梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ジェンカ

2010-12-17 09:46:15 | 雑記
東京から千葉に向かうと市川の駅の北側に江戸川に面した小高い公園がある、国府台と言う城跡で此処は薔薇の古城と言うしゃれた名前と真間の手児奈姫伝説がある、この公園は桜も有名で又男子寮と女子寮合同で花見をする事になった、会社の寮は3年か4年で退去しないとならないので住んでいるのは全員未成年だ、花見で宴会と言う事も出来ない、何しろ全国的に名の知れた会社だからこう言う企画をすると必ず組合からお目付け役が付いて来る。花見弁当とお茶では面白くないだろうと組合から行事に使う放送装置と発電機を持ち出してフォークダンスをする事にしたのだったが始めると周り酔客も面白がってどんどん入ってくる、特に途中からは当時流行っていた坂本九のレッツキッスと言うジェンカを流し始めたのだがフォークダンスは知らなくても毎日テレビで流れるこの曲の調子の良さでどんどん輪が大きくなって来た、仕舞いには2重の輪になって止らなく来た、内心(してやったり)と言う気持ちで曲を流していたが今度はやめるきっかけが掴めなくなってしまい昼前から行ったのだが結局夕方暗く成るまで放送係をやる羽目になった、どうやって切り上げたか憶えていないのだが暗くなってお目付け役と幹事役だった何人かで片付けて会社まで運んだのだが楽しい思い出だ、今では花見でフォークダンスなぞやったら冷笑を浴びそうだけど殆どが集団就職組みで未だ々健全な若者が多く居た時代だった、未だ日本は希望に満ちていたのかもしれない。