梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

砂上の楼閣

2010-12-29 11:11:15 | 雑記
タレント同士で浮気騒動が出ていた、そして昨日60代の女性が長年連れ添ったと思われる夫に火を点けて殺害したと言う事件が報道された、私はゴシップには興味は無い、しかし一連の報道とこの殺人事件を見て夫婦という者、或いは夫婦と言う事を考えさせられた、夫婦間がすっかり醒めて仕舞い家庭が安らぐ場所で無くなったと言う夫婦も多いだろうとは思う、しかし離婚する事には踏み切れないで形だけの夫婦を続けている、其れは家庭・夫婦関係は意味を成さない、お互いに苦しむだけだろうとは思う、確かに子供が有れば躊躇する部分も有るが冷え切った夫婦間で育つ子供にどう言う影響があるか、分かれた時の影響とどちらが大きいのか。確かに理想の伴侶と思われる相手は結婚した後で現れる可能性も充分有る、先年評判になった失楽園がその様な話しだった、しかし既に何年かの家庭生活を過ごしていれば自分だけの問題では片付かない部分が多い、それでも仮面を被ってるれ沿い続けると言うのは正に砂上の楼閣を対外的に繕っているだけに成る、60代の女性の事件はこの城が崩れてしまったのだろう、社会的に破滅する事を承知の上であの様な事件を犯すと言うのは「何故その前に離婚しなかったのか」と言う悔いが残る、
友人の娘さんで子供が2人居て離婚した女性が居る、子供は2歳弱と6歳、有る日突然実家に戻ったが其処には殆ど居ないで会社の同僚の男性の家に子供を連れて泊り込んでしまった、親には流石に「女友達の家に」と言っていたが6歳の子供にはずっと嘘を言わせていたらしい。その間夫は一度も迎えにも来なかった様だがそのまま離婚しその同僚と再婚した、しかし上の子は友人に「僕、パパが好きなんだよ」と言っていたという、「あのまま続けても何れは破綻しただろうが、親としてどうしても割り切れない」と友人は話していた、批判を恐れず言わせて貰えば1度の離婚は諸々の事情が有るとは思うし続けても返って悪結果に成るだろうから正しい判断かもしれない、しかし何度も離婚を繰返すのは本人にも原因が有るのではと思う、夫婦と言う単位、家庭と言う単位を維持するのは不満を我慢すると言う意識では不満は蓄積し取り返しのつかない事になりかねない、生まれも育ちも違う男女が暮すと言うのはそれなりに苦労は有る、ヨーロッパの格言に「結婚するまでは両目をしかり開けて、結婚したら片目は閉じるが良い」と言うのが有る、まあ大抵その逆だけどな