ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

土の力2

2005年08月24日 | 栽培
さて、昨日今日と、大阪で「グリーンアドバイザー」資格取得の講習&試験を受けてきました。60分で80問というのでかなり焦りましたが、テキスト持ち込み可だし、まあまあできてるんじゃないか?という感じ(ってことは、会場のみんなもできてるってことよね。やばいか?)

嬉しかったのは、サブテキストとして「日本花名鑑」第3巻が配られたこと。わーい、やったあ!新刊はいいねえ。うんうん。事前に配付されるテキストも、なかなかどうして、しっかりしています。300ページのが2冊も!つかえるなあ、こりゃ。ほとんど学校で既に学んだことでしたが、植物に関する様々な現象の単なる羅列にとどまらず、実践向けにわかりやすくさらに突っ込んだ解説がしてあって、頭の整理にとてもよいです。資料もかなり実用的。おお、これはそういうことだったのかあ~、と納得。時間がなかったので試験はほとんどぶっつけ本番でしたが、もっかいちゃんと読んどこう、と思わせるテキストでした。試験料高いけど、許してやるか。

先生方の講習もなかなか勉強になりました。久々にまる2日間机に釘付けは、さすがに眠かったですが…。でも、やっぱり、土ですね土。どうやらそうらしい、とは思ってたんですが、本当に関西の土って有機質がないんだあ、ということをはっきりと学びました。藤沢ではほとんど話題に登らなかった「真砂土(まさつち)」が関西の土の基本であるように、こちらにはほんっとに腐植分いっぱいの「黒土(黒ぼく土)」って存在しないんですねえ(そりゃ、関東ローム層じゃないってのは分かってるけど)。

この真砂土って、ほんっとに砂なんだわ。&単粒の細かい黄土色の粘土。花崗岩の細かくなったものです。てっきり、化粧砂として敷いてあるんだと思ってたけど、オリジナル土壌だったのね。先日花壇にそのまま入れてたから、「え、それじゃ全然花育たないよ?」とすごくいぶかしんでいたんだけれど、こちらの人としては、身の回りの土を入れているだけだったんですね。植えるときは花苗の植え穴の周りにバーク堆肥をまぜ混んで植える。そして、同じくバーク堆肥でマルチ。それを繰返していくうちにだんだん植物用の土壌がつくられていく、ということのようです。

さらに、関西では気温と湿度が高い為、まあ、いっか、なんて未熟な腐葉土なんか使うと、いっぺんに根ぐされでアウトらしい。鉢底石として赤玉を使うのも水分を含み過ぎるのでよくないそうです。関東の土では過湿になってしまうそう。はあ~。ところ変われば、いろいろ違うものですね。それで藤沢から持ってきたちび庭の鉢も調子が悪いのかなあ。去年はご機嫌だったアイビーゼラニウムが今年はぐったりなのよね。

いいことも聞きました。野菜ができない~。と思っていたちび庭。問題は、土の広さではなく、深さなのだそうです。せまいプランター栽培でも広さ的には問題ないそう。よし、最近出てきた野菜専用の深鉢で再トライするべし!!!

ほかにもいろいろ、!なことを聞いて、も、がぜんやる気になってきましたね。土を制するものは緑を制す。早くお休みこないかなあ~!

☆今日のちび庭気温 22~30℃ ちょっと気温が落ち着いたかな?動きの少なかった玄関のギボウシちゃんが新芽を出し始めたので嬉しい。(^▽^)