、と言うのですが、いったいどんなものなんでしょう???

これらの物を9日当たりから13日にかけて、お得意さまに持っていくのです。お家によって数もお祭りの仕方もバラバラ。それぞれのお宅のお坊さんが来る日に間に合うようにお届けです。あまり早いと、花が傷んでしまうので、なるべく直前にと言われるので大変。そして、16日の朝には「替え花」といって普通の仏花を届けに行く。この一連の行事の締めが「五山の送り火」ってことなんでしょうかね。はて、家の実家のほうではどんなだったっけ???たしか、岐阜の母の実家では、お墓に提灯をさげてたよなあ。大阪では蓮の造花を飾るらしい。そう言えば、滋賀のほうでは灯籠を飾ってた気がする…。さて、みなさんのおうちはどうですか?

☆今日のちび庭気温:24~34℃ 蒸し暑かったですねえ~!今日の造園やしごとは、雨がふりそでふらなそで、水やりしにくいったら。ホースで水を撒きだした途端雨。で、とめると止む。ちょっとちょっとお~、どっちかはっきりしてよお~、と思わず恨めしげに空を睨んでしまったのでした。結局大して降らなかったのよね。やば。(;^^)))))